作者:りるぴ/作品情報/Nコード:N8015KO
連載中 (全6エピソード) |
西暦二〇二五年。
ユーラシア大陸の東に二つ並んだ縦に細長い列島、和雅国(わがこく)と大真栄帝国(だいしんえいていこく)は天然資源を巡り交戦状態に陥った。
その渦中、和雅国山本県森川村に住む少女、花咲(はなさき)ひまりは人型ロボット兵器である機動歩兵(きどうほへい)の新型しきしまを開発。
大真栄帝国の奇襲からの防衛をきっかけに戦乱に巻き込まれていく。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: R15 残酷な描写あり 女主人公 和風 現代 ロボット ディストピア 最終更新日:2025/06/05 05:26 読了時間:約34分(16,539文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:冬木洋子/作品情報/Nコード:N8848KF
完結済 (全6エピソード) |
のどかな山村・イルゼール村には、ときおり、異世界からの客人〈マレビト〉が訪れる。〈マレビト〉を最初に見つけたものには、幸運が訪れるという。
ある日、〈マレビト〉の出現地点である〈女神の淵〉に、美しい乙女が全裸で倒れていた。栄えある第一発見者となったのは、ジャガイモ作りに命をかける農家の長男、シゼグ。その顔は細長いジャガイモに似て、大変不細工だった――。
素朴で気の良い農村青年と記憶喪失の美少女との、泣き笑い系ほのぼの同居ラブコメ。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転移 ほのぼの ラブコメ 田舎 切ない 温かい 異世界恋愛 異世界ラブコメ ほっこり ときどきしんみり 最終更新日:2025/03/30 06:35 読了時間:約37分(18,192文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 6 pt |
作者:藍川 峻/作品情報/Nコード:N7477IC
連載中 (全9エピソード) |
吉祥学園高等部・アウトドア活動部の幹部5人は、買い出しから帰ろうとエレベーターに乗った。そしてエレベーターの扉が開くと、目の前には荒野が広がっていた!
しばらく歩くと放置された荷車を見つける。荷車には果実や水、種々の武器が「都合良く」積まれていた。夜になって星空を見上げ、そこは地球上ではないことを確信する。買ったばかりのテントと荷車を使って一晩過ごし、翌日彼らは巨大な虫に襲われている子供を助けた。その子供は髪の毛の間から獣の耳を生やし、猿のような細長い尾を持っていた。彼の村に招かれ、初めは歓待されたが、不用意な発言から逆に襲われた。助けた子供の機転で村を脱出、近くにあった洞窟に逃げ込んだ。
第1部『洞窟の妖術師』 洞窟の中で邂逅した魔導師の魂魄と彼にまつわる事件に巻き込まれた彼らは、途中で遭遇する様々な魔物と戦闘しながら進み、とうとう洞窟の妖術師と対峙する。
第2部『エルメリア王国の内紛』 洞窟を抜けた先で出会った、シュナイデル(シュン)ら青年の男女は、王の苛政に抵抗しようとレジスタンスを結成していた。シュンらに世話になった5人は、王を操っている女神官もどうやら「異界の者」らしいと知り、元の世界に戻るすべは無いか尋ねようとする。しかし彼女が洞窟の向こうの種族を支配しようとしていることを察知し、対立してしまう。同じ頃にレジスタンスが蜂起。シュンが王宮を追われた陰謀劇を発端とするエルメリア内紛が勃発する。
第3部以降は、女神官を追う5人は転移した世界ザラスの各地を旅することになる。時には5人が離れ離れになったり、冒険ありロマンスありのロードムービーが展開。
5人は女神官から情報を聞き出し、元の世界に戻ることはできるのか!?
