警視庁陰陽課の対極院禊は、恋人に裏切られ、左遷される。 向かった先は「行ったら戻れない村」――隠冥村。 そこで禊が見たのは、嫉妬に狂った後輩・茉莉花が引き起こす惨劇の未来だった。 過去に戻された禊は、茉莉花を救うため、今度こそ向き合うため。 封印された妖人・安倍晴明と対峙する。 永遠を生きた魔神の母と共に、禊は「怠惰」という罪と向き合い、失われた日常を取り戻すため戦う。 「カクヨム」「ハーメルン」にも投稿しています 毎日十二時に更新します。 全話予約済み。完結保証

◆カドカワBOOKSより第2巻　発売中◆ ◆ガンガンONLINEよりコミカライズ連載中◆ 王都に住むジークは生前、エリートの道を進んできたサラリーマンだった。 しかし、出世争いに負けた相手に恨まれ、包丁で腹部を刺されて死んでしまった。 何故か孤児として異世界に転生してしまったジークだったが、引き取り先の師から錬金術を学び、持ち前の頭の良さと前世の知識で若くして国家錬金術師の資格を取り、再び、エリート街道を突き進んでいた。 しかし、出世争いをしていた貴族に恨まれて権力を使われ、その椅子を奪われてしまい、さらには追い打ちをかけるように師であり、親でもある上司から辺境の地への異動を命じられる。 それは左遷を意味し、望んでいた出世の道は完全に絶たれてしまった。 ジークは二度の失敗でようやく自分が仕事はできても人間性が良くないことに気付いた。 口惜しさと不満を感じていたジークだったが、使い魔の黒猫の助言のもと、転勤先では今度こそ上手くやろうと思い、2度目の生まれ変わりを決意する。 そして、辺境の地で出世とは違う別の人生を探すことにしたジークだったが、転勤先は錬金術師が2人しかいない危機的状況な支部だった。 ジークは持ち前の錬金術の腕で支部を立て直し、出世とは違う幸福を見つけていく。 人生とは何が幸せで何が大事なのか…… 出世欲に憑りつかれた男が辺境の地で真の幸福を見つける…… ※★がついている話は他者視点が含まれています。 ※サポーター限定の近況ノートにて、本作の主人公の幼年期を描いた『がんばれ、ジーク君！』を不定期で投稿しています。 ・サポーター限定の近況ノートリンク集 https://kakuyomu.jp/works/16818622172952059597/episodes/16818622172952148425

　私はいつだって、アナタを追い掛けていた。アナタを憧れとし、もう一度アナタに出会うためだけに…… 　銀色の長い髪に優しい笑顔、私もこんな素敵な６枚羽根の天使になれたらって思っていた。アナタに出会えたのは、たった一度だけだった。けれど、その姿が目に焼きついて離れたかった。 　努力は実績にはならない。そう思ったのは、天使が生まれながらに階級があるからだ。どれだけ頑張ってもアナタのいる階級にさえ近づけない。 　そんな中で、私は突如として異動命令を受けた。天界の中でもゴミみたいな部署に…。

ある日突然、母が殺された。遺体は山中で発見され、犯人として逮捕されたのは祖母。事件後、母の友人だった看護師・三芳梗子が家に頻繁に出入りするようになり、彼女はやがて祖母が収監された医療刑務所に自ら異動し、祖母の世話まで引き受けるが、彼女に不信感を抱き続ける浩太。 祖母は認知症の進行が見られる中で、「私じゃない」と事件への無実を訴え、不穏な言葉を残す。やがて祖母は死亡し、父は梗子との再婚を考えるが、彼女の本性に気づき、関係を断つ。数年後、父から衝撃的な知らせが届く。――梗子が何者かに殺されたと。 梗子の娘・依智伽を一時的に家に迎え入れることになる。しかし、依智伽の言葉や表情には時折、大人びた冷静さや不可解な笑みが垣間見え、浩太は不安を拭いきれない。 依智伽はまるで母親の死を悲しんでいないかのように見え、徐々に彼女の“裏”を感じ取っていくが、やがて施設に戻っていく、「私がお母さんを殺したの」という言葉を残して。 浩太、和、寧々――それぞれの母の怪死。そして依智伽。 関わりのなかったはずの事件。 誰が、何故――？ それぞれの視点で見る、事件。そしてすべてが繋がっていく……。

