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作者:あまん。/作品情報/Nコード:N5323KS
連載中 (全1エピソード) |
遠くで、電車の音がした。
でもこの町には、線路なんて、ないはずだった。
「ねえ、気づいてる…でしょ?」
放課後の教室に現れた転校生は、そう言って笑った。
「この世界、可笑しいってさ。」
その言葉が落ちた瞬間、
僕のノートにあった、"ミズキ"という名前が、
にじんで見えなくなった。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: シリアス 女主人公 学園 現代 非日常 そらまん 最終更新日:2025/07/07 18:08 読了時間:約7分(3,163文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:かれら/作品情報/Nコード:N3446KF
短編 |
電車は、まだ来ない。
旅人は、日本海を望む小さな駅の待合室で時間を持て余していた。
壁際の古びた本棚に、背表紙の擦れた一冊の詩集がある。
なにか特別な気がして、旅人はそれを手に取った。
ページを開いた瞬間、一枚の手紙がふわりとこぼれ落ちる。
和紙のような紙は黄ばみ、折り目は薄く裂けかけていた。
ところどころインクが掠れ、いくつもの言葉が黒く塗りつぶされている。
手紙は、どこか遠くへ旅立ってしまった愛する人へ宛てたものだった。
満州の風景を感じさせる遠回しな言葉。
珈琲の香り、夕暮れの街角、秋の風の記憶。
そして最後の一文——それは滲んで読めなかった。
旅人は静かに手紙を戻し、ふと詩集の頁をめくる。
そこには、一篇の詩が書かれていた。
「たとえ遠くても、君の影はこの頁にいる。」
旅人は、詩集をそっと本棚に戻す。
夜の海は暗く、波は静かだった。
遠くで、電車の音が微かに響いた——。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 書簡体小説 海 別れ 手紙 想い 最終更新日:2025/03/15 16:14 読了時間:約6分(2,515文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 14 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:秋暁秋季/作品情報/Nコード:N4673KC
短編 |
この歳まで生きてきても受け入れられ無いものが存在する。
其れが幼子と老人の肉声だった。
聞けば聞くほど気が動転して、何も考えられなくなる。
すぐにでもかき消してしまいたい。
私が分かってるよ。頭おかしいって。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
周りが私に憎悪をぶつける度に、
『んな事、私が一番わかってるよ。私が普通じゃないって』
『何度と言わせるなよ』
と薄ぼんやり思ってます。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: なんでも許せる方向け 人の声 幼子、老人 駅のホーム 集中出来ない 拒絶反応 電車の音 摩擦音 聴覚過敏 人間嫌い おかしいんだ 棚に上げる 苦しくて仕方がない 最終更新日:2025/02/16 14:33 読了時間:約2分(871文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:平木明日香/作品情報/Nコード:N6512JB
連載中 (全1エピソード) |
2020年、3月。
この日、東京が消失した。
原因は未だわかっておらず、世界は混乱に包まれたままだった。
東京に住んでいたものたちは消息を絶ち、消失した都市部を中心に、何十キロにも及ぶ巨大な“クレーター”が出現していた。
消失したエリアに侵入することは、現在の科学では不可能だった。
そこは事象の境界面と言われ、異常な重力が働いている未知の領域だと、学会により発表されていた。
人々は、そこにあったものは全て、跡形もなく消えてしまったものだと思っていた。
そこに住んでいた人たちはもちろん、東京という街そのものが、完全に消失してしまったのだと。
東京都豊島区巣鴨一丁目のアパートに暮らしていた男子高校生、灰原ハジメは、世界から東京が消失してしまったことに気づいてはいなかった。
消失したはずの都市部では、人々は普段と変わらない生活を送っていた。
何も変わってはいなかった。
グラウンドに寝そべる午後の木陰も、街を行き交う電車の音も。
——空から、「月」が消えていることを除いては。
子供の頃、隣の家に住んでいた幼馴染が、なんの連絡もなく突然彼のアパートを訪れる。
幼馴染の名前は、伊藤詩織といった。
彼女とは長い間会っていなかった。
…会えるはずもなかった。
なぜなら彼女は、小学生の時に行方不明になっていたからだ。
もうすでに8年もの時が流れていた。
この世界にはもういない。
とっくに死んでいるんじゃないか?と、周りの人たちは囁いていた。
「私とキスしてくれる?」
唐突なその言葉に、彼の頭は凍りつく。
…お前、誰だ?
