大切な存在を失って立ち尽くす様な状態で王都の魔法学院にやって来たクリスティン。入学初日に知り合ったハワード兄妹を通じて知り合った第三王子エドウィンは、周囲の人間を部下扱いして振り回すはた迷惑な男だった！平民街の噂を調べようとする王子の部下として、クリスティンは同様に巻き込まれた少年との間に新たな絆を築いていく。１０月３日、１章ライカンスロープ編完了。２章、氷結の魔女編と見せかけてクロちゃん編完了。３章、学院祭編完了。４章、不審者は逃走しました。５章、風塵の魔女はやはり怖い女だった。６章、ついにクライブのターン！　７章、王子の危惧した事態に魔女達の祭りが始まったかなぁ…８章で魔女達はそれなりに収まりました。９章、遂に作者が外敵との戦争を書く日が来たか…７／２完了しました。お読み頂きありがとうございました。

かつて神の末や精霊などに愛された世界は、永い時を経て今や緩やかにその力を失いつつあった。 稀に生まれる先祖返りや、魔法を学術的に分析し術式を組む事で何とか魔術としての形態を保っている。 そんな中、アレンハワードは類まれな魔力と才能を持っていたが、彼の一族は呪われていた。 彼は外の世界に呪いの解呪を求め、旅に出る。旅の中で授かった、まだ小さく幼い大切な愛娘を連れて。 基本壊れスペック親子のほのぼのラブラブを、ゆっくり描いていきたいと思ってます。

「お姉さまが死んだ……？」 「なくなったというのがきこえなかったのか！お前は耳までグズだな！」 母が亡くなり、後妻としてやってきたメアリー夫人と連れ子のステラによって、執拗に嫌がらせをされて育ったルーナ。 ある日ハワード伯爵は、もうすぐ50になる嗜虐趣味のあるイエール侯爵にステラの身代わりにルーナを嫁がせようとしていた。 結婚が嫌で逃亡したステラのことを誤魔化すように、なくなったと伝えるようにと強要して。 足枷をされていて逃げることのできないルーナは、嫁ぐことを決意する。 最後の日に行き倒れている老人を助けたのだが、その人物はじつは……。 不遇なルーナが溺愛さるまで ゆるっとサクッとショートストーリー (大人版はムーンライトノベルズ様に投稿しています)

かつて栄えた王国メルディラゴは滅び、名もなき騎士だけが生き残った。荒野をさまよう彼は、朽ちた砦で狂気の王と出会い、「魔王ゾグマを討て」と命じられる。行く手に待ち受けるのは、偽りの妖精、泡立つ黒き池、地獄の門を守るドラゴン、そして運命を歪める存在――混沌の騎士。時にギャグを交えつつも、世界の終焉と己の過去に挑む旅が始まる。これは、すべてを失い、それでも剣をとる者の、魂の叙事詩である。

時は二十世紀初頭。世界に先駆けた産業革命と所有する広大な植民地により、栄華を極める大英帝国の帝都ロンドン。世界に冠たる大都会ではあったが、光強まればさらに深くなる闇のごとく、水面下で様々な奇怪で猟奇的な事件が起こっていた。イギリスを代表する名門貴族であるウォルズリー家の次期当主であるハワード・ウォルズリーは、ストリートギャングのジャック・レスターと組んで幾多の難事件に挑んでいく！彼らを自慢の毒舌でからかい、見守るのはウォルズリー家の守護者であり、伝説の魔法使いの生まれ変わりの白猫ノーラ。二人と一匹の華麗な冒険が始まる！

　雪国のヴェルフドラ王国で騎士になりたての少年、ウィル・ハワードは、目覚めると白銀の姫・アンバーに膝枕をされていた。 　直前の記憶を失っていたウィルは、アンバー姫からウィルが国家反逆罪を犯したと聞かされる。 　ウィルはどんな国家反逆罪を犯したのか。失くした記憶の真実とは。真実は反逆の騎士にどんな復讐をさせるのか。 　ーードラゴンの選定の時が訪れる。

都内にある高校に通う比米島　凛音（ひめじま　りおん）は、事故で家族を失い、また自らの記憶も失ってしまっている男子高校生。それでも凛音は、幼馴染の南　耶衣子（みなみ　やいこ）という少女と、叔母であり後見人であるマユミと共に、穏やかな生活を送っていた。 五月の連休が明けた登校日の朝、凛音は金髪の異国少女と通学路でぶつかりそうになる。気が付くとその場から居なくなっていた少女を不思議に思いながら登校する凛音。 学校ではクラスに新しく転校生がやってきた。その転校生は、朝に出会った少女とそっくりの見た目をした、英国から来た少年だった。名前を、コルネオーリ・ハワードといった。 コルネオーリは、凛音を人気のないところに連れ出すと、自らの秘密を打ち明け始める。その日から、凛音の穏やかな生活は少しずつ変化を見せていくことになる……。

AI管轄の工場の一日

お金持ちの令嬢であるヘレン・ストロングは車に乗って学校へ向かう途中、交通事故にあってしまう。意識が遠のいて、気が付けば見知らぬ森の中にいた。これはいわゆる異世界転生！？ヘレンは元の世界に帰るため、ギルドに所属して仲間たちとクエストをこなしていくことになる。果たして彼女は帰ることができるのだろうか……

