これを繰り返す作品を「病んでいる」と、子供はそう称するとかも知れないのですが、鍛造的に「悪の滅びを願う気持ち」を重ねられ導かれ応援する気持ちがこの上なく醸成されます。
Web小説において、ここまで徹底して悪を悪として書き上げている作品を私は知りません。何処まで行っても準ヒロイン的であったり、某ひとがごみの眼鏡の様に記号止まり。勿論「受け手に不快感を与えたくない」と云う事情や風潮から仕方ないのだと理解はしていますが、たまには真に迫って欲しい。
最早、ヤンデレでも妹でもなく、その残滓であるサイコパスと云う面しか残っていませんが、個人的には前述の通りいっそ清々しくて好きかなと思っています。
叶うなら、大団円手前でサイドストーリーなり引っ張って、不快感嫌悪感を最大限引き上げて爽快な幕引きに至ってくれたらなぁ。とか、思ってしまったり。