ジェイドには、幼い頃から国が絡んだ婚約者がいる。隣国の筆頭魔術師の嫡男で、高価なプレゼントはどしどし寄越すくせに、どういう訳だか一度たりとも逢いには来ない婚約者が。何が良くて自分が望まれたのかも判らないジェイドにとっては、何の想いも抱きようがない相手だ。だから顔も知ろうとしないまま、淡々と嫁ぐ日までを遣り過ごしていたのだが、よりによって結婚を目前に控えて、ジェイドは恋をしてしまった。魔術学院で出来た親友、スティーヴンに。しかも、ひょんなことからスティーヴンがジェイドにとって奇跡的な、ある意味、運命的な相手だと判ってしまう。その上どうやらスティーヴンも満更でもなさそうで……ってそれは全部がダメである。何故ならスティーヴンにも婚約者がいるのだから。 自分の馬鹿さ加減に泣きたくなりつつ、見たことも無かろうといけ好かなかろうと定められた婚約者を裏切ってはいけないとジェイドは自らを戒め、嫁ぐ覚悟を新たにしたのだが……。

婚約中で同棲している彼の様子がおかしい事に気づいた私。

休日にキノコ狩りに来た馬鹿ップルは突然の雷雨に見舞われる。 そんな日でもイチャイチャ全開で乗り切るのだ！！ 一万字こえそうなので、筆者のタイプスピードを鑑み、中編として投稿します。 「植物学研究科の美少女は皇太子殿下と親密な様子」番外編 本作の無断転載・加工は固く禁じております。 Reproduction is prohibited. 禁止私自轉載、加工 복제 금지. ※糖度が高いので、苦手な方はご注意下さい

　大魔公(デューク)の令嬢である淫魔イライザは悪魔族の王である魔王様と婚約していた。イライザと魔王は昔から仲が良く、順風満帆な馬鹿ップルだったのだ。しかしながら、婚約で定められた年がやってくると、一通の便せんがイライザの元に届けられる。それは、婚約破棄の書状だった。 　それに納得できなかったイライザは、魔王の元へと直談判しに向かうのであった。

正妃となった輝や将獅子のオメガの日のお話です。 愛息子も登場します。 （まだ産んだお話は出してません；すみません；） 相変わらずの二人です。

治癒の力を使えたことにより、『春の聖女』と言われたナタリー。しかし、治癒の力を使えば早死にすると判明し使うことを禁じられてしまう。そのため、治癒の力という証明が出来ず偽物認定されてしまった。悪意に晒されたまま過ごすのかと思われた学生時代。お互い一目惚れしあった、恋人ができて少しは幸せとなる。偽物と言われたからには、そんなにうまくいくはずもなく。卒業パーティーの日に、王子から訳の分からぬ婚約破棄発言をされてしまった！「お前みたいな偽物より、本物の聖女と婚約する！」 その時の彼女に残された選択肢は二つ。本物だと証明するか、偽物だと認めるか。 しかし、ナタリーは第三の選択肢を選んだ。 「こんな国、滅んでもいいと思いませんか？ダーリン」 「賛成だよ。マイハニー」

　某新聞部の某五人組が、某少年宅前で別れの挨拶をしています。

日曜日というのは、潰すのに厄介なほど手間である。恋人も風邪で寝ている。精神的に向上心のない馬鹿であるから勉学に励むこともない。で、あるから、庭をぼんやりと見つめながら、日曜日の午後を過ごしているのだ。なんとも愉快なひととき、竹内まりやでも聴きたい気分だ。