冬童話に毎年投稿されているヘカッテの迷宮シリーズの最新作です。毎年楽しみに読んでいるので、ヘカッテのことをついつい親戚のおばさんのような感覚で見てしまっています。まあまあ、こんなに大きくなって!(親戚のおばさん感)
さて本作の主人公は、先ほどもご紹介した通り魔女のヘカッテ。親元から離れて、迷宮で暮らしています。たくさんのことを勉強し、いろんなことができるようになったヘカッテはすっかり自信を持つようになっていました。それはとても良いことなのですが、ヘカッテはもう十分大人になったからと、子ども扱いされることを嫌がるようになったのです。ヘカッテは、本当にもう全部何でもできるようになっていて、お勉強なんて必要ないのでしょうか?
思春期特有の万能感については身に覚えのあるかたも多いかもしれませんね。たくさんのことを学んで成長していくヘカッテを、これからも見守りたくなる作品です。