【登場人物】
鷹宮竜司:2年生。眉目秀麗、文武両道のスーパー高校生。1年休学していたため、他の2年生より1歳年上。洞窟内で聖剣を入手する
相模悠:2年生。竜司の幼馴染み。洞窟内で魔導師の魂魄と出会い、魔力の存在を知り、知識を受け継いで魔法使いとなる
新堂優莉:2年生。ストレートの黒髪が似合う和風美人。竜司・悠と幼馴染み。歌と料理が得意
萩沢譲:1年生。口数が少ない眼鏡男子。IT強者だが、ザラスでは意外な特技が発現
藤咲美音:1年生。「天真爛漫」の体現者。少量ながら魔力を持つ
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転移 群像劇 魔法 剣 異種族 王国 王宮 陰謀 転移 拳法 最終更新日:2025/02/13 19:32 読了時間:約99分(49,194文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:カキヌマ コウイチ/作品情報/Nコード:N8111JX
短編 |
都内のとある駅前に、どこにでもありそうな古ぼけた雑居ビルがあった。
その地下一階は、閉店している店も多い、寂れた飲み屋街である。そのさらに奥へ進むと、ダンボールや清掃用具などが無造作に置かれた袋小路に突き当たる。
その袋小路の左手の壁に、夜の間だけ、さらに地下へ続く階段が現れる。
それが、どういうトリックなのかはわからない。
とにかく、昼間は薄汚れた白い壁があるだけの場所が、夜の間だけその壁が消えて、階段が現れるのだった。
もちろん、そのビルには、本来地下二階など存在しない。
しかし、確かに階段は存在し、薄暗いその階段を下りると、弱弱しく光る腰ぐらいの四角い看板が現れる。
その看板には【異世界案内所】と書かれていた。
上の方に、手書きで「ミザリアの」と書き加えられている。怪しい緑色の煙も漂っているが、不思議と嫌な香りではない。
その看板のさらに先に進むには、天井から吊られた黒に近い紫色の布をくぐらなくてはいけない。その布は光沢があり、分厚い高級な緞帳のような布だ。
その布をくぐると、漂っている煙の元であるキセルを咥えた、女性の姿が現れる。
先ほどくぐった布と同じ色のとんがり帽子を被り、マントを羽織ったその姿は、まさに絵に描いたような魔女の姿だった。右手に持っている細長いキセルも、杖のように見える。
肩の辺りには、薄っすらと光る妖精のような生き物が音も立てずに飛んでいる。
「あら、いらっしゃい。初めての方かしら? 私はここで、異世界への永住希望者を探している者よ。この場所に辿り着いたという事は、貴方にはその資格があるという事ね」
金色に輝く長い髪をかき分け、薄い緑色の煙を吐き出しながら、その魔女は言う。
「さて、まずは貴方のお名前を聞かせてもらえるかしら?」
魔女は客人の目を見て言う。怖いような悲しいような、冷たい微笑みを浮かべて……。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転移 シリアス 男主人公 現代 最終更新日:2024/12/31 02:01 読了時間:約41分(20,059文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:ぼうし/作品情報/Nコード:N0952JO
連載中 (全14エピソード) |
細長い月が輝く夜
僕とワタリは出会った
(僕:彰 発達障害)
(ワタリ:ワタリガラス、人の言葉を話す)
B型作業所に通所する僕が社会復帰を果たすまで
対人恐怖症の僕が人を信用できるまで
ワタリは僕を優しく見守る
そして僕との何気ない会話にワタリは癒される
そんな物語_
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: ほのぼの 男主人公 人外 現代 日常 エンターテイメント 最終更新日:2024/10/21 10:33 読了時間:約44分(21,589文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:カキヌマ コウイチ/作品情報/Nコード:N2322JK
短編 |
都内のとある駅前に、どこにでもありそうな古ぼけた雑居ビルがあった。
その地下一階は、閉店している店も多い、寂れた飲み屋街である。そのさらに奥へ進むと、ダンボールや清掃用具などが無造作に置かれた袋小路に突き当たる。
