なんで書いたのかと聞かれると、困るタイプの短編です。

転生悪役令嬢レイチェル、断罪されました！ 幼いあの日。公爵家の美少年を「婚約者」と紹介されたその瞬間、前世の記憶が洪水となって押し寄せてきて、その場で卒倒してしまった。あろうことか、その拍子に、セミにおしっこ引っ掛けられてしまうという非常事態。――以来、「セミ令嬢」と呼ばれ、後ろ指を差されることに。 前世の自我が忠告する。――あなたは悪役令嬢なのよ。将来『ざまぁ』されるのよ。だから、さっさと婚約解消するのよ――！　貴族学園に入学するも、これって、乙女ゲームとしてはバグってないか――？　そして、運命の婚約破棄劇のあとには、転生悪役令嬢レイチェル仰天の新展開が待っていた……。 ジャンルを迷いましたが、〈文芸／推理〉にしました。「転生悪役令嬢の断罪劇からの大逆転」を描きたい――というのがメインテーマです。ただし、後半に突入するまでは推理っぽくありません。前半は、転生悪役令嬢の足掻きで物語が進みます。コメディタッチ、恋愛要素も入ってます。ガチガチのミステリではないですが、最後にすっきりしていただければ幸いです。 （特記事項）本作の転載・複写・改変・翻訳等は固くお断りいたします。世界観に緩いところがありますが、寛大なお心でお読みいただけると幸いです。 （追記）小説賞にエントリーしました！　……作風が我が道を行ってるので賞とかあまり考えてなかったのですが、ユーザーページのトップにあるリンク先（都度変わるみたいです）の「女性向けも大募集」というアナウンスに勇気付けられました。……本当に、web小説の世界はいろいろな体験が出来て、ありがとうございます！

別題『ファンタジック探偵』 この作品はpixivでも上記タイトルシリーズで投稿しています。 これは、推理を繰り広げる脳はない作者がどうしても探偵が書きたいと生み出した、一切の推理を行わないコメディ探偵小説です。 ミステリではありません。謎解きしません。ドキドキハラハラいたしません。 ファンタジー時空なら何が起こっても大丈夫、そんな緩い感じの世界線で書いています。 ご留意の上、どんとこいという方のみお進みください！

　ある小さな駅のホーム近くに立つ一本の古木。その木に寄り添うように立つ女性が、悲しい顔である男を指さした。それを目撃した男は……。 （※本格ミステリではないので、謎は合理的に解決しません。あくまで「ホラー」ということをご了承のうえお読みいただければ幸甚です）

　男が突如寝込みを襲われて腹部を刺された。男は重傷を負いながらも通報し、警察が駆けつけるが、現場は完全な密室で、男を襲ったという犯人の姿は忽然と消えていたのだった。 （※本格ミステリではないので、謎は合理的に解決しません。あくまで「ホラー」ということをご了承のうえお読みいただければ幸甚です）

　鋭利な刃物で首の後ろを刺されて殺されるという、凄惨な殺人事件が連続して発生していた。現場はいずれも完全な密室で、警察の捜査が難航する中、魔物退治を生業とするホンドアウル卿が「犯人」に迫る。 （※本格ミステリではないので、謎は合理的に解決しません。あくまで「ホラー」ということをご了承のうえお読みいただければ幸甚です）

　深夜のロンドンで起きた惨殺事件。目撃者は、言葉を喋る妖精猫（ケット・シー）だった？ （※本格ミステリではないので、謎は合理的に解決しません。あくまで「ホラー」ということをご了承のうえお読みいただければ幸甚です）

　付け狙った人間そっくりになり、いつの間にか、その対象者と入れ替わってしまう魔物〈ドッペルゲンガー〉 　怪異事件を専門に扱う男、ホンドアウル卿のもとに「恋人がドッペルゲンガーになった」と訴える男が相談を持ちかけてきて……。 （※本格ミステリではないので、謎は合理的に解決しません。あくまで「ホラー」ということをご了承のうえお読みいただければ幸甚です）

　ある大学のX学部で、不法侵入者が刃物を振るった。 　幸い被害は『軽い切り傷を残した学生が一人』という小さなものだった。 　しかしこの傷は、その彼がつけたものではない。 「彼は、彼を殺そうとしたのか？」 　X学部内でまことしやかに語られる噂は、真実なのか。 　興味を持った沢城佳奈は、彼らの周囲に話を聞いて回った。それによって物語は完成した、はずだった。