イチオシレビュー一覧

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この夏、少女は奇妙な宇宙人と出会う・・・・・・しかしそれは同時に永劫の離別への始まりでもあった。
そんな不思議な展開から開幕するひと夏のせつない物語、それがこの「宇宙人にさようなら。」です。
自分を宇宙人と自称する奇妙な美少年、その少年にローマの休日のように振り回される主人公。
しかし幸せな夏の日々はそう長くは続かず、ある日主人公の下に黒き使者が訪れ二人の関係には唐突に破滅が訪れてしまいます!
その結末や果たして!?という短編ストーリー。
全編通してせつない雰囲気に満ち溢れています、胸にグッときますよ。
レビュー作品宇宙人にさようなら。雨宮マミヤ短編現実世界[恋愛]
※この投稿者は退会しています
この詩には愛に対する真摯さが描かれている。
女の恋物語がライトな文体で、なおかつ奥行きがある言葉で。
子供でないひとりの女。その女の失恋や片思いや両思いが描かれているように感じた。
特に、永遠という詩は素晴らしい。
妄想の中にしかいない片思いの恋人に寄せられる虚しさ、切なさ、真摯さ。
現実では決して結ばれない悲しさが伝わってくる。
香月さんの詩をこれからも読み続けたい。追いたい。
そう思わせる詩だ。
香月さんの別作品「四季」も四季の彩りに恋人への想いを乗せた素晴らしい詩だったが、作者が恋愛に一途であることが伝わってくる作品。
とにかく、香月さんの詩をなんでもいいからひとつ、読んでみて欲しい。そこには品性の良さが垣間見れるはずだ。
レビュー作品愛をする人香月よう子完結済 / 全30エピソード詩[その他]
※この投稿者は退会しています
この物語はひとりの文学少女と
その子の理想に適った青年とが
織りなす恋愛模様を綴った作品。

恋愛に対する経験があまりない(
小説内では明示されてないですが
そう感じる描写あり)女の子が、
偶然出会った青年に恋心を抱き、
少しずつ距離を縮めていくといった
展開図になっています。

この作品の魅力は、
とにかく主人公の少女が、
恋愛に対して一生懸命なところ!
少しズレたアプローチは読んでいて
かわいいなぁと思います。

また、絵画や映画など、
主人公が文学少女であることを
想起させる要素が作品の随所に
散りばめられていて、
大変参考になります。
説明文や情景描写に一切のムダがない!
そんな小説はあまりないように思えます。

もう完結済みということですが、
ぜひ、続きが読みたくなる!
そんな作品ですね(*´꒳`*)

ぜひ、皆さんもお楽しみください!
レビュー作品恋人になりたい!蒼井真ノ介完結済 / 全7エピソード現実世界[恋愛]
 スケルトン。
 それは骨のモンスターの名称である。
 得てして彼らは弱者として扱われ、言葉を操ることも、戦う者として名声を得ることもなく、大抵はルーキーの経験値となる。

 だが、この物語の主人公であるスケルトンは違う。もっと骨太だ。スケルトンだけに。

 月を仰ぎ、様々な経験に感動し、我々が当たり前に思っていることにさえ新鮮な反応を示す。
 可愛くもあり、紳士的であり、一人の探求者であるのだ、彼は。

 月を愛し、月に愛されたスケルトン。贅肉を削ぎ落としたような無駄のない文章も、この物語の魅力の一つと言えるだろう。つまり骨子がしっかりしている。スケルトンだけに。

 最初の一ページだけでもめくってみてはいかがだろうか。
 そこには、おとぎ話のようなスケルトンの物語が待っている。
 女性主人公に定評のある小説家『四季』がスープ春雨とカップ焼きそばと冷凍ビーフンを50食ひっさげ新小説を執筆。

 冒頭、主人公は既に犯罪の魔の手にかかっていた! そこで救世主が参上、新日本警察エリミナーレ! 颯爽とドアをぶち破り主人公を救出するのだった!
 ハッ! もしかするとこの小説は『サスペンス×乙女成長物語×ポリスメェン』だな!(珍推理)

 人付き合いに馴れない主人公のはにかみ方は成長の伸びしろの大きさであり、また期待値の大きさです。なんだかドキドキさせてくれますよね

 そして、エリミナーレメンバーの浮世離れ具合が面白い。「おまわりさん、こいつです」のパロディー台詞として「こいつおまわりさんです」が小説家になろう界隈で流行するかも、といった感じです。超法規的組織と言えるでしょうか

