大小数多の国々からなる、広大な大陸…“祝福を受けし大地、ラ・フェリューテラ”。その南部を占める三大王国の一つ、エヴァンニュ王国にある山の麓の小さな村、「ヴァハ」——— その村には、この国ではまず見ることのない、銀の髪の若者が住んでいた。彼には周囲の人間に疎まれる、複雑な事情とある秘密があるのだが…。 ――10年前の怪我をして以来、記憶を失っていた彼は、ある日魔物に襲われ亡くなった女性から掌大のメダルを託される。“マスタリオンの祭壇に戻して”そう遺言を残されたことからその最後の願いを叶えようとした。その場所“イシリ・レコア”へ向かうため、考古学研究所を訪ねるが、そこで突然メダルが輝いたことで記憶の片鱗を思い出す。 千年も前に作られたというその遺物“キー・メダリオン”。これがかつて自分のものであったこと。 そしてなにより――自分が『不老不死』であることを思い出したのだ。だが思い出せたのはそこまで。なにかに遮られるようにそこで止まってしまった。記憶を取り戻すことに不安を感じ始めた彼は、親友に支えられ励まされながら、自分を知るために前へ進もうとする。彼…主人公『ルーファス』の物語はここからが本当の始まりなのだ。

生まれた世界も種族も違う二人が【運命的】に出会い、戸惑いながら惹かれ合い、幸せを掴む話。 二十歳の誕生日を迎えたその日、小祈は深海の世界に「光の乙女」として召喚された。 そこで、アルヴァという一人の青年と出会う。 彼は、出生の事情から「はぐれ」と呼ばれている第三王子だった。 初めて会ったはずなのに、初めてではないような不思議な感覚に戸惑う二人。 しかしアルヴァは、感情に振り回されるのはごめんだと彼女を避けようとするが── 【どんな物語も楽しめる方、ぜひ読んでいってください】 ※基本的にヒーロー、ヒロインの視点を交互に描いています。 ※物語の舞台が太陽も月もない世界です。それらを連想させるような単語をなるべく使わない縛りで執筆しています。 ※ヒーロー、ヒロインともに育ってきた環境が暗めです。 ヒーローはワンナイトラブする人です（直接描写はなし）

秘境の集落に暮らす十五歳の少年クウスは、憧れの冒険者になるため旅立つ。　 　 しかし、クウスには周りに隠さなければいけない秘密があった。 それは……特殊な魔法が使えることと、自身に強大な力が封印されていること。 それを知られれば国中から、下手すると世界中から注目され狙われるほどの秘密だ。　 　 さらに、クウスには本人すら知らない秘密があった。 それは……伝説の魔人の生まれ変わりだということ。 それを知られれば世界中から、下手すると魔王や神霊などの人外からも注目され狙われるほどの秘密だ。　 　 外の世界の常識に欠ける。涙腺が弱い。食べ物、特に甘味に弱い。 そんな秘密も弱点も多いクウスの無骨な冒険者ライフが今、幕を開ける。

　舞台は日本国の江戸時代の雰囲気を模倣しつつも電気、ガス、水道などはきちんと整備されている国「三つ葉」の首都、東風（こち）。そこで騒がれているのが幻灰という金だけを盗む盗賊だ。奇妙な事にそいつは一度盗んだ金をピタ一文盗まずに持ち主に返している。その持ち主ってのが、悪党ばっかだった。そう、過去形。金を返されてからは、善人になっちまって。幻灰の奇妙な術にでもかかってんじゃないかって町のみんなは笑って噂にしている。 　そんな中、一人の青年、尚斗（なおと）は、見知らぬ少女に声を掛ける。 　彼女が持っていた風船が気になったから。 　電撃小説大賞で一次落選した作品を改稿して、『文芸webサーチ』『幻想検索』に登録しているＨＰ『tori』と『カクヨム』同時掲載していきます。 2023/3/2.　に　双手腕之瞬　「砧」を公開。 前回の更新が一年以上前でした。 月日が経つのが本当に早いとびっくりしています。 本当に遅くなって申し訳ありません！ 　