主人公の藤原海は10年連れ添った夫、蒼空と離婚した。周りには、理由を話していない。いちいち説明するのも面倒だから。離婚して、1年後、彼女の前に現れた1人の男性。彼は河本雷斗。雷斗は以前、彼女の部署から本部へと異動したが、どう言う訳か、彼女のいる支部へと戻ってきた。雷斗は相変わらずの馴れ馴れしさで周りの人を巻き込む。海はそんなタイプが大の苦手。そんな雷斗にも悩みが？。そんな2人はこれから？

「来月から淡路県民局に異動やから」 都会暮らしを夢見て公務員になったのに、まさかの島流し！？ ド田舎出身の夏菜子（20代・独身）は、失恋と両親の離婚、そして理不尽な辞令に絶望していた。 そんなある日、スーパーでカップ麺を落としたヨボヨボのお爺ちゃんを助けたら事態は急変、行った先は地図にない神社。 そして、お爺ちゃんの正体は――日本神話の父だった！？ ちょっとした仕事のつもりで行った先で待ってたのは、美少女の太陽神と関西弁でまくしたてる神様に仏様、さらには超絶美形のハーフ男子も出てきて・・・ 「いや、ウチただの地方公務員なんですけど！？」 業務内容は、神様の家族喧嘩の仲裁から、世界崩壊の阻止まで！？ 行政スキルとツッコミで日本の危機を救え！ 現代の「国生み」は、地方公務員の残業から始まる――。 笑って泣けて、ちょっと日本が好きになる。 神話×公務員×お仕事ファンタジー、開幕！」

　多くの竜が存在し、支配する大陸シャンドラ大陸。 　しかし、その支配も竜の死骸から造る大鎧“竜鎧機”の誕生によって昔の話となった時代。 　人々は竜の恐怖から解放されると、竜鎧機の戦力を他国への侵略のために使い始めた。 　大陸ではオルゴン帝国が大陸の半分を支配する勢力となり、残った国々は手を取り合ってオルゴン抵抗に抵抗していた。 　大陸東にある国、アテルナ国。 　この国も、オルゴン帝国の侵攻に悩まされている国のひとつであった。 　竜鎧機の整備士であるユウゴは、日々の業務に追われながら体の弱い母と妹のため、仕送りをする普通の男であった。 　ある日その仕事ぶりが認められ、ひとつの特別な工房へ異動することとなる。 　しかし、その工房はなんと竜鎧機の新型を開発する特別工房であった。

主人公・袋寛治は27歳、A県警生活安全課に所属する真面目で人当たりの良い警察官。地元の友人や家族に囲まれながらも、彼の平穏な日常は、年の離れた弟・正義の持つ不思議な能力によって、一変する。正義の能力は、人の死期や危険を感知するというもので、兄である寛治はその存在を知らぬまま、不可解で猟奇的な事件に巻き込まれていく。 事件はやがて連続殺人という形で現れ、常識では説明できない異様な現場、謎めいた符号、そして都市伝説として語られる不気味な歌声が絡み合う。普通の刑事としての経験では太刀打ちできない事態に直面した寛治は、警視庁内の裏組織――特殊犯罪課へと異動を命じられる。そこでは、通常の法と理性では測れない“異常事件”の数々に挑むことになるのだ。

