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作者:静 霧一/作品情報/Nコード:N8447GJ
完結済 (全4エピソード) |
「"サトウタカヒロ"という名前だけはわかっている」
週刊黎明の記者である仁科 美沙は、ある日懇意にしている刑事の村井に呼び出され、喫茶店で落ち合った。
村井から呼び出された理由は新しいネタを持ってきたということであったが、そのネタというのがまったくもって不可解な事件の内容であった。
2020年7月18日に起きた東武動物公園駅でのホームで身元不明の遺体が発見されたという事件の調査依頼であったが、美沙はその話に最初はなんら不可解な点を見出すことはできなかった。
村井はその身元不明の遺体の死亡状況、検死、身辺調査の情報を美沙へと話し始めると、それら全てが噛み合わないことに興味がわき始め、そのネタの調査に身を乗り出した。
美沙は監察医、駅員と取材に回っていくうちに、身元不明の遺体である"サトウタカヒロ"の真実を知っている者たちが何かを隠蔽しているということに気づき、不信感を覚え始める。
さらに調べを進めていくうちに、美沙のほかに過去に"サトウタカヒロ"について雑誌の記事を書いた人物がいたことを知った。
その雑誌は「国立国会図書館」に蔵書として保管されており、その雑誌にたどり着いた美沙がその中身を読み始めると、そこには予想をしていなかった真実が書き込まれていた―――
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 ミステリー 怪談 夏のホラー2020 静 霧一 駅怖 最終更新日:2020/07/25 00:54 読了時間:約30分(14,735文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 22 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 22 pt |
作者:静 霧一/作品情報/Nコード:N3191GJ
完結済 (全4エピソード) |
俺の朝は運悪く、電車の遅延から始まった。
人身事故による遅延により、大事な会議に遅れ、俺のせいでもないのに上司に怒られ、そのあとも散々な目にあった俺は、友人と酒を飲んだ末に泥酔してしまい、埼京線のホームで寝てしまっていた。
目を覚ますと時計は2時30分を指している。
『本日のロスタイムは九十分デス。皆さマ、弔いの時間ヲ開始してくだサイ。』
駅のホームに聞いたこともないような、アナウンスが流れ始め、電光掲示板には文字化けした謎の文字が表示されていた。
ただ唯一、「椎名カオリ」という文字だけははっきりと分かった。
壁のホームへと来るはずのない電車が突入し、その直前に俺の前に少女が立ち、その電車に向かって飛び降り自殺を図る。
俺は思わず叫んだが、気づけば電車が突入する前の時間に何度も戻り、ついに飛び降りようとする彼女を助ける。
すると、アナウンスが切り替わり、先ほどとは違う別の電車がホームへと突入する。
そしてその中から降りてきたものは、得体も知れない怪物であった―――。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 怪談 夏のホラー2020 駅怖 静 霧一 最終更新日:2020/07/17 22:15 読了時間:約26分(12,825文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 4 pt |
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