令和の世になって二年半くらいが経ったあの日の深夜。 ブラック企業に勤める社畜OL、堀田みかは、十五連勤からの三徹明けで三日半ぶりの自宅へと向かっていた。 そんな中、道端で突如現れた魔法陣に吸い込まれ、貴族邸宅と思わしき場所へと転移してしまう。 そこは異世界の、とある伯爵家。 誰が喚んだかも分からないまま囚われの身となったが間もなく釈放され、 本の虫だったミカは伯爵家の蔵書を読み倒しまくった。 渡り人ならば魔法の素質があるかもしれない。 騎士団長のハコネと、自称『文官みたいなもの』というザコルと共に、どんな力があるのかを探る生活を送ることになる。 どこか社畜シンパシーを感じるザコルを始め、異世界の人々と関わりながら、令和の社畜OLが自分の居場所を模索していく物語。 ほぼ毎日更新してます。変態がいっぱい出てきます。

　精霊魔法士として働いていたアイラは、２５歳の時に殺されてしまう。そして目を覚ましたら１６歳に戻っていた。 　これはチャンスと、殺された原因となった皇太子マティスとその護衛騎士で『大魔術師』と言われたリュカと関わらない、まったく違う人生を送ろうと決める。 　いっぽうリュカは、主君のマティスの命を救うため魔法で時を戻す。 　そんな２人は、学園で２度目の出会いをし、アイラはマティスとリュカと関わらないように、リュカはマティスの願いを叶えるためにアイラとマティスの仲を良くしようと、お互い間反対の願望を叶えるために動き出す。 　だがうまくいかず、２人の意図する方向とは別の方向へと向かっていくのだった。

《ミステリー》×《魔術ファンタジー》 祖国を失い、大帝国アルビオンに亡命したソフィアは、彼女の過去を知る大魔導師コンラートの弟子となり、彼に見守られながら新たな人生を歩んでいる。 ある日、魔法薬の納品に訪れたグラハム伯爵邸で、ソフィアは謎の死を遂げた老伯爵の遺体と遭遇する。動揺する使用人たち、玄関ホールに赤黒く漂う魔術の痕跡。 なぜか行く先々で事件に巻き込まれるのにため息をつきつつ、ソフィアは政府嘱託の検屍官でもある顔を明かし解明に乗り出す。 悲劇か陰謀か？　老伯爵の死の裏に隠された、真実とは――。 『なにが起きたか、または起きるか』を解き明かすソフィアの謎解きが、幕を開ける。 ========================== 第1話はプロローグ的な単話完結の短編です。 第2話以降は数話で1事件完結の連作方式。更新は1事件毎に完結投稿で不定期になる予定です。 （事件解決まで読めるように書き終えてから投稿します） カクヨムさんにも掲載しています。

下之園珠子は異世界に召喚されたことがある。 当時は保護の名目でとある学園に通っていたが、卒業と同時に静かに日本へと戻った――はずだった。どういうわけか再び異世界に降り立ち、今ではバーテンダー兼ＳＭクラブの女王様として働いている。 特筆するような技巧があるわけでもないのに、なぜか珠子には客足が絶えない。 ※性的な描写はありませんが、主人公の職業に関連した軽い示唆表現があります。「残酷な描写あり」は念のため設定しています。ネタバレ防止のため、キーワードは最小限にとどめています。

【4500pv感謝】とある人を探して欲しい。しかし、その人の顔や本名は分からない。生きている保証すらない。唯一の手がかりは、その人は千年前に八つの異世界こと『八星』を作った創造者であるということだけ。 　ごく普通の女子中学生であるゆづりは、ふとしたことで異世界と接触し、八星を管理している神様の一人であるソフィーと出会う。そして、彼女が頼んできた無茶苦茶な人探しをするため、八星を奔走する羽目になったのだった。 　無気力な主人公が、個性的な神たちと共に八つの異世界を巡り、正体不明の『創造者』を暴くファンタジーミステリーです。 　毎週月曜日の朝七時過ぎに投稿していきます。

科捜研の捜査員・天笠玲人は、事件帰りの夜に突然刺され、気づけば異世界の貴族の少年に転生していた。混乱の中でも、証拠を追う習慣と科学の知識はそのまま。鑑定スキルと現代の知識を武器に、事件の謎や異世界の不思議に挑んでいく。「犯人は絶対に逃がさない」――元科捜研の魂で、異世界の常識をひっくり返す！

完結済みの小説です。1日1話ずつ更新します。 かつて魔法が栄華を極めた大陸。しかし、魔法が失われて数百年、世界は蒸気機関が煙を吐き、機械化が進む「産業革命」の時代を迎えていた。人々の生活を支えてきた「精霊術」とそれを使う「精霊使い」は、その居場所を機械に奪われ、肩身の狭い思いを強いられている。 そんな時代に生きる、落ちこぼれ精霊使いの少女、ソフィア。彼女のもとに舞い込んだのは、ある若き技師からの奇妙な依頼だった。彼の名はヨハネス、精霊使いに憧れながらも才能に恵まれず、代わりに機械の道に進んだ黒髪の青年だ。 彼が発明したのは、この時代を塗り替える画期的な「新型電信機」。その最終実験に、強力な風の精霊使いであるソフィアの力が必要だったのだ。 「精霊術と機械の共存」ーーそんな理想を掲げた発明品は、しかしあまりにも残酷な秘密を隠していた。やがて2人の発明は、利権にしがみつく巨大な組織の暗部を揺り動かし、逃れられない陰謀へと巻き込んでいく。 不器用な二人が、残酷な真実の先に見つけ出す未来とはーー。

