イチオシレビュー一覧

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とんかつを食べる、という、日常のようでありながらも特別な時間について書かれているのが、こちらの詩作品です。

まずテーマが新鮮で良かったです。
シンプルさの中に奥深さがあるように感じました。

この作品は "幸せ" について考える機会をくれます。

みなさま、よければぜひ、この機会にこちらの作品を読んでみてください。m(_ _)m
レビュー作品とんかつを食べて藤山さと短編詩[その他]
作品自体かなり重めですが、世界観の設定や、臨場感のある戦闘描写、先の読めない展開や、丁度良いタイミングで挟まる過去回想など飽きない工夫がこれでもかと散りばめられているのが素晴らしいです!
国対レジスタンスという対比の中で、それぞれのキャラクターが魅せる価値観や立場の違いがよりこの作品を奥深くしていると思います。日曜劇場を最終話まで一気見したような満足感があります!
レビュー作品【☆6500PV】アダルトレジスタンス オレノマツ連載中 / 全58エピソードパニック[SF]
 この作者さんの作品は、いつも言葉の奥深さと物語の力を再認識させてくれます。これもまた、深く心に響く一作でした。
 今回も研ぎ澄まされた文体と情景描写の美しさに魅せられました。夜の路地裏に佇む甘味処、そこで繰り広げられる人々の心の機微が、目に浮かぶように繊細に描かれています。甘味の描写も秀逸で、言葉の選び方一つが心にすとんと落ちてきます。
 物語は様々な影を抱える人が甘味処を訪れ、店主の差し出す甘味によって静かに癒されていく過程が描かれます。「闇夜に灯る温もりは、魂の迷いの癒しとなるか」という序文の通り、甘味が心を開き、希望を見出す手助けをする様子に、胸を打たれます。これは単なるファンタジーではなく、人間の心を深く見つめ、優しく包み込むような文学作品です。
 私はすっかりこの作品のファンになりました。人の心を癒やし、温かい光を届けるこの物語は、ぜひ皆さんに読んでほしいと心から願います。
レビュー作品四都物語異聞:夜語り甘味抄いわたとおる短編ハイファンタジー[ファンタジー]
 読んでいるあいだ、ずっと香りに包まれているようでした。
 静かな夜、花びらがふわっと舞って、胸の奥に触れる何かがある。馨さんと精の出会いは、夢かうつつか分からないほど淡くて、でも確かに心を揺らしてくる。香りって、匂いじゃなくて、記憶や気配、想いまで含んでるんだなと思いました。
 言葉にならない感情が、香煙のように漂って、ゆっくり沁み込んでくる感じ。読後に残ったのは、少しの寂しさと、でもそれ以上にあたたかい光みたいな余韻でした。
 私も、誰かの心にふわっと咲く香りのような存在になれたら、と思わずにいられません。
 とても素敵な感覚でした。みなさんも読んでみてください。
レビュー作品四都物語異聞:一夜桜の香いわたとおる短編ハイファンタジー[ファンタジー]
ヒーローショー。
それは二次元で繰り広げられる物語の世界を、可能な限り三次元として表現する場。

だがしかし。
面白さが違う形で表現できる三次元でのヒーローの物語は、二次元とは違ってやり直しがきかないモノ。

そしてそれ故に、時には予想外のアクシデントが起きてしまい、ショーの続行が困難になる可能性が存在する。

そして本作にて展開されるヒーローショーもまた、下手をすればそんな場面になりかねなかったりするのだが……まさかの出来事が。

特撮が、作品だけでなくその裏側までも好きな方は感動の出来事があったのです。

特撮が好きな方にこそ読んでいただきたい……そんな一作です。
レビュー作品チビッ子隊員に救われた侵略宇宙人大浜 英彰完結済 / 全3エピソードヒューマンドラマ[文芸]
 読ませてもらいました!前作の「一夜桜の香」も素敵でしたが、今作はまた違った魅力があって、とても心惹かれましたね。右京の路地裏にひっそりと佇む甘味処、という設定からして、もう物語の世界に引き込まれちゃいました。
 この小説では、それぞれ心に悩みを抱えた人々がこの甘味処を訪れ、店主が差し出す特別な甘味によって、彼らの心が少しずつ解き放たれていく様子が描かれています。甘味が単なる食べ物ではなく、登場人物たちの心の奥底にある大切な記憶や感情を優しく揺り動かす役割を果たしているのが印象的でした。
 派手な展開があるわけではないのですが、静かで温かい筆致で、人々の心が癒やされていく過程が丁寧に描かれています。読み終わった後には、じんわりとした温かさと、明日への優しい希望が心に残る、そんな物語です。疲れた心をそっと包み込んでくれるような一冊なので、ぜひ読んでみてください。
レビュー作品四都物語異聞:夜語り甘味抄いわたとおる短編ハイファンタジー[ファンタジー]
物語って、いいですよね。
それはある意味では作り手たちの分身で、彼らが伝えたい事などの様々な要素が込められている。

そして作品を視聴するという事は、作り手のみんなの魂に触れる事に等しい神聖な行為だと私は思っています。

さて本作は、そんな作り手によって創られたモノ――学生の自作映画が関わる物語。

現在は人類防衛機構という防衛組織で少佐の地位にいる、若き日(現在も若いけど)の枚方京花少佐が、両親が学生時代に作った映画を見る事で、両親への理解を深めるお話ですが……おやおや、こ、この映画まさかおいおいおい(;゜Д゜)

いったい映画には何が映っていたのか。
その答えは実際に読んでからのお楽しみです。

物語とは何かについて、改めて考えさせられる一作です。

ぜひご高覧を。
子爵令嬢エステルは初恋相手の騎士アレクシスと結婚したが、アレクシスから「白い結婚」、「三年後に離婚」を告げられてしまう。ショックを受けるエステルだが三年は長いようで短い。エステルは今後の身の振り方を考えることにして……!?

この物語は言葉たらずによるすれ違いにニヤけてしまいます!
アレクシスが不器用で更に愛が重くいので溺愛好きにはたまらないでしょう!
是非読んでエステルとアレクシスの結婚の顛末を確かめてみてください!
この物語はタイトルにもあるように、落ちこぼれでへっぽこな魔術師の女の子が主人公です。
そして、そんな女の子が世界を救う物語でもあります。

と、レビュー文を書くと王道な話だな、と思われるかもしれません。
たしかに王道です。

物語はあらすじにも書かれているようにそんな主人公が、【未来視】で自分や友人達がギロチンで処刑される光景を見たことから始まります。

【なぜ、自分たちは処刑されるのか?】

最初の方で、この光景の考察、推理が行われます。
そう、ミステリ要素があるのです。
王道な物語でありながら、途中途中主人公が巻き込まれ、解決していく事件にもこのミステリ要素がふんだんに使われています。
少しずつ少しずつ、回収されていく伏線、明かされていく世界の真相に夢中で読んでしまいました。

主人公は探偵のように推理、考察をしていくので、ミステリ小説好きの方でも楽しめるのではないかと思われます。

レビュー作品黙約のフラグメント 落ちこぼれ魔術師は破滅の未来を回避したいきゅーび連載中 / 全63エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
一部どうかと思われる内容のお願いも有りますが個性豊かな短冊がいっぱい登場します。
どさくさに紛れてそれはお願いじゃ無いだろうと思われる物もあるのですがそう言えば最後に短冊にお願いを書いたの何時だっけ?とお話を読んでいて思いました。
せっかくだから今年は近くの神社で祈祷して貰えるし短冊にお願い書いて見ようかな?