グラディエーターとして戦い続ける
その男の名はアウグストゥス!
あれ?
この名前どっかで聞いたことが……
そう、歴史で習った皇帝の名前である。
なんで皇帝陛下がこんなところにいるのだ?
お忍びで戦ってるのか?
と最後までドキドキしてしまう。
それはリアリティあふれる情景描写がそう思わせるのだろう。
多分作者様は、この物語を書くために綿密に調べたのだろう。当時のグラディエーターのことを。
どんな連中が集っていたのか、戦う前の男たちはどんな状態だったのか。汗のにおいがこちらに漂ってきそうなほど、綿密に調べられている。
だから、主人公がもしかしたら……などという
「ありえなさそうなこと」に対して
読者に期待を持たせるのだろう。
さああなたもドキドキしてもらいたい。
私だけドキドキするのは不公平である