少年、青野　空。彼は緋野　総司、紫野　明美、そして編入してきた幼馴染、藍野　海華とともに、起伏の少ない高校を中心とした生活をしていた。 　だがある日、学校の屋上で総司、明美、海華の三人が魔法陣に囲まれる。 　魔方陣の正体を知っている空は見た瞬間それに思わず飛び込み―――― 　そして四人が転移した世界は、空がよく知る世界、ネルミスだった。 　 　これは、影の勇者と呼ばれている空が実質的に救った世界でかつての仲間や新たな仲間達と共に、特に目的の定まっていない旅をする物語。

　現代の裏社会にのみ存在する、魔術師。彼は一時期のみその裏の社会で腕が立つ魔術師だと有名であったが、所属した結社の策謀によって殺されてしまう。 　そんな彼が目を覚ました先は剣と魔法の世界で、俗に言う『異世界』。そこには魔術師は存在せず、代わりにいるのは剣とともに戦場を駆け巡る剣士や、魔法を駆使する魔法使いに魔導士。 　そんな世界に転生してしまった彼は、戸惑いながらもただ1人の魔術師として生きる決意をする。 　これは前世での魔術や科学の知識を生かしつつ、無属性魔法しか使えないと罵られようともいつの間にか裏で無双してしまい、そして『空挺魔術師』と恐れられるようになる少年の物語である。 　内容が薄いと言われようとも、ダラダラではなく読みやすい作品を目指します。よろしくお願いします。