木山花名美さんが「天才」かどうかなんて、Ajuは知りません。
もしかしたら、ものすごい努力の末にここに辿り着いているかもしれないからです。
ただ、文字を書いて表現することを始めたAjuにとって、この作品と出会えたことは幸運でした。
もし「小説を書き始めた」という人が目の前に現れたら、この作品は読むように勧めるでしょう。
劇的な事件は何ひとつ起きません。
わずか1,781文字の中に描かれた、幸せと言えるであろう人生の中で静かに語られる「存在」のかたち。
多くの人がすでに読んでいるのでしょうが、もし「まだ」という人がいたら、ぜひ読んでみられることをお勧めします。