死神の存在証明について

　信仰を以て神の存在証明を為し、その代価として神秘を授かる。 　この契約的業を、人は《魔法》と呼ぶ—— 　人間による科学の発見。それに伴う、科学を媒介とした信仰の否定、つまりは間接的な神の存在否定。 　人間は此処に、神秘を喪った—— 　人間種が第三次世界大戦にて大敗を喫した人類暦１６１２年。それより１７６年後。 　地上を捨て天空に移り住んだ人間種は物質文明の頂きへと急進していた。 　そして人類暦１７８８年。《エデンの民》と自称する彼らは、全ての国民がアクセス可能なネットワーク《ＹＨＷＨ》を構築し、そこに仮想空間を創り上げた。 　仮想空間を構築し、そこにキャラクターとして神の鋳型を設け、炉心たる人々を招き、信仰を注がせ、神の受肉を完了する。 　全ては、人工の神を創り出し、神秘を取り戻す為に。 　 　全ては、其処から始まった———

主人公ジャルドンは生まれた時から神々に祝福され誰からも羨まれる力を持つ。長生きできない混血に生まれ、成人できた稀有な存在として集落で慕われる王に等しい存在。しかし心の奥底では誰もが国を守る生ける戦道具としてみているのだ。そしてまだ見ぬ彼のことだけを愛するしかできない呪われた番の花嫁との結婚が決まっている。◆ 【ラ・オラスタン】「ガキが早死にしようと関係ないな」主人公オルベルフは純血主義の一族に嫌気がさして家出。 【偉大な英雄の息子】主人公ファスパルは混血の息子で両親が亡きあと集落で育てられる。生まれた時から花嫁が近くにいた◆ 【私は君と怠惰に王宮生活をしたい】主人公スロフスの一族は代々コルムだったが彼は花婿としてクルムの女王の番となる。 【救いない二股、友達が俺でなきゃ刺されちゃうね。】主人公は帰宅中に別の女子からもらったチョコを食べたあとの記憶がない。● 【神の存在証明～彼らが穢れたのは見捨てられ、取りこぼされたから。】主人公ヴェイムの暮らす首都では神の存在を否定しない掟があるが、平和だったのに小さな事件が起きると神を否定する悪の組織が表に出始め、平和だった都は混乱する。その歪に付け入り創造主に忘れられた混沌の世界ヴェラムの主となったのは邪悪な神だった。主人公は組織に加入して正義の神様の救いを求め、その目にうつるように邪神を倒す冒険に出る。◆ 【ジュウガン！目を覚ましたら隣に知らない女の子がいるのを期待して、目を開けると銃を向けられていた。】テペンスはターゲットと瓜二つなせいで暗殺者の少女に命を狙われてしまう。主人公は殺されないように初任務で殺しに慣れていない少女に協力する。● 【天才少年グンゾウ　空白の記憶と王家の謎】公的に電子バグを倒して稼ぐ世界で、主人公グンゾウはバグの召喚所を作る若きエンジニアとして有名。ある日の帰り道で後頭部を殴られ記憶喪失になった。■ 【魔法学園の生徒(中二病)が望まぬ光の力を手にして夏休みに魔王退治代行した話】主人公アロヒは魔法学園の夏休みに強奪魔法が開花し魔法退治中の勇者から女神の加護を奪ってしまい魔王討伐代行。◆ 【世界は神(ぼく)の駒であればいい】主人公は異世界へ転生しルクストとなった。そこは教祖が神の化身、領主で王であり権力者。纏まりがなく神さえ匙を投げ関与しない世界の中心に君臨する事にする。

『最強の暗殺者一族』と呼ばれる《柊一族》のエリートとして生を受けた少年は、ある日師範に突然一族からの追放を告げられる。 その理由は、まさかの“本名の奇抜さ”！ たったそれだけの理由で里を追い出された少年は、ヤケクソで志願した冒険者採用試験にて とある秘密を抱えた少女と出会い、人生のシナリオを大きく書き換えていくことに……。 人類最強、そして人類最長の名前を持つ少年の、 成り上がり、八つ当たり、チート異世界復讐ファンタジックコメディが、今始まる────！ ※ブクマ、感想、評価、レビュー、アドバイスなど頂けると大変励みになります。更新のペースが露骨に上がります。

教育的ディベートの授業。 論題「神は存在するか、否か」に挑む、僕と彼女のお話。 掌編・１０７２字。 『カクヨミ』にも同作を掲載しております。

会社の忘年会の二次会、スナックで呑んでいたオレは不意に酔いから醒めた。我に返った。 アルパイトの女の子のセリフに驚いて。彼女はオレにこう言ったのである。「神様はいるに決まっているじゃないですかぁ」と。 該当するものがないので分類を『その他』としていますが、作者的にはＳＦです。 スナックでのただの会話で、ＳＦ的なところはまったくありませんが。 少しでも楽しんでいただければ幸いです。 よろしくお願いします。

宗教が嫌いな科学者さんのお話です。

あなたは神を信じますか。 なぜ信じる信じないで語るのでしょう。 神はいるとしたらなぜいるのでしょう。 いないのであればそれはなぜでしょう。

神になりたいと願った奴らの中から1人だけ選ばれた。 「1人には妄想を現実にする力を与えよう。それ以外の奴には妄想と現実の区別がつかないようにしてやろう」 「これも必要なことなのだ。天秤が両側に傾くことがないように、全員に力を与えることはできない。たとえ、神である私であっても。私に出来るのは天秤を傾けるだけだから」

1992年、ある2つの論文が発表された。 1つ目は、「八百万の神の存在証明」 世界の宗教観を揺るがす大発見！かと思いきや、一般人には可視できないので、人々は今まで通りの生活を送っている。 2つ目は、「先天性四大性質の発見」 それぞれをわかりやすく火・地・風・水と名付けられた四大性質のうち、いずれか1つを生まれ持っているというものである。 これにより、人間の向き不向きが判断され、性質によって、就職や結婚を決めるようになっていく。 シャーマンの家系に生まれ、八百万の神を目視し、彼らと対話できる大三輪愛存（おおみわ・あそん）は、「性質に運命を決められる人生」を疑問視し、性質に運命を左右されたくないと自分の夢を追い続ける人たちの夢を、「神のコネ」を使って叶えようと奮闘する！