公爵令嬢のサンドラは、生まれた時から王太子であるエヴァンの婚約者だった。 サンドラの母は、魔力が強いとされる小国の王族で、サンドラを生んだ後亡くなった。 サンドラの父はその後すぐに再婚し、義妹のアンナが生まれた。 魔力が強い事を前提に、エヴァンの婚約者になったサンドラだったが、6歳までほとんど魔力がなかった。 父親からは役立たずと言われ、婚約者には見た目が気味が悪いと言われ続けていたある日、聖女の力が覚醒する。 婚約者を好きになれず、国に道具のように扱われたくなかったサンドラは、力を隠して生きていた。 力を隠して8年が経ったある日、アンナが聖女だという噂が流れ、エヴァンから婚約を破棄すると言われ…… 設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 アルファポリス様にも掲載しています。

眉目秀麗なモレノア公爵家の中でパティシアだけは存在感が薄く、夜会に出席してもダンスを誘われることがほぼ無かった。パティシアは傷つき、自信を無くしているとある不思議な現象が起こり始める。その現象のせいで余計に気づかれ無くなり、目の前で様々な会話が聞こえてくるようになった。そんな、パティシアにも1人だけダンスを申し込んでくれる人がいる。でも、彼はパティシアが聞いた噂話を聞きたいだけ・・・。そんな彼からの突然の結婚の申し込み。利用されたくないパティシアに彼は賭けを持ち出した。「次、参加する夜会で私が3回パティを見つけたら結婚してください」 自信と存在感が無く、変な能力を授かり情報収集に特化してしまった令嬢とそんな彼女に唯一ダンスを申し込む王太子様の話です。よくある様な話。本当は美人。 魔法やら精霊やら唐突に出てきます。苦手な方はご注意ください。

俺の名前はレイ、地球では末吉叶斗として17年間平凡に生きていた。 交通事故から目覚めたら体は焼かれて魂だけになっていて、そのまま漂っていると別の誰かの異世界転移に巻き込まれてしまった。 ここまででわけが分からないのだけど、挙句の果てにはそっちの世界で転生することに。 もっと地球で生きていたかったけど、こっちの世界でも家族は優しくて、幼馴染もいて、さらには前世とは比べ物にならないくらい顔も良くて運動神経抜群。何より魔力は桁違い。 もしかして俺、恵まれすぎ……？ そんな中で、誰かが一度は思い描いたような異世界生活を俺は過ごしていく。 力を利用されたくないから魔力は隠してみるけど、やっぱり魔法は使いたいから特訓もする。 もっと強くなりたいから街まで行って教えを乞い、成り行きだけど冒険者（見習い）にもなる。 知りたいこともたくさんあるから学生になって、誰かを助けるために暗躍してみる。 家族、先生、友人、精霊……たくさんの素晴らしい出会いと共にある、何不自由ない人生だ。 ＊＊＊＊ ずっと考えていた。 これだけ恵まれた異世界転生に何か意味はあるのか、と。 それは前世と同じぐらい生きてみても分からなかった。 だけど、ある日突然思い知ることになる。 俺がこの世界に転生した意味がもしあるとするのなら、彼らを救うためだったのだと。 ＊＊＊＊ 不定期更新です。

主人公渡辺ひゅうがは、世界初のVRゲームで無双する！主人公は利用されるのが大嫌い、そして頼み事されるのも嫌、人を利用するのは大好き、お姉ちゃんと妹は大好き、お姉ちゃんと妹もお兄「弟」ちゃんが大好き。シスコン、ブラコン家族がＶＲゲームで無双する！他にもヒロイン増える予定（幼馴染）とか