心臓病に罹った記憶喪失の少年が異世界に転移する物語だ。

しかし普通の異世界転移物とは違い、この作品は独特でオリジナリティがある。
その上、ほぼ毎話に張られた伏線、文章能力の高さ、全てにおいてレベルが高い。

タイトルにもあるが、もう一度言う。
この作品はテンプレに辟易している方へ、おすすめする。
ありきたりな異世界転生・異世界転移物に飽きている方や嫌悪感を抱いている方へ、この作品「白き鋼のデミウルゴス」を読んで見てはいかがだろうか？

おそらく、「小説家になろう」を見直すことになるだろう。

ツッコミが追いつかない怒涛の展開！
変態的なヒロインの言動etc,
最後まで押し通すハイテンションギャグ！
主に微エロ系とテンションで笑わせにくるよ！
某撲殺天使や邪神大沼とかが気にいる人なら読んでみてもいいかも？
癖が強い作品ですが、面白いと感じる人はクスクス笑いが漏れてもいい場所で読みましょう。電車で読むのは危険です！

激しく格好いいバトルと一途で可愛いヒロイン。男子が求める二つの要素がこれでもかと盛り込まれたファンタジーだ。

この作品のなによりの特長は、主人公レヴァンとヒロインのシャルが最初から好感度MAXの両想いだということ。
色々な異性に目移りすることもなく、それぞれがまっすぐにお互いを見ている相思相愛ぶりは見ていて非常に好ましい。

ソールブレイバー。そう呼ばれる戦士が魔女をその身に宿し、文字通りの一心同体となって戦うのがこの作品の世界観だ。
レヴァンが戦士でシャルが魔女。そんな設定だからこそ、二人の絆と愛がより強く印象付けられる。

そんな二人に感情移入することができたなら、全力で楽しませてくれる物語なのは請け合いだ。
二人はやがてカップルとしての一つの到達点にまで辿り着いてくれるので、その点にも大きく期待していただきたい。

心を温めてくれるオススメの一作。寒い冬の夜に是非！

ほのぼの異世界で、楽しく読ましてもらってます。
なろう以外の番外編なども読みたくて書籍の方も全巻買ってしまいました。
戦闘なども好きですが、料理やお店などで地域に密着していく所もとても楽しいです。
和の国、周りの国々、クマモナイトなど今後の展開が気になります。
番外編の話も面白いので次の8巻が待ち遠しいです。
今後どんな熊製品が登場するのかも楽しみに待ってます（≧∇≦）

ラブコメの中でも特にコメディーに寄った作品です。

主人公のハルと天然ヒロインの穂香が人のためになる部活を作ろうとします。
そこへハルの幼馴染で表向きは完璧人間の生徒会長（先輩♀）が協力します。
――因みにこの生徒会長は変態です。
やがて創部し、続々とやってくる超個性的なお客様たち。
部員はドタバタと奮闘します。

私はこの作者さんの作品がとにかく好きで、他作も読ませてもらっております。
とてもテンポが良く、笑いのツボを押さえている感じです。
文章も上手くて、流れ良く読めます。
この作品はヒロインの一挙手一投足に目が離せず、その仕草が鮮明にイメージできます。
それが可愛くて、ついニマニマしてしまいます。

恋の行方も気になる本作。
笑ながらもほんわか温かい気持ちになるので、とてもお薦めの作品です。

戦記物と聞いたらなんとなく硬いイメージがありませんか？
しかし、この作品は肩がこるような硬さはなく読みやすい文体となっています。
物語のテンポは良く、戦闘描写は重厚かつ緊迫感があり、一話ごとの引きが上手いので続きが気になってしまう素晴らしい作品です。

黒髪が忌み嫌われ、戦争が勃発する異世界に転移した主人公。
そこで、主人公は恩人の助けになるために強くなる事を決意し、鍛錬を積んで成長していきます。
魅力的なのは主人公が戦いに、死に恐怖し、戦場においても人を殺すのを躊躇う……どこまでも人間らしいという点です。
さらに、主人公はどんな逆境に陥っても諦めることはせず、最後の最後まで抗う姿は胸を熱くさせるものがあります。

乱戦の世を必死に生きようとする主人公。
主人公に引けを取らない魅力的な登場人物。
彼らの織り成す血湧き肉躍る戦いに酔いしれてはいかがでしょうか？

異世界に飛ばされたと思っていた主人公が、近未来武器を手に入れたのを契機に、名を上げていく物語。

序盤は他の異世界もの同様、現代人が何とか生きていこうと模索しますが、近未来武器を手に入れてからが本番。その武器と知識を活かして、英雄への階段を登っていきます。
近未来武器、強い！　そしてこの武器の使い方にキャラごとの個性が出てるのも面白いところ。ただ撃てば強い、というわけではないのです！

さて、この世界では争いも多く、主人公や出会う人々の多くは戦場に関わります。そして気づけば、あっけなく命を落としたりします。それこそ女性であろうと戦うなら容赦なく死んでいくシビアさ。まさに非情。ある意味、男女平等。

戦術や戦法の描写もしっかりしており、濃厚な戦闘シーンが楽しめる作品。近未来武器を手に入れてからが本番。甘ったるい戦闘に飽きた方は、シビアなこの作品をどうぞ。

「小説家になろう」で「小説」を読もうと思ったら、九藤朋を読んで損は無い。
読み手にも依るだろうが、必ず何かが残る。
暴力から優しさまで、慟哭から微笑みまで、すべて文章で表現してしまう力量には嫉妬も覚えるが、やる気も貰える。
九藤朋の作品には明らかに豊かな表情があるのだ。
この短編も然り。
結婚から始まる夫婦生活はドラマの連続写真のようなものであるが、出産は最初の一大イベントだ。
希望と残酷の番号が振られたルーレットに運命の玉が放られ、それがどんな結果でも出目には従わなければならない。
神様はいない。
絶望も幸せも、人が人ゆえに産み出すものだ。
私はこの作品から、そんなメッセージを受け取った。
作品からどんな思いを取り上げるかは、読者それぞれの特権である。
一人でも多くの人に、この作品から感情の嬰児を取り上げて欲しいと思う。

見た目は可愛い美少女だというのに、それを感じさせない悪ガキみたいなノリ。
男の子達のリーダーになったり、悪戯したり、男装したり、かと言って漢らしいばかりかといえば違います。
思春期に入りたての心の揺れ動き。更には恋の芽生えた女の子特有の可愛さが加わります。
危機を乗り越えるに連れて、いつの間にか大切なパートーナーになっていた2人の話を、これからも見ていきたいものです。

★異世界転生はかなり読んできたが、これはよくある異世界転生のスタイルとはまた一風違った作品である。こう言うのも悪くない。
★作者は異世界転生に刺激されたと言っているが、冒頭部の処理の仕方に独自性があり、テンプレ的な異世界転生の香りは全くしない。むしろ、様々な世界を股にかけて、彼だけが識る目的のものを探し求めて、多種多様な世界を経巡って居るのがよく伝わってくる。そして、その経験の深さが主人公の立ち振舞から見えてきた時、いわゆる【デキる冒険者】としての主人公のイメージが見えてくる。まさに主人公を通じて異世界別世界を旅する感覚に満ちている。これは面白い。

★まだ色々と荒削りだが、将来性をきたいできる作品である。