その袋小路の左手の壁に、夜の間だけ、さらに地下へ続く階段が現れる。
それが、どういうトリックなのかはわからない。
とにかく、昼間は薄汚れた白い壁があるだけの場所が、夜の間だけその壁が消えて、階段が現れるのだった。
もちろん、そのビルには、本来地下二階など存在しない。
しかし、確かに階段は存在し、薄暗いその階段を下りると、弱弱しく光る腰ぐらいの四角い看板が現れる。
その看板には【異世界案内所】と書かれていた。
上の方に、手書きで「ミザリアの」と書き加えられている。怪しい緑色の煙も漂っているが、不思議と嫌な香りではない。
その看板のさらに先に進むには、天井から吊られた黒に近い紫色の布をくぐらなくてはいけない。その布は光沢があり、分厚い高級な緞帳のような布だ。
その布をくぐると、漂っている煙の元であるキセルを咥えた、女性の姿が現れる。
先ほどくぐった布と同じ色のとんがり帽子を被り、マントを羽織ったその姿は、まさに絵に描いたような魔女の姿だった。右手に持っている細長いキセルも、杖のように見える。
肩の辺りには、薄っすらと光る妖精のような生き物が音も立てずに飛んでいる。
「あら、いらっしゃい。初めての方かしら? 私はここで、異世界への永住希望者を探している者よ。この場所に辿り着いたという事は、貴方にはその資格があるという事ね」
金色に輝く長い髪をかき分け、薄い緑色の煙を吐き出しながら、その魔女は言う。
「さて、まずは貴方のお名前を聞かせてもらえるかしら?」
魔女は客人の目を見て言う。怖いような悲しいような、冷たい微笑みを浮かべて……。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転移 最終更新日:2024/08/14 03:00 読了時間:約34分(16,847文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:前歯隼三/作品情報/Nコード:N4240IC
連載中 (全73エピソード) |
オリキャラ作りから始まって、次は設定を書き加える。そうして世界と人形が生まれる。人形を動かす為には「詩」が必要、そうすれば世界は楽しく勝手にくるくる回り出す、幾つもの物語が産声を上げる…が。世界は物語の数だけ増えて行く…エントロピー増大を前にして私は世界を繋げることにしたのだ。基本は時間軸による一本線…しかし、異世界とか色々あるならば…世界とは幾本もの細長い…そう、パスタの束のようではあるまいか?この小説「パスタの木」は無数の世界、主に短編をぶちこみまくる枠なのである。パスタ食べたい。得意なジャンルはコメディ短編
ジャンル:コメディー〔文芸〕キーワード: 異世界 短編集 スターシステム ファンタジー 最終更新日:2024/06/08 08:15 読了時間:約335分(167,433文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:カキヌマ コウイチ/作品情報/Nコード:N5271JB
短編 |
都内のとある駅前に、どこにでもありそうな古ぼけた雑居ビルがあった。その地下一階は、閉店している店も多い、寂れた飲み屋街である。そのさらに奥へ進むと、ダンボールや清掃用具などが無造作に置かれた袋小路に突き当たる。
その袋小路の左手の壁に、夜の間だけ、さらに地下へ続く階段が現れる。それが、どういうトリックなのかはわからない。
とにかく、昼間は薄汚れた白い壁があるだけの場所が、夜の間だけその壁が消えて、階段が現れるのだった。
もちろん、そのビルには、本来地下二階など存在しない。
しかし、確かに階段は存在し、薄暗いその階段を下りると、弱弱しく光る腰ぐらいの四角い看板が現れる。
その看板には【異世界案内所】と書かれていた。
上の方に、手書きで「ミザリアの」と書き加えられている。怪しい緑色の煙も漂っているが、不思議と嫌な香りではない。
その看板のさらに先に進むには、天井から吊られた黒に近い紫色の布をくぐらなくてはいけない。その布は光沢があり、分厚い高級な緞帳のような布だ。
その布をくぐると、漂っている煙の元であるキセルを咥えた、女性の姿が現れる。先ほどくぐった布と同じ色のとんがり帽子を被り、マントを羽織ったその姿は、まさに絵に描いたような魔女の姿だった。右手に持っている細長いキセルも、杖のように見える。
肩の辺りには、薄っすらと光る妖精のような生き物が音も立てずに飛んでいる。
