何も求めずにいられたら幸せなのかもしれない。
　しかし、そうやって『求めない』ことを求めるように、人は生きている限り何かを欲し、そしてそれを手にしている誰かを妬む。
　それを醜いというのなら。

　異形の怪物、カフカ。
　同等の力を有する人間、徒花（あだばな）。
　実力、名声、容姿において国内ナンバーワンの呼び声高い徒花である戸舞流華。
　友人、恋人、ストーカー、家族、記憶。
　様々な出会いと別れを繰り返しながら、確実に変わっていく日常。
　

※『恨むならどうか私を』の続編です

互いの思いに気付いた二人、そんな二人の日常を描いて行くお話。「最弱と呼ばれた四天王と異世界から召喚された勇者 恋に気付くまで」の続編です。

まったりとやって行こうと思います。

※日常系ではなくなったのでタイトルを変えました。元タイトル『四天王と勇者の日常』

　フェンスター公国、ファキオワード市に存在する騎士団『ベケット総合ライフサービス』。通称『ベケット騎士団』。
　主に十代の少女で構成される、この小規模な民間運営の騎士団に、主人公『マイザ・トモル』は雑用係りとして雇われることとなる。そして騎士団の中には、トモルのクラスメートである『アイリス・グローベルク』の姿があった……。
　
　
　

　
　
　

　鬼、魔女、人狼……そして吸血鬼。一度は誰もがその姿を想像したであろう空想とされていた生物。『幻想種』と名乗る彼等と人間が共に暮らす現代の日本。関東の奏弦市に住む高校生の伏箕　熾乃は副業の『探偵』をして両種族から舞い込んでくる依頼をこなしていた。閑古鳥が鳴き続ける客の来ない事務所で時間をもて余す日々を過ごしていた彼には、裏社会に生きる犯罪者が恐れる、もう一つの顔があった……。

☆砂漠の殿下編　更新中です☆
ムーンの方で同時連載中の全年齢版です。
内容の異なる話は題名に＊印をつけてあります。
恋人を殺された召喚術士シェリルは、恋人を殺した悪魔アンドロマリウスを地上に縛り付けた。
復讐しようと思っていたシェリルだが、大技を使って気絶している間にアンドロマリウスは地下牢に自らの意思で繋がっていて……？
そして、復讐者と被復讐者の迷走する共同生活が始まったのだった。
※ムーンの折り紙に出てくるキャラクターの物語ですが、未読で楽しめます。
【毎週水曜・土曜、20時更新】

二徹の夜、おれハズネ・ガクトは異世界の牢屋に転移された。そこですれ違った少女に世界を救ってくれと頼まれ、王の支配が消え存在そのもの消滅しゆく世界に再度支配力を取り戻すため冒険に出る。しかし魔法も魔獣も存在しない世界で、死ぬ度に時を遡行し蘇るという能力と、リーナやユリア、アンナといった仲間を持ったおれに嘘や裏切り、絶対的で残酷な運命が待ち構えていた。記憶から消えた西都、その原因の影なる物質を吸収した不死身死体影人、支配力の象徴王の証、数多の情報が錯綜する中惨劇を乗り越えた先は物語性に欠ける真実だった。だがおれはもう屈しないと決意した。例え物語として最低でもいい、最後は笑って終わらせてやるんだ。

とある漫画家志望の男は、ふと突拍子の無い事を思った。
異世界を取材が出来たらきっと、俺にも売れるファンタジー漫画が描けると。
そして、その願いは異世界転移という形で叶う。
全裸で異世界に放り出された彼は、元の世界に帰る術を探すべく奮闘するのであった。

　※ハーメルン　の方でも投稿しております。

ここは人と妖精が共に暮らす世界。
人は誕生の瞬間に生涯を共に過ごす妖精と霊合(たまあい)という契約を結ぶ。
その契約を結んだ妖精、主精(しゅせい)は契約した主人の傍に付き従う。
霊合によって人間は新たな力、妖力が与えられる。
物を操り、空を飛び、己を守る盾ともなる力。
妖力によって人間の暮らしは豊かになった。
しかし時にその力は人間同士に亀裂を生み、争いに発展する。
小さな火種はやがて世界中を巻き込む大きな炎へと。
そんな荒れ果てた世界に、とある人間と妖精が現れた。
彼らは争いを止めない者たちに競技を与え、妖精を統制する為の新たな世界を創り出した。
それが妖精界。
霊合に溢れた妖精が暮らす別世界。
これによって世界は平穏な日常を取り戻した。
やがて競技は公式な物となり、争い事はルールに則った闘いによって解決を迎える。
この競技こそが、elfing(エルフィング)なのだ。

