イチオシレビュー一覧

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梅雨の時期は朝から雨が降っている事が多い。
朝から薄暗く雨が降っていると心まで沈んでしまう。
沈みきった心では晴れたとしても心は暗いままだ。
それでも雨空がいつか晴れるように心もいつか晴れると信じたいものである。
そういう時には抜け出す何かきっかけが必要なことだろう。
前に一歩踏み出すためのきっかけが……。
その一歩を踏み出すことができたならば少しずつ変わっていくかもしれない。
この作品はそのことを伝えていると思うのである。
レビュー作品鬱々とした朝に澳 加純 短編その他[その他]
物語全体を通してわたしが感じたのは、「本当の居場所とは何か」を問い続けるテーマ!
ミディリシェルという純粋でひたむきな主人公を中心に、登場人物たちがお互いを想い、支え合う優しさにグッときました……。(それぞれの優しさの表現方法が全然違うんです。これがまたエモい。)
そしてミディリシェルに無償の愛を与えるフォルはまさにヒーローで、かっこいいです♪
ここは是非!まずは、5話まで読んでいただきたい……!
皆さんは誰が好きになるんでしょうか(*´ω`*)
レビュー作品星月の蝶(修正版)碧猫連載中 / 全132エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
 聖女召喚も王道ネタであり沢山ありますが、今作品は異色です。
 その王道の根本的な設定というか読者側の思い込みが、今作品では上手く利用されます。恐らくそれに気付く読者は少ないのではないかと… 作者せいかな様の思惑に見事にかかり、その意外性に「オモロ〜! そう来るか〜」とラストまで愉しく拝読しました。綴られた、毒をもって毒を制す、には今の時代性も感じられ考えさせられました。
 読者が抱くバイアス等を、今作品のように鮮やかに示される点も作者様の魅力の一つとまた感じ入っております。その魅力をモロ浴びたい方はお早めに今作品へGOして下さい。
 人によってはタイトルに注目することでしょう。闇堕ち聖女ものかなと予想もしましたが、全くもってこれっぽっちも掠らず笑。何故なら召喚元は…! これ以上はネタバレになりますので控えますが、是非とも今作品で異色の聖女と出逢い、ご自身を感じてみて下さいませ。
梅雨の時期に限らず、雨の日は憂鬱という方も多いことでしょう。雨が降らなければ水不足で困ることはわかってはいても、外出や行動に制限がでてしまいますものね。大人でさえそうなのですから、小さな子どもたちにとってはなおさら雨が止むのは待ち遠しいことに違いありません。

さて、この物語の主人公はちょっと偏屈な魔女のおばあさん。おばあさんは、雨を止ませることができる魔法の庭があるお家に住んでいます。ただし雨を止ませる魔法に必要なのは、元気いっぱいの子どもたちの想像力。そのため静かな生活を好んでいるにもかかわらず、毎回仕方なく子どもたちを家に招き入れ話をすることになっているのです。

子どもたちの突拍子もない想像に振り回されていたはずの魔女ですが、子どもたちの純粋な気持ちはいつの間にかおばあさんの心を優しく溶かしはじめて……。さあ、冒険の準備はできましたか? 雨上がりに外へ出かけたくなる素敵な作品です。
レビュー作品魔女の庭は空想の森石江京子短編童話[その他]
悪役貴族に転生したものの善行をすれば父を筆頭に悪役家族に不信感を抱かれて最悪死にそう…でも悪事はしたくない…
そうだ!悪のふりをしながらバレないように行動して自分が生き残る道を進もう!

そんな感じの物語、主人公は所謂最強主人公ですが、途中で毒殺や親しい人が離れた場所で人質にとられるなど…絡め手に対しては自分1人強くなっても対応できない…と対策を考えたり原作キャラを助けたり(悪役のフリをしたながら)します。
基本的に自分より他者優先なのが好感がもてます

そしてヒロイン達の重たい想いの的に…
ヒロイン達の視点が多めなので物語がわかりやすく
主人公視点の時のヒロイン達との絡みがより面白いです
ヒロイン達が主人公に抱いてる想いはそれぞれ違いがあり、
それもまた面白いです

完結まで楽しく読ませていただきます
義姉や義母に虐げられてきた少女エルナが、実は前世で国を守った竜だったという記憶を取り戻し、再び運命と向き合っていく異世界転生ファンタジー。王宮の儀式や偽りの竜騒動、前世の勇者との再会など、王道展開を押さえつつもテンポよく進んで飽きさせず、ヒロインが自分の過去と向き合いながら成長していく姿が丁寧に描かれていて、感情移入しやすいです。
また、文中で独特な擬音が多用されていて、まるで絵本の小説版を読んでいるような、どこかやさしくあたたかい雰囲気で楽しく読ませていただきました。
エアコンのない梅雨の学校というのものは大変不快だった記憶があります。
エアコンがあったとしても気温が低ければ付けて貰えないのではないでしょうか?
コンクリで作られた校舎の中でジメジメというのは、それだけで気分がとんでもなく暗くなってしまう環境だった記憶があります。
そういう学生生活の記憶が呼び起こされてしまいます。
でも安心してください!
この話はそんなジメジメしたものを吹き飛ばすだけの恋の話なのです。
是非読んでみてください!
この物語は、「観測」という少し不思議で繊細なテーマを軸にしながら、主人公と周囲の人物たちとの心の触れ合いを丁寧に描いています。
はじめは淡々としていた主人公の視点が、出会いや出来事を重ねるごとに少しずつ温度を帯びていくのが印象的でした。特に科学部でのやりとりは、個性豊かなキャラクターたちの想いや価値観がまっすぐに伝わってきて、読んでいて心がやわらかくなる瞬間がたくさんありました。

感情を「記録する」ことで向き合おうとする主人公と、周囲の“観測者”たちとの化学反応が、これからどんな軌跡を描いていくのか。静かだけど確かな希望を感じさせてくれる、優しくて誠実な物語です。


黒猫ぴっかは、熱を出した白猫もーふを元気づける物を揃えるために、雪の中を冒険に出かけます。
ぴっかが訪れた先で出会ったのは、もーふの足跡でした。
そして花の蜜を手に入れるため、葉っぱを落としすっかり寂しくなった木々が並ぶ山の中へ。そのとき、ぴっかもまた買い物で手に入れた品々を守るために防寒着を緩衝材として使い、それは山の木々のようになっていたのです。

物語を包んでいるのは、あたたかくやわらかな空気です。
その辿り着くところは、甘くてとろける……
ぜひ、ぴっかと一緒に冒険に出かけてみてください!

危なっかしいので、先に山へ行けばよかったのでは……と思いましたが、集めているものはどれも壊れ物ばかりでした。
もーふはぴっかのことが心配で安心(?)して病気でいられなかったのかもしれません。
子供の頃に読んでもらった物語が蘇ったような、そんなノスタルジックな気持ちになりました。
レビュー作品黒猫ぴっかの冒険あきみらい短編童話[その他]
図書館で本を楽しむ、ということを教えてくれるようなエッセイ作品です。

のんびりと。
心地よく。
読めば読むほどに柔らかな気持ちになれました。(^ー^)♪♪

穏やかに読める一作となっております。

本好きの方へも積極的におすすめしたい。
そんな風に思いました。

みなさま、よければぜひ、この機会にこちらのエッセイを読んでみてください。
朝の読書タイムにも良さそうですよ。m(_ _)m
レビュー作品図書館+おみくじ=スタジオ めぐみ短編エッセイ[その他]