人生で影響を受けた作品。
心に残る一冊。
これは〝今の自分だ〟
そんな物語に出会った時、人は大抵嬉しくなるものでしょう。本作は運命の一冊に巡り合ってしまったばかりに、病に罹ってしまった人間の物語です。
人生で辛いことがない人の方が稀です。本作の登場人物も悩み、苦しみ、そして物語の世界に逃げました。
しかしこれは希望の物語。待雪草の筆先が描く世界に耽溺してみては如何でしょう?
「毎日辛いんだよね」
そんな方々にこそ、お勧めしたいと思っております。
「名作と言われる本が読んでみたいんだけど手を出し辛いんだよね」
是非、本作を。翌日には本屋へ駆けていることでしょう。
本作は出版されていてもおかしくないほどの筆力を持って描かれています。冒頭を読んで、それからページを捲ってみてください。
いくつもの面白さが織り込まれた〝綺譚〟を、あなたも読んでみませんか?