――このままでは、気が狂ってしまう。

突然、異世界の悪夢を見るようになった人々。

果たして死と暴力が支配する異世界の夢から脱出することはできるのか。

――俺が強さを求めたのは、ただ貴女を守りたかったからだ。


　SF【空想】　×　ファンタジー【幻想】で奏でるロックンロール！


　銃は不可視の弾を放ち、刀身は非物質、戦場では魔法と大砲が飛び交う。


――全てを、神速で置き去りに――


　その大地は突如【どす黒い死の海】に覆われ、そこから湧き出づる【魔のモノ】たちにありとあらゆる生命は刈り取られ、生存圏を追い立てられて、明日を生きる希望すら見出せぬ暗黒の世界となった。
　生を渇望する人々は【黒き死海】から逃れるべく科学・魔学を進歩させ、大陸ごと大空へと退避してから幾星霜……【黒き死海】発生の原因も、打開策も見出せぬまま、宙に浮かせた僅かな土地さえも徐々に失い、減り続ける物資を確保すべく同じ人類間でも争い始め、破滅へと足並み揃えひた走る。
　そんな終わりへと突き進む世界でも、災禍に巻きこまれながらも夜明けを求めて抗う、青き意志は芽吹いていく。

古より存在する人類の天敵「ウィッチ」。
それに立ち向かうべく超常の力を身につけた守り手「魔法つかい」

二十世紀の末。
高校生、御剣昴一郎は満月の晩、純白の戦衣を纏った「剣の魔法つかい」の少女、斎月くおんとウィッチの戦闘に巻き込まれ、体に重大な問題を抱えてしまう。

彼の庇護を買って出たくおんと共に生活することになる昴一郎だったが……


大好きなものだけをコトコト煮詰めるようにして書いている小説です。
１クールものの深夜アニメを見るような気分で、気軽に眺めていってください。

少年たちは15歳で天下を取った。
光り輝く天辺（てっぺん）に立った。
永遠に並んで走って行けると信じていた。

青春は瞬く間に過ぎ去り、少年は大人になる。降（くだ）るだけの道は、一度分かれてしまえば二度と交差しない。

※　※　※

バブル直前の８０年代半ば、
地方の町に住む１４歳のヒロはヤクザの組長を父親にもつ中学のTOP。
幼なじみの仲間たちと騒ぎながら、いよいよ中三になると張り切っていた春、隣の中学のTOPカイが殴りこんできた。
語り継がれる伝説になりたいと願う二人の少年が出会い、肩を並べて走り出す。
憧れの変形学ラン、淡い初恋、他校の生徒との抗争、爆走するバイク。
友情と信頼で結ばれた仲間との絆は、何もかも輝かしい青春の１頁だった。

だが、永遠に続くと思った少年の日は終わりを告げる。
大人になるために捨てなくてはならないもの。
仲間はそれぞれの運命を背負って、別々の道を歩み出す。

ヒロとカイにも突然の別れが訪れる。
「きっと迎えに行くから待っててくれ」　揺れ動く心の叫んだ約束は守られることは無かった。

「あいつが女なら、お前が守って傍に置いておけばいい。だが、あいつは男だ。お前の横に並びたがってた男だ。どんな道だろうが、自分で歩いて行くしかない」

――そして、１５年後・・・・

Stand By Me　――　いつか一緒に行きたい、地上の楽園　シャングリ＝ラ。

リリーナ王国王都セア。
そこは多種族が住む巨大な王国、その巨大な国の中に、ちっぽけな人族の少年がいた。
レオ・スペンサーはオルティア大傭兵団に所属する新米の傭兵だ。
そんな彼が生きる為に数々の苦難を乗り越え、信頼する仲間と共に前へ前へと進んでいく――。

　これは、一人の少年が少し、少しずつと成長していく、
　ヒロイックファンタジー！
　
※王道を極めた物語。
※主人公チートではない。

ある仕事で『死亡』したとされる父親を探すため、青年は魔装士という職業に就いた。しかし、父親が消える原因になった仕事は魔装士の中でも達するのは難しいとされる『一級』のもの。ただ己のために一人で父を追うと考えていた青年も途中で会う人々によって心持ちは変わるのか。すぐにでも問題事を解決させようとする『せっかち屋』による父親探しが始まる。

気軽に書き始めた趣味的な作品です。
異世界転移、テーブルトークRPGをネタにしたコメディといったテイストです。
不定期連載。一応１０万文字くらいごとに区切りをつける予定。
ですが、信じてはいけない。
基本的に修正は、誤字脱字を直す程度です。多分そのはず。

クローバード家当主、シド・クローバード。ある事件で彼は両親を失ってしまった。その謎を解き明かし真実を知ることが彼の目的。彼は能力を駆使し執事のアルベルトや彼が所属する生徒会を巻き込み、事件解決に向かっていく。だが、彼自身も大きな秘密を抱えた身。襲いかかる運命と向き合い、彼の望む真実を手にいれることはできるのか？