顔も声も、目の色も、あの“詩織”で間違いなかった。
ただ、何かが違っていた。
突然押し倒され、無理やり唇を奪われる最中、彼は彼女の胸から、心臓の音が消えていることに気づく。
これは、世界の終わりと始まりを紡ぐ、失われた記憶の中にある物語。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 青春 恋愛 友情 冒険 日常 ファンタジー バトル 悲恋 終末世界 ノスタルジー 最終更新日:2024/05/25 11:47 読了時間:約1分(225文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:倉沢トモエ/作品情報/Nコード:N3712HZ
完結済 (全70エピソード) |
昭和十年。奥羽地方仙台。電車の音が聞こえたら、キラキラカチカチ、誰かの思い出のメダル。
『風琴ねずみと夜の電車(二)』へ続きます。
☆カクヨムでも公開しています(完結済)。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 昭和 伝奇 仙台 電車 楽士 ダンスホール 女給 奇術 最終更新日:2023/03/11 00:00 読了時間:約111分(55,295文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 14 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:くらいいんぐ/作品情報/Nコード:N5987GY
完結済 (全11エピソード) |
少し未来の話・・・都内のあるアパートの一室にて。
「・・・あぁ、母ちゃんか・・・」
部屋の中は明かりもついておらず、開けっ放しのカーテンの向こうでは、暗闇の中走る電車の音がカタンカタンと鳴り、逃げていくように消えていく。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 日常 青春 くらいいんぐ ポイント 最終更新日:2021/05/08 16:23 読了時間:約23分(11,498文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:四季/作品情報/Nコード:N1347GJ
完結済 (全9エピソード) |
深夜の駅、普通の…………普通の駅だ。
始まりはどこからか分からない。
話せない女性 。 フードの男 。 謎の常連客。 双子の姉妹。
■■の駅
私は何処に行こうと■■電車に乗ったのだろう。
電車の音が聴こえる。
*深夜一人で読むのはお勧めしません。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり 怪談 夏のホラー2020 童歌 黄泉 電車 駅 心霊 最終更新日:2020/07/25 09:01 読了時間:約19分(9,468文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 6 pt |
作者:蜜柑 猫/作品情報/Nコード:N9935GC
短編 |
海の色は何色ですか? 空の色は何色ですか? 雲の色は何色ですか?
校庭の部活動の生徒たちの声が響く、炎天下の中で、電車の音が鳴り響く
夏休みの音と色はどれほど、水彩に合うものなのでしょうか。
そんな夏の匂いを詰め込みました
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 最終更新日:2020/03/31 22:46 読了時間:約2分(748文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:西澤 瑠梨/作品情報/Nコード:N2724FD
短編 |
2時間に1回電車の音が僕らの住む小さな街に響く。坂の上のアトリエで陽だまりのような時間を過ごす、絵描きの彼女と、僕のおはなし。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 日常 ほっこり アトリエ 陽だまり 恋愛 ほのぼの ゆったり 最終更新日:2018/11/19 14:21 読了時間:約5分(2,139文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:HAYATO/作品情報/Nコード:N1083FC
短編 |
西暦1999年から2000年に変わる頃
仕事漬けの毎日
生きているのか?死んでいるのか?
そんな日々に少しの癒しをくれた 子猫のお話である。
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 日常 私小説 動物 子猫 最終更新日:2018/10/28 19:39 読了時間:約4分(1,652文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 6 pt |
作者:小松八千代/作品情報/Nコード:N5719EH
短編 |
ユーチューブのチャンネルは前から登録していたのだが、なかなかビデオチャンスがない。
そこで、ムービーで写真を並べて動画を作ってみることにした。電車の音を録音したり、ナレーションを入れて、なんとか動きを出してみた。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 動画 写真 ユーチューブ 最終更新日:2017/10/06 19:00 読了時間:約2分(990文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:空色/作品情報/Nコード:N1613ED
連載中 (全5エピソード) |
趣味で小説を書いているぼくはいつも自分の部屋で小説を書いていた。そんなある日、気分転換に外で作業をしようと思い都会の
静かな場所を探しに家の周りを散歩していた。そんな時、電車が通る橋の下にある小さな公園を見つける。そこは電車の音や道路の音で
うるさい周りとは裏腹になぜかそこはとても静かで心地よいかぜがなびきとても静かな不思議な雰囲気のある場所だった。
そこには水色のワンピースを着た笑顔のきれいな女の子が公園にいて・・・
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 年の差 日常 私小説 都会 何かを思い出す作品 空色 理想の世界 最終更新日:2017/08/14 16:04 読了時間:約27分(13,083文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 4 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:南港/作品情報/Nコード:N4137DG
短編 |
短編小説です。
意味深な終わり方にしています。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 日常 ホラー シリアス 最終更新日:2016/04/20 21:53 読了時間:約3分(1,083文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 7 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 7 pt |
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