幽霊、UFO、超能力。人知の及ばないMystical Mysterious（超常の謎）を求めて、オカルト情報誌『ミステカミステリ』の記者コンビは全国各地を飛び回る。 体育会系の後輩山田と、オカルトマニアの川畑。性格が真逆の女子二人は恐ろしい怪現象を前に、無事に生還することができるのか……？ ※ タイトルに『ミステリ』とありますが、真相が明確に書かれることはありません。 【登場人物】 山田 主人公。配属ガチャに外れてオカルト情報誌『ミステカミステリ』編集部で働くことになった。 夢は『週刊少年チャンプルー』編集部に異動すること。 川畑 『ミステカミステリ』のエース記者。

いつもは普通のアラサーOL、町田三樹29歳――。今日も後輩に振り回され、空気の読めない上司にモヤモヤ……。誰も知らない、彼女が持っている別の顔――それは、OLレンジャー！彼女が、ふたりの仲間とともに街のクズどもをぶっ飛ばしていることを！ 彼女にも悩みがあった。キラキラした恋愛はしてみたい、でも、過去のつらい失恋のせいで、どうしても一歩が踏み出せなかったのだ。そのくせ、実家の母にあおられて、30歳までに結婚するなどと宣言してしまっていた。三樹の中に、焦りがつのるが……。 そんなある朝、いつも見ているテレビ番組の「今日の星占い・スペクタクルカウントダウン」で「恋愛運上昇」との気になる情報が！さらに、今朝の夢も、「突然のキス」をにおわせるような、ドキドキの内容で……。 （まさかね……） そう思いながらも、期待がふくらむ三樹。これには理由があって……。 このところ、人手不足でバタバタしていた三樹たち。そこへ、ようやく待望の人事異動が発令されたのだ。 （どんな人が来るの？） ひそかに胸を高鳴らせる三樹の前に、そよ風のように颯爽と現れたのは、ひとりイケメン男性だった。オフィスの全員が見とれてしまうような彼の名は桐生修一。そんな彼が、なぜか三樹だけに熱い視線と微笑みを向けてきて……。 （これって、まさか……本当に恋の予感！？） OLレンジャーの正体を隠し、仕事に恋に大パニック！ さらに、彼女を取り巻く個性あふれる社員たちも登場！人懐っこい犬のようなカワイイ後輩の「ヒガシくん」こと東北沢は、三樹にとって癒しの存在。大学時代からの先輩の宿さん（女性）は、他部署なのに何かと口をはさんでくる！さらに、ぶりっこキャラで男性社員たちにモテモテの後輩・水沢杏も、桐生にちょっと気があるようで……？ 不器用アラサー働き女子の、ドタバタ胸キュン☆バトルラブが、今、始まる！！

生徒2人を連れてフリアンフィナンシェ学園の分校から本校へ異動した女教師が生徒と結婚(合法)させられたり生徒会のイザコザに巻き込まれたり非公式な決闘の仲裁をしたりする話。 現代風異世界ファンタジー学園モノ/教師ヒロイン/一匹狼クール美男子/俺様生徒会長/無感動人形系美少年/その他… ※コンテスト・制作の進捗次第で削除の可能性があるコンテンツです。

S県警の生活安全課に属していた江角(えすみ)に下された辞令は『特殊事案捜査課(UPI)』への異動だった。科学がどれだけ進歩をしても、理屈では説明がつかない特殊事象が絡む事件・事故を捜査するために組織された課で、江角は旧友かつ僧侶である春木(はるき)とともに怪奇現象が絡む事件の対処にあたる――。 ※毎週月曜日、18時更新予定 ※個人サイト・カクヨムにも掲載中

32歳の美月は、5年間恋人がおらず孤独を感じていた 。ある日、部署に5歳年下の明るい健太が異動してくる 。健太は美月の仕事ぶりに惹かれ、二人は親しくなるが 、美月は年齢差への不安から彼を拒絶してしまう 。健太の真摯な告白を受け 、美月は東京タワーで謝罪し不安を打ち明ける 。健太も改めて「年齢は関係ない」と想いを伝え、誤解が解けた二人は穏やかな関係を始める 。

