イチオシレビュー一覧

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この作品はシリーズ二作目で、貴族の青年アデュレイと、ワケあり従者リー・リーが出会う一作目から二ヶ月後の物語。

若き辺境伯レディ・シファールが、高級な遊興施設で開くサロン。その場に同席している元傭兵のレディ・エリザベータが呼び寄せた占い師の少女。謎めいた占い師の言葉がサロンに波紋を呼び、さらには辺境伯に献上された一枚のカードには不思議な細工が……

と言った感じで始まるのだが、映画的な描写がとても素敵!

人前では上品で知的なアデュレイ卿も、従者と二人きりだと、やんちゃで手がかかる。これがオカン気質の従者と上手く噛み合って、魅力的なバディとなっている。

そのやんちゃ気質を存分に発揮して、殺人事件に首を突っ込むアデュレイ卿。当然従者も巻き込まれ。

興味深いのは、辺境伯のサロンで各人の占い結果として示されたカード。これがモチーフとして随所で登場するのも見どころのひとつと言えるだろう。
レビュー作品魔法使い探偵アデュレイ ―月都の門― 藤原 百家完結済 / 全26エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
なんという歯に衣着せぬ言葉の数々!
作品全然読まれてないよ〜とお困りの創作者の皆様おいでなすって。
こちらに最終最後の手段が極めて丁寧に詳しく示されています。
地獄への道は舗装されているなどという言葉を思い出しましたよ。

爆笑必須のエッセイです。
これは次のエッセイネタを得るための罠なのか!?
読めば心が何故か晴れる謎の魅力があります。

さあ、これを読めば君も話題の中心に!
上手くいけば名のある作家さん達も君にリプや引用で何か反応くれるかも!?
「決して、完治しないものではないんですよ」

「きちんと適切な治療を続ければ……」

冒頭から私も目の前が真っ暗。

医者の優しい語り、
電車での鉛のような帰路、
妻子を思う静かな絶望。

あれ、ジャンル間違えた?

でも、推せる。
この父親、絶対いいやつ。

そう思っていたのに、私の絶望を返して下さい。
(本作を読んだら分かる褒め言葉)

ずるい、ずるいよ。

まさかの最後に待っているのは、
“人を幸せにするための裏切り”。
レビュー作品俺は父親になった神楽圭短編コメディー[文芸]
湿度の高いダンジョンを探索するとどうなるのだろうか。
作品中とまったく同じ感覚を同時に体感することはできない。
それでもこの作品からはダンジョンの湿度が高く不快な様子を感じ取ることができる。
暑く湿度が高い。
それはもう最悪としかいいようがない。
さらに場所はダンジョンであるため……。
さらなる不快がそこには存在するのである……。
是非、このジメジメを感じてほしい!
レビュー作品湿度の高いダンジョン探索御田文人短編ハイファンタジー[ファンタジー]
4126字の異世界恋愛です。

ヒロインは伯爵令嬢のメランディア。十七歳。婚約者である伯爵令息ライドから婚約解消を宣告されるところから物語は始まります。

家柄としては対等ですが、ライドには一つの悪癖がありました。

婚約解消の宣告にそのことは端的に表れています。

「お前のような、女、この俺の婚約者にふさわしくない。お前はうちの母上にも及ばないではないか」

そう何かというと実の母親の自慢しかしないのです。

婚約解消により解放されたメランディアのところに兄が友人を新しい婚約者候補として連れてきます。

しっかり者の兄の見立ては正しく、メランディアは幸せになります。その一方ライドは……

大人の共依存関係に巻き込まれるとろくなことはありません。縁切って幸せになりましょう。そして、共依存関係の末路は……
大人なのは分かっているけど、幼女が大人な発言をしてる情景を想像するととっても面白い。
ちびまる子ちゃんの様なじわじわ感があって止められない止まらない。
消しゴム盗難の話しでは大人なら大問題になりそうなのに逆ギレして決着してしまうし、後日談が無くてドロドロして無いのも良いな。
PTAの役員は実際は面倒臭いけど多数決に焦点を当てて面白おかしくしててちゅき。
毎話クスッとしてしまう。
せ、切ないッ……!!

そんな風に叫びたくなるような。
ぐっとくるもののある良質な詩作品でした。

紫陽花と共に在った、二人の時間。

儚さという美しさが確かに存在しています。

つまり、唯一無二の美しさがあるように感じました。

みなさま、よければぜひ、この機会にこちらの作品を読んでみてください!
老若男女問わず。
おすすめいたします!m(_ _)m
レビュー作品紫陽花の隣で音藤かめ短編詩[その他]
現時点で毎日更新!
絶望的な立場に生まれたことを知った主人公が、己の運命に抗うべく努力していくストーリー。
あらすじは「なろう」では良くある感じですが、ライトノベルというよりはもう少し重厚感がある内容です。
自らが知る原作知識に恩恵を受けつつも原作知識のせいで苦労することもあるのが現実的で面白い。

最強系ではありませんが程よくカタルシスがあるので、読んでいて苦ではありません。
主人公はちょくちょく大変な目に遭いますが、土壇場ではド根性で心を燃やして奮闘してくれるので安心して応援できます。スゲェぞコイツ。

回を追うごとに精神的にも、実力的にも成長していく主人公にも見ごたえがあります。
ガッツがある主人公が好きな人には特にオススメです。
レビュー作品ハッピーエンドの未来を目指して池崎数也連載中 / 全80エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
じんわりと広がる味わい深さ。
生きるということについて考えさせてくれます。

個人的には、
『ああ、今わたしは生きているんだと
 今日も自然が教えてくれた』
というところが好きでした。

夜の読書タイムにもおすすめできそうです。

みなさま、よければぜひ、この機会にこちらの作品を読んでみてください。
おすすめいたします。m(_ _)m
レビュー作品落ち込んだ日には藤山さと短編詩[その他]
 皆様は自分の幸せは何処にあると思いますか?
 遥か彼方と手が届かないところ?
 はたまた、手が届きそうで届かない絶妙なところ?
 この詩では、自分の幸せはここにあると、とても近いところにあると示しているのです。
 確かに大きな幸せなら大変遠いところにあるかもしれませんが、小さな幸せであるば身の回りに溢れています。
 そんな基本的であるけれども、凄く大切なことを気づかせてくれるのがこの詩でした。
 とても柔らかくて優しい素敵な詩なので、是非今1度ご覧ください。
 
レビュー作品僕の幸せ水嶋心愛短編詩[その他]