ジャンル分けをするのであれば、ダークアクションといったところでしょうか。
注意書きのように、確かに残酷なシーンはあります。
荒廃した世界を感じさせます。
しかし、主人公である桜のひたむきさと必死さは、そんなものを吹き飛ばす感じがします。
姉を確かに尊敬し、敬愛していたであろう桜。
妹を思い、必死に彼女を守ろうとする桜。
読んでいるこちらが「頑張れ」と声を掛けたくなります。いっそ、ファンタジーの物語りのようにお話の中に入って、彼女を助けたくなります。
……いや、自分なんかが入っても、この物語りの「敵」に秒で殺されるでしょうけど。
桜が現在(一章終わりまで)戦っている「敵」は何者なのか。その正体は。
まだ明かされていません(ネタバレ?)
だからこそ抱えてしまう危機感と焦燥感。
レビューから読んでいる方へ。
ぜひ、桜とその妹を見守ってください。