水の底から、また、ひとり―― 舞踏会の最中、屋敷の池から引き揚げられた令嬢の遺体。 その状況は、今、社交界を震撼させている「ベイハイム家の怪事件」と酷似していた。 婚約破棄の傷も癒えぬまま婚活を強いられていた、公爵令嬢マグレーテ。 彼女は公爵家、そして親友でもある女帝ヒューミリアの命を受け、 固有魔法《魔法解析》とその知性を武器に、事件の謎へと挑む。 明らかになるのは、一人の少女の絶望と死。 人の心に巣食う嫉妬と闇。そして――あまりにも悍ましい真実。 それらはまるで、深い水の底から、浮かび上がるように。 婚活令嬢マグレーテ、 彼女が辿り着くのは、水底に沈む運命か、それとも運命的な結婚か。 ホラー × 異世界 × ミステリで綴る、婚活令嬢の事件簿、お楽しみください。 ※GL要素はごく少量です。

定年間近の熱血刑事が、長年追い続けていた凶悪犯を追い詰めるも、隙をみて刺され殉職。 　異世界にエルフの美少女として転生し、行く先々で遭遇する様々な出来事を警察官の知識や経験を生かして解決する。 　また、異世界には純粋な警察組織が存在しないため、様々な人々との出会いを通じて、警察組織の構築を目指す物語。 ※他サイトにも重複投稿有り

　シンギュラリティに到達し、今や誰でも高度なAIを所有している地球にて。 　安易な好奇心から怪しい人形屋に連れ込まれてしまった俺こと瀬名　夜空。次に目覚めた時は、どう見ても異世界な国で犬耳尻尾が生えた青年科学者に憑依していた！？ 　希少種にして魔法（地球語訳）も使える期待の新星らしいですが、俺にはちょっと荷が重いです。 　天才魔術師（地球語訳）、二面性の激しい騎士、“普通”の文官な異国の魔術師３人組と共に、世界中で発生している怪奇現象を解決することになったのだが、やっぱり俺には荷が重すぎるので語り部に徹しようと思います。 （Nolaと同時掲載しています）

17世紀パリ。双子のアルとメリアは、兄アルのランタン持ちの仕事で生計を立てて日々を過ごしていた。メリアの楽しみは、時折貴族から頼まれる失せもの探しのご褒美である甘味。いろんな人とのつながりで、頼まれごとを解決する日々。 そんなある日、アルが行方不明になってしまって……。 それ以降、双子はやっかいな頼まれごとに巻き込まれていくことに！ 悪魔にヴァンパイア、エクソシスト、妖狐に妖精。そして可愛い猫ちゃんも！ 現実世界の片隅で起こる、ちょっぴり怖くて時々しんみりする不思議な事件簿譚開幕。 ※第一章完結。第二章開始。

27歳で静かに命を閉じたエンジニア・記ノ宮 悠。 異世界で少年クラウとして転生した彼の掌には、行動と意志を刻む“魔導式構文”が現れる。 この世界では、痕跡が嘘を暴き、冤罪を見抜く鍵だった。 記録官として、誰にも届かなかった記録を“人を救う力”へと変えていく──。

HSP……(ハイリー•センシティブ•パーソン)の略。繊細さんとも呼ばれる。感受性が高く、環境刺激に反応する人々の事を言う。五人に一人いると言われている。共感能力が高く、洞察力、観察力に優れている。その反面、ストレスを抱えやすく、反すう思考の人が多いのが特徴。 　HSPの小説家、山川優人（ユウト）は、同棲している恋人のレイコを連続殺人鬼に殺されてしまう。絶望の中にいたユウトは、かつてレイコが見つけたSNSの話題を思い出す。 “異世界に行って、大魔王を倒したら、どんな願いも叶えてくれる。異世界に行けるのは40名だけ” 　ユウトはその言葉を信じ、異世界に転移する事を決意する。しかし、ユウトは連続殺人の容疑を掛けられ、警察官達に逮捕されそうになる。ユウトは何とか警察の人間を振り切り、異世界へと旅立つ。 　そこで、ユウトを待ち受けていたのは、同じく異世界から転移して来た40名とのデスゲームであった。願いを叶えられるのは、大魔王を倒したコンビの二人だけ。 　まず、ユウトは優勝する為に、パートナーを探し始める。40名の内、一人だけしか保有していないチートスキル所持者を相方として探すも、犯罪者ばかり目立ち、ユウトは幻滅してしまう。 　しかし、同じ図書室仲間の美女、サチとアニメについて意気投合し、彼女とコンビを組もうと約束をする。 　そんな中、異世界で殺人事件が発生する。その手口は、かつて自分の恋人レイコを殺した手法と同じものであった。 　恋人を殺した犯人も異世界に転移した事をユウトは確信し、ゲームで優勝を目指す一方で、犯人探しを継続する。

