イチオシレビュー一覧

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一掴みのアイデア
それだけなら誰でも思い付くかもしれない
だけど、それをこんなにも確かな手腕で一つの物語に纏め上げた
生半可でできる事じゃあない
この物語の勇者のように、小さな積み重ねを着実に続けて一つの形にまで練り上げた至高の一作
無駄なく、そこかしこに散りばめられた伏線が最高の結末へと帰着する、その確かな仕事をあなたも是非一読して見届けてほしい
素晴らしい作品です
レビュー作品誰が勇者を殺したか駄犬完結済 / 全20エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
レビュータイトルを「パワフルな姉との禁断の生活」としかけたけれど、それでは作品の本質とは異なるなと思ってやめた。要はそういう作品だ。

義理の姉弟の直接的な愛を書いた作品。相手のことが狂おしいほどに、好きな姉弟が、互いに関係性を深めていき愛をぶつけ合う物語。作中で経過する時間が長めなことも特徴で、成長が見られるのも面白い。

サブキャラも出てくるものの、メインのふたりの仲が濃厚すぎて付け入る隙がない。むしろ他のキャラの存在が、姉弟プレイを燃え上がらせる起爆剤となっている徹底ぶり。

SMで倒錯的なプレイがちょくちょく出てくるのは作者の趣味だろうか。とても楽しそうだなと思った。ひたすら、濃いラブコメといった作品でした。
めちゃくちゃ面白いですねぇ。

よくある転生者と違い、これだけ色々なエピソードを盛り込んでも破綻もないし、主人公だけでなく登場人物がみんなイキイキしているのがいい。

主人公の前世の知識の使い方も無理がなく、その知識は登場人物に影響を与えそれぞれに持ち味を出して活躍していく。

恋愛要素もあまりないのも(モテてはいる)いい。

いや。本当に面白い。

なろう小説の中で3本の指に入ると思います。
早く続きが読みたい。
なろうでは『イケメンが一途で溺愛』が流行ってますよね!しかし、敢えて『チャラ男』の魅力を語りたい!

物語上のヒーロー的立ち位置のチャラ男──
宝石や優しい言葉、デートやそれ以上。物理的な愛はあげても、心は与えません。しかしそれを相手に予め正直に示すので、全く不誠実では無いのです。

一見すると不誠実。それでいて実はキッチリと線引きを行っている……つまり誠実!

優しさだけを与えて、自分の心には立ち入らせない……それこそがチャラ男。
そして大体裏に重い事情、それがチャラ男。
チャラ男とは、チャラくあるべきという枷を自らつけた男なのです。

本作はそんなハイスペックイケオジチャラ男が主人公。

チャラくあるべき主人公が、一人の女の子に翻弄されながら愛に目覚めていきます。

チャラ男が過去に対峙し、チャラい風を装ったまま『一途で溺愛』に変わっていく様とその葛藤を、是非お楽しみください!!
レビュー作品公爵閣下は認めたくない~仮の婚約が溺愛にかわるまで~砂礫零完結済 / 全28エピソード異世界[恋愛]
読後に小説情報を見てはじめて作者がローファンタジーに分類されている事に気づきました。連載中は近未来舞台のハードSFだと思って読んでいました。
中身は現在のテクノロジーのちょっぴり延長線。出てくる人はリアリティある現代人。舞台は異世界ですが、御都合あわせの無理な設定で興ざめする事はありません。
古典好きな技術系SFのファンにはぜひお勧めしたい作品です。
レビュー作品千早ちゃんの評判に深刻なエラー氷純完結済 / 全130エピソードローファンタジー[ファンタジー]
魔女と言う謎めいた、しかし強力な力を持つ存在が起こした大災厄によって一度崩壊し、海が大半を占め、小さな島々に分断された世界が舞台。
機械や銃なども登場しながら個性豊かな四人の少年少女が魔女によって再度起こされた異変を切っ掛けに、魔女との謎の因縁を抱えながら育った島を守ろうと大人達と互いを想うがゆえにぶつかり合いながらも奮闘する物語です。

実験とありましたが、それによって魔女は何を得ようとしているのか、魔女の意図もこれから明かされていくのかと思います。

少年少女の会話やまだ謎めいたストーリー、楽しく拝読いたしました。
レビュー作品*完結* 大海の冒険者~空島の伝説~terra.完結済 / 全133エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
 異世界恋愛。
 推理要素。
 これって相性がいいんです!

 というエッセイなのですが、いわれるまで意識したことはありませんでした。

 しかし、よくよく考えてみれば古典のミステリ小説(クリスティとかヴァンダインとかミルンとかオルツィとか、そもそも開祖といわれているポオとか)は、なろう異世界恋愛の舞台のモデルになっていそうな近世欧米が舞台となっていることが多いです。狄判事なんてもっと昔の中国の話です。
 当時はDNA鑑定もないですし、時期によっては指紋も調べません。
 異世界恋愛的な舞台で、自分で「調べる側にこれくらいの知識しかない」と決められるのなら、現代を舞台にした作品では成立が難しそうなトリックでも書けるかも……?

 推理ものには人気があります。あらたな読者さまをとりこむのに、こちらのエッセイを読んで、一度筆を執ってみてはいかがでしょうか?
ざまぁやもう遅い系とはまた別のジャンルにですが近く、あのジャンルの報われるまでの過程に耐性がないなら読むのはおすすめしないかもしれません。ちなみに私はあの手のジャンルが苦手で、何度かこの作品を読むのを辞めようかを数回悩みましたが気になってしまって気がつけば最新話までほぼ2日間読み通してしまいました。
ハーレム男は女だけに優しく自分の取り巻きに近づく男には内面嫌悪感たっぷりの牽制し自分の傍に置きたいタイプ。
一方主人公はそれを近くで観察する友人キャラでもない人物で人を信じきれず自分の主観を前面に出しながら行動するタイプ。
物語は例えるならギャルゲに誤魔化してた現実を追加、人間の醜さ、善意をする人が損をし悪意ある人が得をする、男が痴漢冤罪で逃れない様な感じでしょうか。
言い表せないのが悔しいですがとても読み応えがあり、感情移入してしまう私は未だに心がぐちゃぐちゃです。
作者さんの手で踊ってます
レビュー作品ラブコメの主人公はお好きですか?利苗 誓連載中 / 全569エピソード現実世界[恋愛]
主人公は、王太子と婚約している貴族令嬢。
ところが肝心の王太子は、婚約者である貴族令嬢以外の女性に移り気を起こしていたのでした。
このままいけば婚約破棄が突き付けられてしまいそうなのですが、王太子の勝手な婚約破棄は様々な波乱の切っ掛けとも成り得る危険な行為なのですね。
その事を熟知していた主人公は、或る秘策を胸に抱きながら、王太子の想い人の女性に近づくのでした…
第4回なろうラジオ大賞の参加作品である本作は、聡明にして策士な貴族令嬢の鮮やかな智謀が輝く一作です。
 コレットは妾の子で伯爵家に引き取られました。
 コレットは継母と姉に虐められ灰かぶり姫になることを覚悟していましたが、実際は皆優しかったのでした。
 灰かぶらない姫コレットは舞踏会に向かったところ、パンをくれたお礼として女神からガラスの靴を渡されますが、要らないと一蹴しガラスの靴を投げると……
 これは、コレットと王太子の戦いを女神が解決しちゃうと言うラブコメです。
 テンポ良く、10000字以内の短編で読みやすいので今一度ご覧ください。