「あら、いらっしゃい。初めての方かしら? 私はここで、異世界への永住希望者を探している者よ。この場所に辿り着いたという事は、貴方にはその資格があるという事ね」
金色に輝く長い髪をかき分け、薄い緑色の煙を吐き出しながら、その魔女は言う。
「さて、まずは貴方のお名前を聞かせてもらえるかしら?」
魔女は客人の目を見て言う。
怖いような悲しいような、冷たい微笑みを浮かべて……。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転移 ダーク 男主人公 女主人公 現代 魔法 日常 異世界 最終更新日:2024/05/25 01:08 読了時間:約27分(13,182文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:安東 真夏/作品情報/Nコード:N4505IZ
完結済 (全13エピソード) |
ひたかみという大地がある。
水と風を護りとする、いのち豊かな大地。
異国――それは大和という――から、偉そうな顔で訪れる輩は別の名で呼ぶ。しかしいかに彼らが執拗にそう呼ぼうが、大地は彼らに名づけられたりはしない。
ひたかみは、ひたかみだ。大地をそう呼ぶ、そのクニの民がいる限り、喪われることはないのだ。
クニがクニでなくなるのは、戦に負けて、王が討たれた時ではない。それはクニのことわりを、クニ人が忘れたときだ。クニのことわりとは、即ち「誇り」だから。
かつて――。
この南北に細長い≪秋津島≫には、そんなたくさんのクニがあったのだ。
国津の神を戴いた、それぞれのことわりをもったクニが。
けれど、南に興った「大和」は、たくさんのクニを「大和」のクニのことわりが呑み、いまはもう日高見だけが、ひたかみのクニのことわりで生きている。
----生きようとして、いた。
これは神の名を預けられ、神と人の狭間で、足掻きながら、誇り高く生きた、最後の「冠」の者の物語である。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 残酷な描写あり 異世界転移 シリアス 和風 古代 古代東北 陸奥 京都 源氏 前九年の乱 坂上田村麻呂 阿弖流為 陸奥話記 恋愛 運命の人 最終更新日:2024/05/12 09:48 読了時間:約109分(54,275文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 18 pt |
作者:はらけつ/作品情報/Nコード:N9107IV
短編 |
バッキー二とザッキーリは、迷う。
ここは、森の中。
腹が、空いている。
[ビストロ長ぐつ亭]とだけ書いた看板が、吊り下がっている店に入る。。
入ると、奥へと続く扉に、張り紙がしてある。
その張り紙の指示に沿って、奥の部屋奥の部屋へと、順々に進む。
最初の部屋で、入浴する。
次の部屋で、浴衣みたいなものを着る。
次の部屋は、真っ暗。
ただ、光から自分達の足元に、一筋の光が伸びる。
まっすぐ、光に沿ってただ進む。
光に近付くにつれ、周りの光景に明かりが入る。
周りの光景が、二人の眼に映り出す。
周りは、一面の赤。
たゆとう、赤。
そこかしこで人が、浮かんだり沈んだりしている。
そこかしこで人が、角を持つ人に、金棒で殴られたり沈められたリしている。
遠くには、坊主頭の人々が、鈴を鳴らしたり団扇太鼓を叩いたりして、言葉を唱えている。
ゆっくりと着実に、慎重に丁寧に、二人は光に近付く。
かなり光に近付いた時、光の中から、四人の人影が浮かび上がる。
光の中、二人を出迎える、お互いの祖父母。
道はまっすぐ、光の中へと、祖父母へと続いている。
二人の細長い、でもしっかりとした足取りの道のりは、もうすぐゴールだ。
「やれやれ」
モニターを見ながら、長ぐつを履いた猫は、呟く。
モニターでは、バッキーニとザッキーリが、それぞれの祖父母と抱き合っている。
火車は、その画像を見て、口の端を綻ばす。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: シリアス ほのぼの 現代 伝奇 サスペンス 近未来 最終更新日:2024/04/05 09:58 読了時間:約7分(3,189文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 18 pt |
作者:はらけつ/作品情報/Nコード:N3423IU
