では問題です。 　佐井君に告白をされたのは誰でしょうか？ ●坂浜恵美 　夏祭りの反省会後、涼子が帰宅途中の佐井君を見つけ、声をかける。三人で花火をすることになった。 ●矢崎花蓮 　夏祭り後も変わらず麗奈と遊んでいる。しかし映画を観に行こうという話の中、麗奈は佐井さんのことを“佐井君”と呼ぶようになっていた。発展する二人に若干の嫉妬を抱いた花蓮は、同級生に告白されたことを打ち明ける。 ●南麗奈 　花蓮と映画を観に新所沢へお出かけ。映画鑑賞後、恋愛トークになると……。 ●古敷谷史夏 　転入先の学校で、隣の席になった佐井君。夏休みの宿題が前の学校で習っていない範囲だったので、佐井君に教えてもらうことになった。 ■情報 　1話は1000文字前後、最大で2000文字程度です。 ※こちらから読んでも問題ありませんが、シリーズものですので『花火を見ようと思っていた』をお読みいただいた後の方がよりお楽しみいただけると思います。 ※これはフィクションです。実在する人物や団体、物や事とは一切関係ありません。

　よく子どもが何かいいわけをするときに「学校で習っていなかったから分からなかった」という時がみられないであろうか。 　なぜ、子どもがこのような言い訳をしてしまうのか、この文章を読んで考えてほしい。