作品情報
短編
6,281文字
歴史〔文芸〕
最終更新日:2022/09/22 08:06
百二才で亡くなった曾祖母の遺言は、たった一つだけ。それは、自分の棺に、ある物を入れて欲しいと言うものだった。私は祖父と妹と三人で、それを探しに曾祖母の家へと向かうが、そこで見つけたものは、古い手紙と数冊のノート、そして一枚の水彩画だった……
秋の歴史2022参加作品で、フィクションです。ただ、『栄さん』と『きぬさん』には、モデルとさせて頂いた方がおり、お二人のご家族から聞いた話を、一部引用しています。
少し、しんみりとした話ですが、それほど長い話ではないので、爽やかな秋風の元、読んで頂けたら有り難いかと。
このお話に出てくる姉妹の姉・祐実の結婚にまつわる話『わたしへ~クレヨンで描かれた手紙~』 https://ncode.syosetu.com/n9519hw/も、宜しければ。