短編 |
連歌は続くよ
どこまでも
《連歌ノ法》が、施行された。
それ以来、日本中の神社本殿及び寺院本堂等の腰は、カラフルになった。
社寺の腰には、色とりどりのベルトが巻かれた。
神社仏閣の中心となる建物(本殿や本堂等)の外周りには、グルッと一周、連歌を募る紙のベルト(帯)が巻かれた。
今、目の前にあるお寺の、本堂に向かって左端から始まる髪帯は、鮮やかなスカイブルーだった。
フォレストグリーン地の、Tシャツを着ている。
Tシャツには、前面真ん真ん中に、三つの図柄が入っている。
和尚さんは、天念に急かされ、草履を履き、庫裡をゆったりと飛び出す。
和尚さんは、天念に背中を押され、のけぞりながら、歩を進める。
青からの赤、鮮やかな青からの真紅の赤、スカイブルーからのヴァージンレッド。
僧侶二人組とは思えない色の軌跡を描いて、シグナルみたいな二人は進む。
その名も、[連歌ん雁]。
《ん》は、「私ん家、俺ん家」のような、《の》を表わす《ん》。
《雁》は、メジャーな渡り鳥を表わす。
よって、名が表わすものは、《連歌の渡り鳥》
この辺りの地域にある神社仏閣は、軒並み、紙帯の停滞に悩まされていた。
総じて、約一ヶ月前に投句された句が、停滞を引き起こしていた。
「なまじっか、連歌とか短歌とか俳句の心得があったり知ってたりするから、
《ん止め》と《本歌取り》に怯んでしまって、句を繋ぐのに、
二の足を踏むんだと思うんです」
連歌ん雁地元遊撃隊二チームは、盛況の内に決定した。
早速、明日より、各四チーム(飯与宗次一人チーム、県担当連歌ん雁チーム、PST、SCT)は、活動を開始することにする。
ちょうど、ヨサブソンという芸人が、テレビの中でネタをやっている。
三つの、半分にしたドラム缶のような、バケツのようなものに、細長いボードが入っている。
ボードには、文字が書かれている。
《お題作戦》を採用して以来、紙帯の停滞は、順調に解消されている。
U―22組の自由奔放と、O―23組のオーソドックスが、適度に矯正されて、ほどよくいい感じの句が詠まれるようになっている。
繋げ易い句が一度提示されるやいなや、各寺社の紙帯は、また滑らかに滑り出す。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: シリアス ほのぼの 現代 伝奇 サスペンス 近未来 最終更新日:2024/03/25 09:30 読了時間:約85分(42,205文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:百瀬/作品情報/Nコード:N5358IT
短編 |
十六歳の誕生日を迎えた春原子爵家の長女・聖乃。社交デビューもしていない、女学校にも通っていない、貧乏子爵家の聖乃にはじめて舞い込んだ縁談相手は、なんと格上の公爵家・宍戸彰斗さま!?これはきっと何かの間違いだと、直接話すため宍戸家を訪れた聖乃を出迎えたのは、ふわふわの栗色の獣耳と細長いしっぽを携えた、眉目秀麗な獣人男性でした。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 人外 和風 明治/大正 ハッピーエンド 異類婚姻譚 獣人 最終更新日:2024/03/20 14:07 読了時間:約20分(9,719文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 26 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 20 pt |
作者:州崎太陽/作品情報/Nコード:N2359IN
短編 |
いつも通りの帰り道。
少年はぼんやりとした街灯の光の下に細長い影を目撃し、
何かの音を聞く……。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり ESN大賞6 日常 サスペンス スプラッタ 怪談 最終更新日:2023/11/26 18:08 読了時間:約4分(1,827文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:GONJI/作品情報/Nコード:N9901IM
短編 |
自分の持ち物で無いので大きなお世話かもしれませんがね
