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作者:尾妻 和宥/作品情報/Nコード:N6880II
完結済 (全14エピソード) |
恐るべき村ぐるみの陰謀! 略奪! 殺人! そして証拠隠滅!
これこそが、貧困にあえいだ時代、日本沿岸部で頻繁に行われていた『瀬取り』の実態だった!
まさか廻船・福徳丸が、その罠に嵌ろうとは……!
時は江戸時代初期、寛永20(1643)年、大飢饉が日本各地に暗い影を落としていた晩秋のこと。
大坂を発ち、江戸へ生活物資を届ける福徳丸での船旅だった。ぶじ積み荷をおろし終え、その帰り道。
船旅は途中まで穏やかだったのに、突如としてイナサ(東南からの悪風)が吹き荒れ、大時化に揉まれる。
命からがら嵐を乗り切ったと思ったら、今度は一転ベタ凪となり、靄に包まれた。
ましてやどこからともなく琵琶の弾き語りが聞こえ出し、船頭である彦兵衛は心奪われ、船はあらぬ方角へと導かれる始末。
福徳丸が進むがまま身をゆだねていると、靄の向こうに救いの火を発見する。いくつもの炎が彼方に揺らいでいるのだ。
あれこそ人家がある陸にちがいない。そう信じて舳先を向けたのだが……。
そしてついに、船乗りたちは驚愕の真実を目撃する――伊良湖岬に広がる浜辺の光景を。そこはまさに地獄の漁場だったのだ。
さながら餓鬼じみた村人たちが、容赦なく難破船に群がり、積み荷を奪おうとする……。
※本作は夏のホラー2023企画作です。テーマは『帰り道』。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※本作には現代の社会通念および人権問題に鑑みても、差別的、不適切な表現や語句が含まれております。
※参考文献 『日本残酷物語1 貧しき人々のむれ』宮本常一 平凡社ライブラリーその他
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: シリアス 男主人公 職業もの 冒険 伝奇 史実 時代小説 天災 夏のホラー2023 江戸時代 人怖 理不尽な暴力 カーゴカルト 奇想天外 吉村昭 R15 残酷な描写あり 最終更新日:2023/08/11 19:00 読了時間:約93分(46,066文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 116 pt ブックマーク: 10件 評価人数: 10 人 評価ポイント: 96 pt |
作者:ヤマダヒフミ/作品情報/Nコード:N9901IE
短編 |
吉村昭の平家物語の感想です
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 最終更新日:2023/05/01 19:04 読了時間:約9分(4,152文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 76 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 9 人 評価ポイント: 76 pt |
作者:マボロショ/作品情報/Nコード:N4543FP
短編 |
東北大震災の7年前、三陸などを、レンタカーで回ったことがあります。
震災後の報道に接する度に、その時の、見たもの、聞いた話などを、思い出しながら、感慨に沈むことがあります。
吉村昭の「三陸大津波」を、事前に読んでおりながら、現地では、「書き方が、ちょっと大げさじゃないか」などと、不遜な感想を持ったりしました。「あんな高い所まで、津波が届くはずがない」などと言いもしました。
7年後、現実となった大津波は、「大げさ」などという批判を許さない強いものでした。吉村昭の書いた時代にはなかった原発が、「想定外」の打撃をうけて、「復興」できるはずのない傷を負いました。
甘い考えで、旅した記録を、あえて公開します。
現実と対比して、何かを考える一つのキッカケにでもして頂けたら幸いです。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 東北大震災 三陸大津波 志津川 石巻 気仙沼 陸前高田 大船渡 釜石 浄土が浜 鵜の巣断崖 北山崎 久慈 八戸 みちのく道路 青森 最終更新日:2019/07/04 14:33 読了時間:約17分(8,009文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:北風 嵐/作品情報/Nコード:N4381FO
短編 |
『ふぉおん・しぼるとのむすめ』吉村昭著をダイジェスト!
上下2巻まで読んでみようとは思わないが、日本最初の女医、その後のシーボルトを知りたいと云う人もあるだろう。余韻が冷めぬうちに、ダイジェストを書いてみようと思った。このダイジェスト、なかなか難しいのである。ダイジェストが本編より長くなったという笑えぬ話があるぐらいなのだ。
ジャンル:歴史〔文芸〕キーワード: 史実 最終更新日:2019/06/14 06:05 読了時間:約39分(19,162文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 14 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 12 pt |
作者:春野一人/作品情報/Nコード:N4526BO
連載中 (全31エピソード) |
お酒大好き詩人田沼遼は少しは知られた詩人だが、たまに酒で体調を崩して、知人が経営する鎌倉海浜クリニックに強制入院させられてしまう。彼はこのクリニックの事を「別荘」と、呼んでいる。読書好きの彼ではあるが、乱読では退屈で達成感もない。そこで入院のたびに、歴史の謎の究明などをして、作品とする習わしである。前回は日本書紀などに日本古代の謎を追い求めたが今回は、なんと全共闘を追い求める。作家の吉村昭氏は戦争体験者が死んだら戦争の事はもう書かないと言ったと聞いているが、体験者に聞けるならばたしかにドキュメント小説は良いものができる。田沼、実は全共闘吹き荒れるニチゲイ(日大芸術学部)で学生自治会の委員長だった。資料と自分の追想で「全共闘」とは何だったのかを明らかにする。
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: 文学 青春 愛 現代史 歴史 大学生 大学紛争 最終更新日:2013/06/09 20:11 読了時間:約61分(30,191文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 4 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
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