魔法×ミステリー 人間と魔女が対立していたのも遥か昔。 魔法の存在は一般社会に溶け込み、かつては女性にしか受け継がれることのなかった魔法の才に、目覚める男性も増加してきた。 段々と「魔女」という言葉が「魔法使い」に置き換わりつつある現代、黒根大和は魔法学校の名門校である蒼天学園に入学する。

【コミックス１巻　４月１４日発売＆コミカライズ連載中】 魔王を倒し、平和になった時代。魔王を倒した勇者が死に際に言った。 「私は魔王を倒していない」 じゃあ誰が倒した？　どちらにしろ勇者の最後の言葉は国王に伝えなければならない。 勇者にまつわる展示会、飲食店、本の出版などの事業を展開予定だった勇者の孫ディンは戸惑い、決意する。 「よし！　隠蔽するか」 隠蔽工作しつつ、祖父の言葉の調査をしていくうちにディンは世界に波紋を呼ぶ最悪の事実を知る。 勇者物語には誰も知らない続きがあった。 ※カクヨムでも投稿しています

「こちら、離縁届です。私と、離縁してくださいませ、陛下」 ある日、悪妃と名高いクレメンティーナが夫に渡したのは、離縁届だった。彼女はにっこりと笑って言う。 「先日、あなた方の真実の愛を拝見させていただきまして……有難いことに目が覚めましたわ。ですので、王妃、やめさせていただこうかと」 何せ、あれだけ見せつけてくれたのである。ショックついでに前世の記憶を取り戻して、千年の恋も瞬間冷凍された。 都合のいい女は本日で卒業。 今後は、余暇を楽しむとしましょう。 吹っ切れた悪妃は身辺整理を終えると早々に城を出て行ってしまった。

ある日、国の有力者である伯爵が謎の死を遂げる。事件の背後には複雑な陰謀が隠されており、マリーは師匠や警察と共に真相を追いかけることになる。魔法の力が絡む難解な事件に挑む中で、マリーは自らの信念や周囲の人々との関係を見つめ直しながら、事件の核心に迫っていく。

従順な狼シリーズ第一弾 麗しき魔女は鏡の中に 従順な狼・マーリャは狡猾な魔女のように全てを見通すことはできない。 だから、せいぜいあがいてみせるのだ。

「神の業（わざ）」……かつて人々は魔法の力をそう呼んだ。しかし、今はもうその言葉を知るものはいない。 力を持つものたちは自らの存在を隠し、この世界の歴史から魔法の力そのものを忘れさせた。 そして現代……彼らは、自分たちの存在を隠したまま社会に溶け込んでいる。 その力によって起きた災いが起きぬように、同じ過ちを犯さぬように。 《第1章》 魔法犯罪の調査を生業とする如月 灯真（キサラギ トウマ）は、同僚たちとの交流は最低限に、ただただ業務をこなす毎日を繰り返していた。 そんなある時、原因不明の瀕死状態だった女性の命を救う。目を覚ました彼女は自分のことを「エルフの母体」であると口にした。 彼女との出会いによって、灯真は己の過去と向き合うことになる。そして彼の周りにいる人々もまた、如月 灯真という男との交流により目の前に現れた新たな道に足を踏み入れていく。その先が、世界の大きな変革の渦であるとも知らずに…… 《第2章》 世界的な企業でもある「ネフロラ」…… 力を隠して生きる者たちのために作られたそこで 稲葉 光秀（イナバ ミツヒデ）は失った視力を魔法の力で補いながら日々仕事に励んでした。 家族にも力の存在を隠し、あくまでも一般人として生きることを選んだ光秀だったが ある事件をきっかけに、そして己の過去との邂逅に新たな選択を迫られることになる。 《第3章》 15年前……世界各地に現れた謎の光の柱。 それと同時期に行方不明となった少年少女たち。 いなくなった家族を探し苦悩するものたちがいた。 どれだけ疑いをかけられようと愛するものを信じ続けたものたちがいた。 今明かされる、『門（ロド）開放事件』の真実。 半年間誰も見つけることのできなかった被害者たちは、一体何を見たのか……。 ＊アルファポリス、ノベルアップ＋でも連載しています

アルフレッド・デリンジャー（通称アル）は魔法を独占し商売をしている犯罪組織のボスである。 アルは”蠅の王”に「輝ける太陽」の司祭ガルベ・トゥーリの始末を依頼される。 ガルベに対処し、報酬として商売敵になるルーン魔法を市場から締め出す事に成功するが、アルは裏切られて魔法狩りですべてを失ってしまう。 人の裏をかく裏社会の中でアルは復讐を誓う。