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 私小説 税金 最終更新日:2023/11/20 10:27 読了時間:約3分(1,047文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 40 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 40 pt |
作者:成城速記部/作品情報/Nコード:N3921II
短編 |
ウナギもプレスマンも、細長いものは、天然物がいいですよね。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 二次創作 最終更新日:2023/07/24 20:40 読了時間:約2分(526文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:しまうま/作品情報/Nコード:N0582EL
連載中 (全21エピソード) |
過去に書いたホラー作品をまとめた短編集です。
それぞれの話の繋がりはないです。
1.学校のかわい……怖いお化け
2.コーヒーの妖精
3.賢い犬の話
4.いないよ
5.スイッチが切れる
6.イタズラの結果
7.観覧車と夏の記憶と噂の秘密
8.白くてつやつやして細長いちいさなつぶつぶ
9.血まみれの女
10.夢うつつ
11.連続殺人犯の卵
12.ユキノテ
13.画面の向こうからこんにちは
14.音楽室の小さな女の子
15.嵐の山荘
16.吸血鬼
17.洗濯日和
18.ムカデと金縛り
19.科学的に考えれば怖くないはずだと思った私の肝試し
20.顔があるんだね。うらやましい
21.異物
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: R15 残酷な描写あり 怪談 サイコホラー 女主人公 現代 猫 妖精 犬 観覧車 双子 マンション 葬式 連続殺人犯 スマホ 吸血鬼 短編集 最終更新日:2022/08/07 17:10 読了時間:約204分(101,853文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 56 pt ブックマーク: 14件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 28 pt |
作者:須天一哉/作品情報/Nコード:N5158HP
連載中 (全2エピソード) |
それは回転し、一つの足の様なものが頭上を通り過ぎた。細長い足を起用に動かし、蔵之介の方に顔を向けた。その姿は蜘蛛。蜘蛛の体はトラック以上の大きさがあり、それから伸びる足のせいでさらにその姿は大きく見える
「またこの夢」
夢……、しかしこれは夢ではない。五歳の時、実際に起きたこと。でもこの時のことを誰に話しても、信じては貰えなかった。
*****
母親に売られ着いたのは、森の奥深く、自力で戻るのはこんなんだろう。服は全て脱がされ、見慣れない薄手の白い衣を羽織らされた。
それ以外は身に着けてはいけない。靴も、下着も全て着ることは止められた。
しばらく歩いていると、足元にねちょりとしたやわらかい感覚と音。
蔵之介が後退ろうとするが足のうらにくっつき、持ち上げると糸を引き、動けば動くほど足に絡みついてきた。
「もしかして蜘蛛の糸?」
絡みついた蜘蛛の糸は、振動を察知した主が現れる。これだけでかい蜘蛛の糸だ。主も相当大きいだろう。
記憶に残る巨大な蜘蛛が頭をよぎった。
「俺の獲物だ!」
背中の方から声がして振り返ると、一人の男が鋭い爪を光らせ飛びかかってきた。
それは蜘蛛ではなく人の形をしている。
*****
「君は誰の生贄になりたい?」
その男は少しだけ振り返り、問う。
しかし顔は見えない角度だった。
「俺は、怖いから早く終わって欲しい」
「分かった」
糸が外れ起き上がると後ろから手を脇に回され体を持ち上げられた。
そのまま抱きかかえ上げられ、木の上へ運ばれる。
「お、落ちる!」
蔵之介は目を閉じ、思わず体を持ち上げてくる相手の肩にしがみついた。
「信じて」
透き通ったような声。声の主を見ると先ほどの白い髪の蜘蛛。長い髪に白い服。先ほどは目の錯角かと思ったが、やはりその姿は暗闇の中でも輝いて見えた。
「綺麗……」
蔵之介はそうつぶやくと、白い髪の蜘蛛はほほ笑んだ。
「ありがとう」
白い髪の蜘蛛はそういって、蔵之介は唇を奪われる。
これはキス?
