本命チョコだって言いたかったのに ※「バレンタインの恋物語企画」参加作品です

執筆の苦労と喜びを、連作短歌で綴りました。

桜が咲き始め、景色を薄紅色に染めゆくとき、夜空には真珠星が煌めいて。夢見草が咲きゆく春の、淡い宙へと想いを馳せて。

四月の空色を映すように、大地に咲く青いネモフィラの花。夢を宿す瞳は、春のダイヤモンドのように、心の陽だまりに夢を描いて。

アイリスが咲く季節、エメラルドの風に、翠雨が伝う葉は輝き出して。星の天秤が、はてしない宙に星座のホルンを奏でるように。

鳥来月の頬を流れる若葉風に、青い麦畑は波間のように。八十八夜の宙へと向かう麦星は、心の大地をあたたかに照らしながら。

フリージアが咲く丘に、春風は早花咲く月の訪れを告げるように。見つめる空と、夢見草の木洩れ日は、アクアマリンの色をして。

桜雨のあとの空からさしこむ陽ざしは、満ちゆく春のプリズムのように。春満月と星々の光が照らすこころに、月の虹はあたたかな色をして。

夕映えの空へ羽ばたく春鳥のように咲く、ハクモクレンの花。あたためる想いを胸に、花つ月の夜空に、レグルスの星を追いかけながら。

桜を羨む人間と、人間を羨む桜。 ☆本羽　香那様主催『一足先の春の詩歌企画』参加作品です。

春疾風の吹きゆく軌跡は、淡い春のデッサンのように。星のコンパスが煌めく春三日月の夜空に、言の葉は、こころの港からこころの港へ。

春なずむ風とともに、夜空に浮かび上がる北斗七星は、春を切り拓く鍵、そして翼のように。心にも言の葉で描く、つばさを広げて。

1月6日に死去した母の、とってもはっきりした不思議な夢を見ました。母も私も仏教に帰依しているわけでもないので、「23日」というのは前回の私のフライトの日のことだと思います。間違っても「四十九日」だからというわけでは。実際、私、四十九日の数え方知らなかったし。

今年1月に急逝した大切なお友達、香月よう子さまへ、ご厚情の感謝の気持ちと、出会えた喜びを伝えたくて。 私から見た彼女の作風にも触れています。 まだ、「ご冥福」という単語が私の内面からはでてきません。傍に居てくれているという感覚のほうが強いので。

いつまでもかわいいよって言ってよね

きっとあとで後悔するよね

仙道アリマサさまの企画。曲に乗せて詩を書きました。 拙作「Ephemeral note」をイメージしています。 また動画が出来ましたら、追記します。 ※世界設定としては、人の記憶と過去を支配する魔女がいる世界。 記憶が曖昧な主人公の魔女は、世界の鍵となる少年と、もともと住んでいた森にある魔女の村へと向かいますが、その道中で、彼女の記憶が戻り少年が今この世界にある違和感に気付き、彼から離れなければならない状況となる、というものです。 彼の方の故郷にある女神像が出てくるのですが、その女神像がステンドグラスの青い光をその手に受けとめるという場面が何度も出てくるお話です。

　ちかいわ。 　すごく、ちかいの。

　さっき見た夢のはなし。

雛人形を持たない私の雛祭りは……。

君を見送ろう 金風舞う茜空ではなく、花が舞う青空のもとで。

君が恋に落ちる瞬間を目撃し、私はその恋の行方を傍観していた――はずだった。 （なんとなく歌詞みたいな感じの詩を書いてみたくなったものです。カクヨムにも掲載しています）

おもいがあふれてくること

声をからすほどないた母鳥はーー。

五色月の丘を吹きゆく緑風に、ルピナスの花は青い空へ想いを馳せるように。瞳とこころは、未来という空のセレストブルーを見つめて。

　嫌うことってのは、そんなに悪いことでもない。

2月の後半からちょっとずつ咲き始めていた菫の花。 今は、あちらこちらにぴょこぴょこと咲いています。 ※こちらの作品は、本羽　香那先生主催『一足先の春の詩歌企画』参加作品です！

つづるとき みたされるとき ふりかえりつつ

出会いと別れの春ですね。 忘れたい出来事、忘れたくない人、想い。 いろんなものを抱えて生きていく私とあなたへ。 ちょっとしたつぶやきです。

蒼白に揺れる紫陽花、湿った土の香り、静寂に包まれた教室。 風に揺れる二つの影――少女たちは、誰にも見えない暗幕の向こう側で、言葉の代わりにただ唇を重ねる。 紫陽花の花びらが散る。 指先は迷いながらも旋律を掬うように駆けていく。 少女たちはまだ何も知らない。 ※以前投稿した「スカート▲スカート△」の再編集版です。 小説家になろう公式企画「春のチャレンジ2025」参加作品です。

　とおいわ。 　すごく、とおいの。

　もう逢えなくなった猫に、夢でまた逢えた。 　嬉しいんだけど、もう来ちゃだめだよ。

　おれたちはちゃんと紫のケツをしていたか？

ふとおもいついたことです

世の中は幾つになっても知らないことばかり

　龍にまではなろうとしない鯉のぼり。 ※ 本羽　香那先生主催の【一足先の春の詩歌企画】参加作品です

　卒業からつぎの入学までが、みじかすぎる。 ※ 本羽　香那先生主催の【一足先の春の詩歌企画】参加作品です

　きみのいない町へ行こう。 　そこはきみがいない町だから。

　卒業と入学 　就職と退職 　出会いがあれば別れが有って……。 　誰もが皆『先』は見えないでいる。 ※こちらの作品は、『本羽　香那』様主催の自主企画である『一足先の春の詩歌企画』参加作品です ※あまりにも酷い感想・レビュー等は削除させていただきます。

読んでください。 わたしの「思い」。

さよならの日が来たら 私のことを……忘れてください 忘れないでください

　初めての事には、右も左も分からず孤独を感じるもの。 　ただ我武者羅に、ただ黙々と、前へと突き進む者を煙たがり、邪魔をし貶め嘲笑う者も居る社会。 　周囲は無関心を気取り助ける事はせず、伝聞く話は嘘ばかり、敵は視えても誰が悪者か何が悪意かも判り難い世の中。 　けど、そんな人世にも理解者は居る。 　手を取り合い、前を見据えて立ち向かえ！ 【仙道企画その７】への参加作です♪

　フラメンコを踊る、あいつはサンダーダンサー。

　ねことの、こんなひなまつりはいかが？ ※ 本羽　香那先生主催の【一足先の春の詩歌企画】参加作品です

桜の花びらは再会と別れを繰り返す

ふいに、そんなことを思ったのです。

　私がものを描くのって、こんな感じ。

　あたしはかわいいから、ネコが好き♡

さようなら、冬さん。 ようこそ、春さん。 ※こちらの作品は、本羽　香那先生主催『一足先の春の詩歌企画』参加作品です！

ちょっとくらくら 想うことを書きました