地球とは違い亜人種や幻想獣、魔法が当たり前に存在する世界－ヴァリル－。そしてその世界で最初に創られたとされるオリージネア大陸。 ある日、とある大国、とある場所。 そこではひょんな事から前世を思い出したラナフィーナ(13)が力の限り叫んでいた。 「異世界転生ありがとうございます！でも何でよりにもよって乙女ゲームの世界！？どうせならRPGがよかった！！異能力バトルものでも可((キリッ」 前世の自身のことは余り覚えていないが死因とオタク知識(※無駄知識とも云う)だけは完璧に覚えている。どうやら死ぬ直前(？)までプレイしていた18禁乙女ゲーム『君へ贈る花束～薔薇が導く真実の扉～』－通称キミバラ－に似ている世界に転生しているらしい。 何故わかるかと言うと、キミバラをプレイする切っ掛けになった最推しが目の前に居るのだ。どこからどう見ても疑いようがない。 …あれ？もしや私の今世ってヒロインの従姉妹なモブ？ヒロインの過去の回想で一言二言しかセリフがなく、立ち絵も無かったあのモブ？まぁヒロインや悪役令嬢でなかっただけいいです。恋愛や逆ハーものはあまり得意ではないので…って待てよ。もしゲーム通りの未来になるなら下手したらヒロインに巻き込まれる立場なのでは？こうしちゃいられない。何とかしなくては！ 取り敢えず、この変な空間から元の場所に戻る方法を教えてくれませんか最推し様？？ 逆ハーレム要素？ありません。 ヒロイン乗っ取り？ありません。 チートな能力？ざまぁ展開？溺愛する恋人？ さぁ？あるかもしれませんね。 これは主人公が前世のオタク知識を駆使してはっちゃけ、主人公の最推しである隠しキャラがチート全開で周りを振り回す。 そんな二人がゲーム展開を粉砕する為に色々と暴走する物語である。 ＊全3章構成予定。乙女ゲームの舞台（本編）は第二章からになります。でもゲーム展開（イベント等）は余りありません。捏造あり。造語あり。不定期更新。 ＊【仮題】とある限りタイトルは今後も変更有り。

能力者が当たり前になった世界 その世界に住む平凡な高校生「赤崎・蒼真」 ある日転校生を名乗った少女「渚奈・リリーナ」が訪れ 主人公蒼真は渚奈の言う「別の世界」に連れていかれていまう…

魔法学園都市を治めるウーノ家の、次期当主とされる姫、キサはソレらに囲まれ、ドラゴンにも出会って日々を過ごしていました。　ある日、一族の古株が種馬第１号を送り込んで来ます。　１号の言動に不安を覚えるキサ。　同時にその頃、大好きな兄からは学校へ通う事を進められ、寮に入る事になりました。　電車もどき造語あり、です。拘りあったら、すみません。

魔法が生活の８割を占める世界で主人公「ナキ・アーヴィスト」は周りとの優劣を知り夢を諦め、平凡な毎日を過ごしていた。そして中学を卒業したナキは「アルティア魔法学園」に入学する事になり、故郷の「オルカ」を離れ王都「アルティア」に住み始める。そこでナキは「レン」という少女を初めとする様々な人と心を通わせていくそんななか、ある日ナキの目の前に精神の精霊「モラ」と名乗る者が現れる。様々な出会いがナキの心に強く影響を与えていく。 青春バトルファンタジー

長編小説『こうくうのロンド』は、数多の浮遊陸塊によって成り立つ『煌天世界シーレ』を舞台にした異世界群像劇です。 ★戦乱渦巻く時代の最中、辺境の村セノスは狂った領主の私兵団によって蹂躙され滅ぼされた。辛くも難を逃れた幼い姉妹は豪雨の森の中で運命的な出会いを果たす。──時は流れ、煌天歴二百七十一年。世界情勢は激動と混迷の色を深めていた。新生トラシェルム帝国では先の戦役で名を轟かせた皇帝ベルギュントが急逝し、国政の不安定に乗じた残存戦力の抵抗が活発化。さらには他国の大艦隊の侵攻という、最悪の報せがもたらされる。急迫する事態に狼狽の色を隠せない文武の家臣団が見つめる中、賢臣と名高いロシオウラはこの国難を乗り切るための策を口にする。だがそれは、一国はおろか世界の命運すら左右しかねないものだった──。