東京から転校してきた洋一は，神社の息子の凛と共にある噂を耳にする．自分の色を探す洋一は凛とともにそれを見つけられるのか．

末っ子は気遣わるるや、邪魔なるや　置いてかれては、今日もべそかく

　俺、山瀬裕一郎は、小さい頃から母方の実家の手伝いをしていた。自分の家が専業農家ではないので、簡単な遊びを兼ねた手伝いである。 　山の中にある、そこは釣りができ、山遊びができる俺にとっては格好の遊び場でもあった。 　ある時、釣りをしていた俺の側に同い年くらいの女の子が声をかけてきた。ちょっと振り向いて話をしていたが、魚がエサに食いついて夢中になっている間に、その子は消えた。そう消えたのだった。 　それから三年後、俺は近辺では最も優秀な進学校である長陽高校に入学した。高校では、平穏な日々を送ろうと目立たないことを心掛けた。 入学してから二か月後、うっすらと記憶の残る顔が、学内にいた。その子は、長陽高校の姫君と呼ばれていた。そしてその子は、いきなり俺の所にやって来た。

【転生した世界は、ブロックとスライムのネバネバでできていた！】 　箱入り娘として大切に育てられた令嬢《リタ》は、人より少しだけ早くに死んでしまった。 　死後、転生の前に「前世での不満があれば解消します」と言われ、リタは『こっそり集めた電動工具を使って趣味を満喫してみたい』『友達と沢山遊びたい』『男の子みたいに生きたい』と願い出る。 　転生後の世界でリタは、婚姻前の男装を伝統とする、名家の長女になっていた。 「結局、女の子じゃん！？」 　神様は願いを聞き入れてくれたのか。それとも決定的な勘違いでもされてしまったのか――。 　不遇な目にあいながらも、今度こそ趣味を満喫する『ゆるふわスローライフ』を諦めない物語。 　めちゃんこ可愛いメイドさんと、変態チックなスライムが、いつも傍にいる。

家族で山遊びに来ていた西崎紗英ちゃん6歳。 あってはならない事故によって、気がつけば知らない場所へ。 果たして何があったのか、そして帰れるのかどうなのか。 どうか、無事を祈って見守り下され。

　自サイトからの転載です。 　内容を指定しない10のお題、7「最初に台詞、後から描写。」 　お題もと→http://kotone.kt.fc2.com/proj/odai.html