この物語は、例えるなら『難易度設定間違っちゃったRPGゲーム』でしょうか。けして生易しい世界ではありません。
何せ、地下にある迷宮のエグいことエグいこと。雑魚モンスターにあたる敵も、集団で向かってきたり地味に厄介な魔法(武器が持てなくなる)を使ってきたり。
しかしこの主人公は只者ではなく、そんな敵を軽やかな判断で切り捨てていきます。随所随所で、この作品の魅力の一つである濃厚なアクションの描写が炸裂! まさに爽快です(*^^*)
地上でも油断なりません。何せこんな街に住む連中は普通ではないと相場が決まっています。擦り寄って来る奴には気を付けろ……かと思えば、仲間同士ではほっこりするような会話が繰り広げられたり。
なかなか手厳しい『ジャンタール』ですが、怖いもの見たさで一度見てみてはどうでしょうか?
こんな読書体験、他ではなかなか味わえないと思います。