という感じの物語です。

※新しく改訂版書くことにします。尚、話の構成変わりますので、だいぶ違う感じになるかと思います。

※旧題：俺と彼女の、やり直しの告白

　中学2年1学期、最後の日。よく晴れた放課後。付き合って1ヶ月となる彼と彼女。屋上ににて佇む二人。そして、彼が彼女にこう言った。

「告白をやり直させてくれないか？」

　彼女は微笑みつつ、頷く。それを彼女は予期していたから。それはとっても彼らしいと彼女は理解しているから。

　二人はそれぞれ、出会った去年の4月末から今までを振り返り始めた。それは時折苦くとも甘酸っぱい過去。

　相手を認識するに至る特異過ぎる出会いからの、互いのことの意識し始め。些細な一言から、共に居始めた日々。一度起こってしまった、誤解による離別。互いの誤解に気付いての再びの、しかし距離を詰めての共にいる日々。それが恋であることの自覚。そして、特異な出会いでなくても恋人という関係に至れるかのifへの挑戦。

　そんな過去の回想、現実では一分にも満たない、しかし長く濃厚な回想。それを同時に終えた二人は見つめ合う。

　そして、二度目の告白が、始める。それはハッピーエンドで終わると約束されたお話。何故ならそれは――――

[[[投稿記録(今日の投稿話数多いので、午後分のみ)]]]
2017/06/17　21:55　彼女の第七十九話　態度と硬軟
2017/06/17　20:54　彼女の第七十八話　ごめんなさい、じゃ、駄目だ！
2017/06/17　18:44　彼女の第七十七話　彼への罪滅ぼしの機会が訪れる　後編
2017/06/17　17:45　彼女の第七十六話　彼への罪滅ぼしの機会が訪れる　中編
2017/06/17　15:38　彼女の第七十五話　彼への罪滅ぼしの機会が訪れる　前編

この世界では生き物はすべて固有の色彩（カラー）をもっている。その色彩によって多様な動植物に肉体を擬態させることができる。
そんな世界に住む主人公：紡（19歳）は「マヨセン」という特異な職業についている。一流のマヨセンを目指して旅をすることを決める紡。旅の中で出会う仲間、敵、多くの体験の中で紡はしずつ大人になっていき…。

色彩をテーマにしたバイオフィクション小説。

登場人物

主人公・式彩紡(しきさいつむぐ)
十九歳。一流のマヨセンを目指して修行中。どんぐり村出身でおとなしい性格。青色のカラーを使い左腕を狛犬に擬態させる。同い年の師匠、さやなに思いを寄せている。

マツボ
二頭身の茶色い毛の熊。何故か関西弁で面白いやつ。禁句を言われると巨大化して暴走する。

銀杏 花(いちょうはな)
十七歳。緑森宮の高等部の生徒。上半分が金髪で下半分が黒髪のボブヘアーメガネの女の子。明るい性格で黄色いカラーで左足を銀杏の木に擬態させる。緑森宮のことなら何でも知っているので上から目をつけられている。さやなを非常にリスペクトしている。

紅 里(くれないさと)
十九歳。赤の国出身で極度の対人恐怖症。緑森宮転覆を図る組織の一員だったが…？赤いカラーで右腕を山鳥の羽に擬態させる。整った顔立ちに整ったおかっぱヘアー。

果重 彩菜(かじゅうさやな)
十九歳。紡と同い年だが緑森宮の最年少幹部で彼の師を務める。圧倒的な実力と誰もが見とれる美貌の持ち主。

　ひょんな事から異世界に流れた、高校中退のドカタ少年、千留原闘陽(ちるはらとうよう)は、その世界でソリューネと名乗る少女に出会う。

　「貴方は流れ星、古来からの闘いに決着をつけるための」

　次々に遅い来る巨大な敵。
　旅の最中で明らかになる世界の秘密。
　意外な、或いは必然的な出会い。
　古来からの確執に端を発する、「陽煌派」と「月闇派」の、熾烈な闘い。

　「良くわかんねーが、上等！　とどのつまりこいつは喧嘩だ！　目の前に来るやつをぶっ飛ばしてりゃ、なんとかなる！」

　旅の途中で明らかになる、目の前に突きつけられる様々な出来事を前にしてもなお、トヨは不敵に笑い、拳を握る。

　これは、異界から来たる流れ星と、沈まぬイクリプスを浮かべる世界が織り成す冒険譚である......。
　両者の合一の果てには、一体何が訪れるのか。

「この剣が引き抜かれし時、騒乱が幕を開けるであろう」
そう伝えられる剣を守護する《剣と盾の民》であるサオーシュはエルフの幼馴染――アフナと共に、のどかで平穏な毎日を過ごしていた。
しかし、突如としてそれは破られる。襲撃、魔族との戦い、剣の真実。
巨大な時代と戦いのうねりの中にサオーシュは巻き込まれながらも、自らの使命と守る者のために剣を振るう。
一振りの剣を巡り――冒険と騒乱の幕が開く。