ソルブレア帝国“王の槍”に所属する少女兵ローズ。魔法が使えないにも関わらず、戦場では“赤い死神”という異名で恐れられている彼女は、普段通り戦闘訓練に励んでいた。そんなローズの部屋に、ある日黒猫が現れて……。 元帝国最強クラスの少女と、不老不死の喋る黒猫による異世界ファンタジー。

港町の酒場で、一杯のホットミルクを頼む黒い影―― それは、大剣を背負った“喋る黒猫”だった。 彼の名はムサシ。 かつては人間だったが、魔女に呪われ、“獣”の姿に変えられた騎士。 静かに生きるはずだった彼は、ある夜、一人の少女を助けたことで運命を狂わせていく。 正義感の強い少女・エルマ。 闇に生きる野盗たち。 そして、この世界に潜む“人ならざる者たち”。 これは、呪われた黒猫と少女が紡ぐ、 優しくて切ない、“抗いの物語”。 ――静かな月の下、黒猫は今日も、剣を抜く。

神々が突如として姿を消してから早数百万年。 神なきこの世界は、エデンによって管理されていた。 そんなエデンに所属する一匹の猫は、神が遺した聖遺物“ダイナモ”を首にかけ、地球に向かう。 このダイナモを使い、エデンの敵対者──悪魔を滅ぼし得る人物を、己が相棒とせんがために。 そして猫は、とある少女の下へと向かった。 その少女は猫にとって、特別な少女だった。 猫は勇気を出して、少女に話しかける。 「こんにちは、エミリー」 その瞬間、猫と少女は過去に飛ばされた。 地球の過去。1800年代のイギリスだ。 そこで少女は、なにを見るのか。なにを経験するのか。 また、猫はなにを隠しているのか。 少女はなにも知らぬまま、現代へと戻るため、過去を生き抜いて行く。 …………彼女は何者で、なんなのか。それが分かった時、歯車は動き出す。

人の魂は永遠に不滅で|輪廻|《りんね》を繰り返している。 ところが輪廻を司る輪廻の大樹に異常が発生して人の輪廻は停止した。 生まれながらに霊魂と交信する力をもつ少女が、そのことに気が付き、輪廻の大樹再生に向けて異世界へと旅立つ。 少女を助けるのは霊獣小太郎。 一匹の猫と少女による輪廻縫合の旅が始まった。

黒猫と少女が色々な魔法を発明していくお話。その内の一つの短編です。 これから連載版を投稿していきます。

猫と少女と五月病のショートショート。

いつかのどこかの、誰かの話。

　ある大雨の日。六歳のオトノハはシャッターが降ろされた店の前で、箱に入れられたメスの子猫を見つけた。それは全身真っ黒なのに、両耳の間の毛だけが金色の、奇妙な毛色の猫だった。 　子猫を家に連れ帰り、世話をしようとするオトノハと父親のナユキだったが、子猫は一向に懐かず、自ら家を飛び出す。 　だがその数日後、子猫は傷だらけになって帰ってきた。 　猫の視点から猫と少女との交流を描くキャットミーツガールストーリー。

これは、全てを破壊した英雄の、その後が描かれた物語。

「吾輩は猫である、名前は…」 　気が付くと、そこは見知らぬ草原だった。 　ケガはないかと体を見ると、綺麗な黒い毛並みに小さな肉球、長いひげに三角の耳。そして揺れる尻尾が…。 　…って、猫じゃん！！ 　これは、猫(魔物)に転生した男と忌み子と蔑まれた少女と邪竜のドラゴンの子。三人の嫌われ者たちが世界を旅する物語。

奇妙な夢が導く、怪現象が起こる町の真実―― 中学1年にして天涯孤独という危機に直面した然だったが、おじ夫婦の出現によりそれを免れ、夫婦の住む両親の故郷へと引っ越す事となった。そこで彼は、不思議な猫と少女に出会い、奇妙な夢を見る。 そんな折、転校した先のクラスメイト達から町に伝わる言い伝えを聞き、然はまた少女と出会った彼の地へと赴くが… こうして町で過ごしている内に、然は自身の生い立ちと少女との因果、そして自分に課せられた運命《さだめ》を知る。 この作品は、「星空文庫」にも掲載しています。 ※文章に違和感がある箇所を多々発見した為、少しずつ書き直し工事を行って参ります！！だがしかしそれすら遅筆だと思われます！！申し訳ございません！！！

猫の日は、お盆ではありません。

これは、リッキーというお祖母ちゃん猫と少女の物語。 なお子が大好きなお祖母ちゃん家に飼われている猫、リッキーは周りの人からプライドの高い猫だと悪評高い猫で・・・

とある異世界、とある王国――その辺境の街の外れに、とある救世主が住んでいた。 彼は、世界の全てを憎悪し、呪うことで戦う真っ黒な勇者の青年。そんな青年に助けてもらって、その生き様を悲しく思い、なにより青年に惹かれたからこそ人の温もりをわからせようとする少女。 ――これは、救世主の青年と優しい少女の、野良猫系恋愛物語。 ※同じ世界観の作品が多数ありますが、作品に順番はありません。どれからお読み頂いても大丈夫です。細かな時系列が気になる方は、シリーズ内の「精霊の箱庭・パルム　設定資料集」に時系列まとめがございますので、そちらをご覧ください。

記憶を失った妖魔・九曜は、自分を助けてくれた少年・ディーンと旅をしていた。旅の途上のギルモア王国で、二人はささいなことから喧嘩別れをしてしまう。九曜は、一見家出少女のようなリアと出会い、ネバホ山にあるという[願いの泉]を探しに行くことになった。一方ディーンは、九曜たちを追う怪しい男たちを目撃する。

絵本「ゴミ捨て場の正義」とその作家、林乃倫子の裏側の話。 少女は知りたい。猫の味を。 ちょっとサイコな少女と頭のいい猫の頭脳戦。

母親と父親と娘は仲良かったのだけど……。 でもそこからまた女の子が立ち上がり、前に進んでいくお話です

急いで家に帰っていると時間が遅くなり猫と少女を助けようとするが時間がもとに戻りトラックにはねられてしまう。そして、目を覚ますと全く知らないところにいた！ え？ここどこなの？と本気で戸惑いながらも転生ものでありそうな展開が繰り広げられる。 そして次第に平穏な日常は崩れ世界と戦うことになっていく… と、そんな感じにどこにでもありそうな物語です。

ダンジョン？　エリア？　ゲート？ 気が付くと黒猫の姿でゲームの様な世界に居た。 その猫の姿は、タワーディフェンス・タワーオフェンスに３Dアクション要素が合わさったVRゲーム『ダンジョンクリエイター』での自分のアバターの姿であった。 困惑もつかの間、魔素（MP）切れによる命の危機が迫ることを感じ、焦燥感が心を支配していった。 そんな中、意気投合した白髪の美少女ユキカゼとお互いの目的のため協力し、生き残るため行動を開始する。 ”英雄の傍にユキカゼが舞う”そう謳われる一族である彼女と共に行うことが、徐々に世界に影響を与え始めていく。 様々な出会いと別れ。 無くした身体に引っ張られるように鈍化していく感情。 逼迫する世界情勢。 これは『猫と少女の英雄譚』――

小さな猫と少女のお話