ファンタジー世界を軸に個性溢れすぎるキャラクターとの絡みがこの作品の特徴だ。正直、物語が進むよりもキャラ同士の会話の方が面白れぇんじゃね?と思えるほどキャラが立っている。
もう、なぜ今まで生きてこられたのだと疑問が出てくるほど頭のネジがぶっ飛んだセリーヌ。まぁ、俗にいう『頭のおかしい子』なのですわ。口を開けばいらんことを言う子ですし。
んじゃ、ナルシスがまともかと言われると頭を悩ます。こっちも負けじと頭がおかしい。まともな登場人物を求めてはダメだよってことね。
締めくくれば物語を楽しむのもできるけどどちらかというとキャラクター小説だ。それぞれのキャラクターが笑いを誘ってくれる。『は?』『おいおい』とつぶやきたくもなるさ。
リーク情報によればシル姉の登場シーンが増えるという……。