エジプトのナイル川で起こった船の衝突事故。 僕一人だけが生き残り、妻と息子は帰らぬ人となった。 愛してやまなかったエジプトを去り、早二十年もの歳月が過ぎた。 エジプト考古学界からも忘れ去られるような毎日を送っていたが、 偶然、僕の家の家政婦になった二十歳の美豊によって 灰色だった毎日が色づきはじめるのだった。 ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。 しかし、ツタンカーメンの墓を発見したのは、考古学者ハワード・カーターで、彼を支援したのはカーナヴォン卿であったことは紛れもない事実です。また、ハワード・カーターとカーナヴォン卿の娘イヴリンとの悲恋も事実だったようです。 この物語は、そこから着想を得たフィクションで、ハワード・カーターやカーナヴォン卿または子孫の方々とは一切関係がないことをご了承ください。

俺ことグレン・ハワードは転生者だ。 転生した先は俺がやっていたゲームの世界。 前世では機械エンジニアをやっていたので、こっちでも祝福の【情報解析】を駆使してゴーレムの技師をやっているモブである。 だがある日、工房に忍び込んできた女――セレスティアを問い詰めたところ、そいつはなんとゲームの隠しボスだった……！ そんなとき、街が魔獣に襲撃される。 迫りくる魔獣、吹き飛ばされるゴーレム、絶体絶命のとき、俺は何とかセレスティアを助けようとする。 だが、俺はセレスティアに誘われ、少女の形をした魔導兵器、ドール【ペルラネラ】に乗ってしまった。 平民で魔法の才能がない俺が乗ったところでドールは動くはずがない。 だが、予想に反して【ペルラネラ】は起動する。 隠しボスとモブ――縁のないはずの男女二人は精神を一つにして【ペルラネラ】での戦いに挑む。

貴族学園の中庭で、婚約破棄を告げられたエリオット伯爵令息。可愛らしい見た目に加え、ハーブと刺繍を愛する彼は、女よりも女の子らしいと言われていた。女騎士を目指す婚約者に「妹みたい」とバッサリ切り捨てられ、婚約解消されてしまう。 ショックのあまり実家のハーブガーデンに引きこもっていたところ、王宮魔術塔で働く兄から助手に誘われる。 喜ぶ家族を見たら断れなくなったエリオットは筆頭魔術師のジェラール様の執務室へ向かう。そこでエリオットがいつものようにハーブティーを淹れたところ、なぜかプロポーズされてしまい……。 　 「エリオット・ハワード──俺と結婚しよう」 契約結婚の打診からはじまる男同士の恋模様。 エリオットのハーブティーと刺繍に特別な力があることは、まだ秘密──。 ※14話完結（毎日20時に予約投稿済み）

1983年6月4日　兵庫県宍粟市に落ちた隕石の話　 ハワード・フィリップス・ラヴクラフトに捧げる短編です

魔王クラネスは夢の中でしか恋人に逢うことが出来ない　 しかし目を覚ますと、なぜか彼女の名前が思い出せない　 ……良い意味での大人向け童話として書きました　 ハワード・フィリップス・ラヴクラフトに捧げる短編です

ハワード・フィリップス・ラヴクラフトに捧げる短編です

三代目悪役令嬢、ロジーナ・ブルックス。ただいま修行中。 初めての夜会での断罪依頼に興奮冷めやらず。 ハワード公子のお役に立てたでしょうか？

ハワード・フィリップス・ラヴクラフトに捧げる短編です

ハワード・フィリップス・ラヴクラフトに捧げる短編です

実話を元にした小説です（一部、創作部分もあります） ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ツタンカーメンの墓前で瞑想中、不思議な声が聞こえてきた。 ツタンカーメンの墓は、ハワード・カーターが発見したのではなく、ツタンカーメンがカーターに墓を発見させたのだと。 霊感とはまったくの無縁な僕に、そんな声が聞こえるはずはない。しかし、それを何度も否定しようとも、誰かが僕の中に入り込んできのは確かだった。 自分自身に猜疑心を抱きつつも、その誰かに背中を押されるように、真相を探っていく決心をする。 相棒は、日本語がぺらぺらで志村けんとオヤジギャグが大好きなエジプト人のカバン持ち君である。 その過程において、カーターの盟友カーナヴォン卿と娘イヴリン、カーターの開運のきっかけとなった考古学者ニューベリーやピートリー、エジプト考古局長のマスペロやラコー、先鞭をつけた弁護士デイヴィスなど、九星氣學を使って丸裸にしながら、五行思想を元にカーターとの相性などについても解き明かしてく。 そして、ついにあの声の真相が明らかになるのだが、その後も物語は続き、最後は、自分でも想像していなかった衝撃的な結末を迎える。

　ヴィオラは目の前にいる婚約者のハワードをじっと見据えていた。彼を見定めるために少し会話をしてみて反応を見る。 　けれども彼は、心ここにあらずといった様子で、これは駄目そうだと見切りをつけた。 　それから、彼が想いを寄せている子爵令嬢の話をした。その話を始めた途端に彼は饒舌になり、自分たちの愛情がいかに崇高なものかを語り始める。 　 　そんなに大切なものなら突き通させてあげましょう、とヴィオラは親切な顔をして婚約破棄の為に勝負に出るのだった。