 何はともあれ、面白いです。是非読んでみてください
       four season
レビュー作品新日本警察エリミナーレ四季完結済 / 全161エピソードローファンタジー[ファンタジー]
素直に魅力溢れる主人公と周りを固める濃ゆい登場人物たちの繊細な人情の機微にグイグイ引き込まれてどんどん読み進めてしまいました。
前世が男性だったにも関わらずその魅力的な一面で同僚や部下や上司に慕われているのに自身の感情の起伏に疎い主人公がそれに気付かず生涯を終え、転生後異性へと生まれ変わり巻き込まれながら再会を果たしつつ命を落とすきっかけともなった事件へと立ち向かっていく展開に目が離せません。異性へと転生したことで望みが薄かった(一方的な)恋愛事情もこの先どう捻じ曲がっていくのかも楽しみですし、前世でのしがらみをどう向き合いながら決着をつけて行くのかも期待が高まる展開です。圧倒的に男性キャラクターが多く、個々が魅力に溢れていて引き込まれること間違いないので女性読者に特にお勧めしたい。(書籍化決定しているそうで、非常に楽しみに待たせて頂きます)
本作の完成度は小説家になろうの頂点にあります。

緻密なプロット、奥が深い世界設定を持ちながら、描写に過不足がありません。
それどころか、誤字脱字までも全くありません。
投稿期間わずか半年、この文章量でミスが無いというプロの仕事です。

本作は群像劇だけあって、様々な人の「生き様」が表現されていますが、そのいずれもが魅力を放っています。
それでいて話の大筋は主に二つの流れに集約されており、混乱しにくいよう配意されています。

文体は三人称で、平易で抑え目です。
丁寧さを保ちながら過剰ではない描写で、場面を思い浮かべつつ読み進められます。

導入部から終章まで、鮮烈な印象を与える場面が散りばめられた構成も秀逸で、かつ時間軸に沿っており、内容の濃さに比べ理解しやすいものです。

流行のものとは言えない本作ですが、時代を越えて通用する堂々たるファンタジーです。
是非ご一読ください。
レビュー作品最後の竜騎士と黄昏の王国権田 浩完結済 / 全170エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
このエッセイ、ある日将棋に目覚めた作者様が、駒の動かし方から勉強し、ダンナー(旦那様)に勝利するまでの将棋冒険活劇になっております。

なにが面白いの?

真摯に将棋に取り組む姿から垣間見える家族愛。

日常を120%有意義に楽しむ作者様の姿勢。

勿論メキメキと将棋の腕を上げて行く姿と、その興奮を伝える作者様のユーモラスな表現も見逃せません。

昨今、将棋は人気のようですが、将棋がわからない方も有段者の方も楽しめる作品です。

とにかく応援したくなるのは必然。
そして応援した分、幸せのお裾分けも必然です。


作者様は作品の最後でこのように仰っております。

秋野はこの「歩」のように、これからも一歩一歩進んで行きたいと思っています。

私はその一歩一歩を楽しむ作者様の姿が目に浮かびます。

皆さんも人生を楽しむ秘訣を見つけに行ってみてください。
将棋を指したくなるのも必然です。


レビュー作品はじめての将棋 ババの手習い秋野 木星完結済 / 全16エピソードエッセイ[その他]
※この投稿者は退会しています
 民草を、魔物を、そして国を統べる万魔の王、それが主人公ヘリアンだ。彼の王としての在り方は一章時点では、聞きかじった程度のものを利用するだけの鍍金の王かもしれない。しかし、だからこそ、幾つもある王の在り方を模索し、独自の王を確立することができる。怯弱だが、弱気を助く人間性を持つヘリアンは、幾つもの責任と血みどろの苦い記憶と共に苦楽を共にするだろう。それでも、ヘリアンは進む。

 一章の序盤は若干くどいかもしれませんが、中盤からの怒涛の展開は拳を解くことも、涙を止めることを許しません。さぁ、ヘリアンの物語を、この無力だが地面に爪を立てて進もうとする生き様を見届けましょう。願わくば、ヘリアンの進む先に幸あらんことを。
レビュー作品異世界国家アルキマイラ ―最弱の王と無双の軍勢―蒼乃暁連載中 / 全77エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
へりくつ好きな彼女のライバルは、にゃんこ。
彼からの愛情をもらうため、あの手この手で頑張ります。

あらすじを短く述べるなら、こんな感じの短編です。
もーかわいい!!
素直に甘えられない彼女がほんとに可愛い!!
こんな寒い夜に一人で読んだら「くそー」と羨ましくなるような、そんな小噺です。

まぁ、わたしは女なのですが。
それでも「かわいい!!」と丸くなりたくなる、読みやすい短編小説。ぜひ読んでみてください!!
レビュー作品撫でるアマラ短編現実世界[恋愛]