他pixiv、フジョッシー、カクヨム、エブリスタへも投稿している作品です。他のサイトへ投稿した物から内容を少し削った簡易版を掲載しております。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: R15 ボーイズラブ 異類婚姻譚 日常 シリアス ほのぼの BL 蜘蛛 最終更新日:2022/04/30 20:00 読了時間:約30分(14,627文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:野上チヌ/作品情報/Nコード:N4469HN
連載中 (全3エピソード) |
初めての仕事は猛獣退治⁉ 私…死にません?
ホッキョクギツネの獣人の少女イスは故郷が食糧難で家が貧しくなったので、南の国へ出稼ぎに行った。しかし、金が尽き、餓死寸前になって町をさまよっている時に熊みたいなおじさんエアーストに助けてもらう。そして、エアーストが経営するペットショップで雇ってもらうことになる。
ペットショップということは接客とペットの世話だけの簡単なお仕事だと思いきや………何故か店長のエアーストからイスに渡されたのは何やら変な細長いやりみたいな棒。そして、言い渡される「猛獣退治の助手をやってくれ」という一言。
「えっ、猛獣退治ですか?」
こうして始まる少女イスの変なペットショップの勤務録。
カクヨムでも投稿しています。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 異世界 ペットショップ 女性主人公 獣人 きつね ホッキョクギツネ 魔法生物 最終更新日:2022/03/16 18:00 読了時間:約17分(8,139文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:ほっこくのくわずいも/作品情報/Nコード:N4355HM
完結済 (全3エピソード) |
妻たち姉妹の亡くなった父親のたばこの匂いが、また立ち込めていたという。SHINSEIの懐かしい銘柄のの匂いが私にも移って、古い住宅地のその家の前を通った時、遠くから流れてきた藁を燃やす匂いがわたしの幼い日の記憶を繋ぎにきた。40年前わたしは確かにこの家に入いり、不可思議な体験をした。
40年前、わたしは母とふたり、新開地に憧れのマイホームを手に入れたいさっちゃん家まで行って、そこで迷子になったのだ。そのとき、おませな内弁慶の5歳児を拾ってくれたのは、おばあさんなのにとても綺麗な女の人だった。
その家で一度も顔を見たことのない年の離れた母の姉にわたしは確かに逢ったのだ。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 伝奇 私小説 ネット小説大賞十 たばこの匂い 遠くからの藁の匂い おませな街の子 新開地 マイホーム 婿養子 細長い空 ひとりあそび 最終更新日:2022/02/20 09:07 読了時間:約23分(11,464文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 6 pt |
作者:ローレライター/作品情報/Nコード:N9468HH
連載中 (全3エピソード) |
科学と魔術が両立する現代社会。その町の1つ水無水市で発生する連続殺人事件。被害者は細長いもので一刺しで死亡しており、犯人の特徴や犯行時の目撃情報は一切ない。被害者の唯一の共通点は、死体発見時には懺悔をしているような姿で発見されている。そのことから殺人鬼は聖女様と呼ばれ、人々から恐れられている。
これは、聖女様を追う警察の物語…ではなく、聖女様の物語である。(視点はコロコロ変わるけど)
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 残酷な描写あり 私小説 女主人公 シリアス 現代 最終更新日:2022/02/14 05:15 読了時間:約34分(16,997文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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