この詩には愛に対する真摯さが描かれている。
女の恋物語がライトな文体で、なおかつ奥行きがある言葉で。
子供でないひとりの女。その女の失恋や片思いや両思いが描かれているように感じた。
特に、永遠という詩は素晴らしい。
妄想の中にしかいない片思いの恋人に寄せられる虚しさ、切なさ、真摯さ。
現実では決して結ばれない悲しさが伝わってくる。
香月さんの詩をこれからも読み続けたい。追いたい。
そう思わせる詩だ。
香月さんの別作品「四季」も四季の彩りに恋人への想いを乗せた素晴らしい詩だったが、作者が恋愛に一途であることが伝わってくる作品。
とにかく、香月さんの詩をなんでもいいからひとつ、読んでみて欲しい。そこには品性の良さが垣間見れるはずだ。