交番勤務を経て、所轄の強行犯係に異動した新米刑事・田所優馬。 初めての殺人事件に胸を高鳴らせるが、現場に科捜研は来ず、崖も屋台もなく、聞き込みは沈黙、犯人はあっさり出頭。 刑事ドラマで育った田所の幻想は、次々と現実に打ち砕かれていく。 ベテラン刑事・三枝の皮肉と冷静な言葉に導かれながら、田所は“走らない刑事”としての第一歩を踏み出す。

（あらすじ） アメリ・パルツァーの異動先は、教会支援部屍鬼対策課だ。 屍鬼を倒す浄化師が動きやすいように、宿泊先や食事、各種手続きを行う部署。 危険度は高いが、その分高収入だ。 義弟の薬代のために屍鬼対策課を希望したアメリの初任務は、悪名名高いマクシミリアン王子御一行の随行員。 「お土産を買って帰ってくるから楽しみに待っていて」 そう義弟に手紙を送ったアメリだが。 果たしてこれは、死亡フラグだったのか。 これは、アメリの初任務の記録である。 以下、設定を掲載しています。ネタバレ部分も含みますのでご了承ください。 （設定） ☆マクシミリアン・フォン・ディートリヒ　鉤爪　17歳　金髪碧眼　王子。屍鬼化した母を殺した ☆ロイ（偽名）　剣士　23歳　赤髪・赤瞳　屍鬼化した婚約者を殺した ☆リアム　ハンドラー　14歳　茶色髪・鳶色目　屍鬼化した兄弟を殺した ☆アメリ・バルツァー　官吏　19歳　黒髪・緑瞳　義弟のため、異動を申し出て屍鬼対策課にきた ☆エルンスト・フォン・ラインダース　17歳　金髪緑目　アメリの義弟。アメリに好意を抱いている ☆屍鬼　飴色瞳・橙色に近い赤毛　メイド服姿の男　マクシミリアンの母を屍鬼化した張本人 ☆ルイーサ・フォン・トラウトマン　37歳　金髪碧眼　マクシミリアンの母

プロ奏者の夢を諦めた主人公は、学生時代『天才』と呼ばれていた。音楽の教員として働き始めたが、着任して１年で田舎に飛ばされ、踏んだり蹴ったり。異動先で部員が５人しかいない吹奏楽部顧問の依頼を渋々受けた。 部員たちと出逢い、その熱意に押された主人公は音楽を奏でることの楽しさを思い出す。

　笑うかどには福来たるそうだけど、どんな「かど」？

東京で完璧なキャリアを築いていた葉月（29歳）は、恋人との破局と仙台支社への左遷という二重の挫折を経験します 。絶望の中、元先輩の手紙をきっかけに自分のおごりに気づき、仙台では謙虚に「聞く」姿勢を徹底します 。彼女の変化でチームは一体となり、赤字だった支社の黒字化と新規事業の成功を達成 。その過程で、同僚の涼と互いを尊重し合う関係を築きます 。本社から復帰オファーを受けた葉月は、キャリアと涼との愛を両立させるため東京へ戻る決断をします 。2年後、涼も成果を認められて東京へ異動となり、二人は東京駅で再会を果たします 。

昭和十一年、戦争の足音が帝都を覆い始めた時代。 民間出身の陸軍士官・藤堂真は、異例の人事で極秘情報機関「桜機関」へと異動を命じられる。 そこは、国家のために“真実を作る”組織――外交・報道・軍のすべてを裏から統制する、影の諜報部門だった。 冷徹な統括官・結城中佐、現場指揮官・三輪大尉、 そして謎めいた女性諜報員・柊里緒。 藤堂は、彼らの冷たい合理の中で次第に“国家の闇”へと引きずり込まれていく。 「国は滅びても、記録は死なない。」 真実を消そうとした国と、 それを綴り続けた人々の物語―― 静かに燃える“記録のスパイ譚”。

コロナのころ、人事異動で飛ばされてきた男は、なじむでもなく空虚な気持ちで新しい部署にいた。そこにいた地味なシングルマザーと彼には意外な共通点が...