なろうでは珍しい、イギリス、ヴィクトリアン時代をモチーフにした恋愛小説です。
ヴィクトリアン時代といえば、イギリスが空前の繁栄を誇っていた時代です。ステイツマンが国家を指導し、ディズレーリとグラッドストンの政治ゲームが行われた時代でもあります。
ジャポニズムが隆盛した後のお話です。
男装の麗人と英国貴族の恋はどうなるか……というのは本編に譲るとして、作者様が上手いと感じた理由は、こうした社会背景を取り入れ、この作品を執筆しているということ。もちろん、細かい指摘をいれようと思えば、その道に詳しい人ならいれられるかもしれない。あくまで恋愛を主題としてこうした背景をさりげなく織り入れることによって、キャラクターの説得力は増すものなのだと思います。