聖剣教というひとつの宗教が束ねる世界。その総本山にして、人々から「聖地」と崇められるその巨大な城塞都市では、「剣位」と称される最高峰たる十二の座を目指し、世界中より集まり集められた無数の剣闘士たちが、日々闘いを繰り広げている。 　亡き兄の夢と剣を継ぎ、白金の髪と碧い瞳を持つ気高くも美しき少女フィオリトゥーラは、祖国を離れ、一人剣闘士たちの舞台へとその身を投じる――。 　これまで闘いとは無縁に生きてきた彼女は、聖地での慣れない新生活に戸惑いながらも、初戦を無事終えるが、次戦を前にして、自身の闘う意義さえ失われかねない大きなトラブルに見舞われてしまう……。 　いわゆる剣と魔法（？）の中世ヨーロッパ風ファンタジーな世界で闘う剣闘士たちの物語です。 　優れたブランド剣や剣闘士の愛好家でありながら、自身も卓越した剣技を操り、ひそかにどこまでも「上」を目指しているディルエンド。明るく陽気に振る舞いながらも、ある命題を胸に抱え、それを達成するべく、実は達観した冷めた目線で淡々と日々をこなすガルディア。 　聖地で知り合ったそんな二人の助力を得ながら、慎ましやかながらも時に大胆で時に気高く、フィオリトゥーラという名の一人の少女が、自身の前に想像以上に高くたちはだかる壁を打ち破るべく、豪快に両手剣を振りまわし奮闘します。 　こんな世界観、舞台設定のMMORPGをプレイしたかったなあという妄想全開で書きました。 　毎日の更新を予定していますので、気長にお付き合いいただければ幸いです。（2021/4/24完結済みです。※本作品はカクヨムでも掲載しています）

【無謬】 理論や判断にまちがいがないことを表すその言葉を冠するレオパルド・ダルトンの足跡を描いた物語。 ※架空戦記らしき物が書ければなぁと思い、書いてます。 ※ちょいちょい現実世界の戦いを模したりします。 ※魔法要素はほぼ皆無と思ってください。 ※以前『小説を読もう』にて、ちょこっと作品を出したことありますが、ほぼ初心者ですので、ご容赦ください。 ※稚拙な作品ではございますが、よろしくお願いします。