イチオシレビュー一覧

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※この投稿者は退会しています
距離というものは恋愛のとって天敵である。少し距離が離れただけで別れてしまった恋人達を自分は知っている。本当に些細な距離であったとしても恋愛というものは破綻してしまうことが多いほど脆い存在だ。
それが遠距離となれば、さらに困難な恋路になることは容易に想像ができる。そのような人たちを乗せて走る新幹線は今日もきっと走っていると思う。現代の遠距離恋愛は、劇中の時代よりも新幹線が高速化された分、楽になったのだろうか。
ほとんどの人がスマートフォンを持つようになり、連絡も容易にとれるようになった。それでもきっとシンデレラエクスプレスに乗る人の存在は消えていないだろう。手に触れられる距離よりも代えがたいものなどないからだ。
今日も新幹線は人生を走り続ける。
レビュー作品カボチャの馬車片平 久(執筆停滞中)完結済 / 全2エピソードヒューマンドラマ[文芸]
まず目次を読むだけで、面白そうなネタが散りばめられてるのが予想できる

話全体的には特にシリアスな展開もストレスフルな場面もなく、安定して読める

見所と言うと主人公のキャラ(性格)と能力だろうか
主人公は睡眠欲特化でサボりたがり、だがずる賢くユニークな発想を持っており、ダンジョン運営やダンジョンバトルで楽しませてくれる
そんな主人公は主にクリエイトゴーレムと言う魔法を使う
ただのよくありがちなゴーレムを作るのでは無く、主人公のユニークな発想によるオリジナルの使い方は、ワクワクさせてくれる様な面白さがある
そもそも誰かのために命を懸けるなんて、よほどの勢いがないと人間には無理です。
さらにその勢いをずっと維持し続けるなんて、バカでもないと難しいのかもしれません。

という訳で、この物語に出てくる仲間たちは、愛に生きているがゆえに、みんなバカです。
(一匹だけ愛と関係ないヤツも混じってますが……)

読み始めてしばらくしたら、バカなのは確かだけど、愛なんてぜんぜんないんじゃないの? と思われるかもしれません。
ですが最後まで読んでください。

この物語の最後に明らかになる愛の深さに、あなたはきっと衝撃を受けるはずです。
この作品の見所と言うと2人の登場人物にあると思う

一人は主人公
前の世界では誰にも頼られることの無かった彼が、異世界で出会った大事な人の為に死力を振り絞った格上の敵との死闘は、中々他の作品ではお目にかかれないのではないだろうか……
(それを書いた作者の魅せ方も素晴らしい)

もう一人は主人公のライバル
強過ぎて孤独を感じていたが、主人公の底知れなさに気付き『宿命の相手』と認める、このライバルが強敵との仕合い(死合い)をとことん求めてその為には殺人を厭わないバトルジャンキーなのだが、しっかりとした信念を持っていて時に主人公に助力したりと非常にカッコいい
(悟〇とベ〇ータの様な関係)

この作品は書籍となろうで途中から話が変わっていくそうだが、作者は何度か途中でなろう版の方を続けるのを迷ったそうだ、しかしそれ以後もクオリティを落とすこと無く書き続けてくれてる、ぜひ完結まで頑張って欲しい
レビュー作品聖樹の国の禁呪使い篠崎芳連載中 / 全284エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
とにかく面白いです!主人公も感情移入しやすく、魅力的な登場人物(?)もよりこの世界に入り込めます。今まで普通の社会に生きて来た青年がある時を境に大きく環境が変わりその中で成長していく、王道ですね!ですが、作り込まれた背景があり読めば読むほど、どんどんこの話の中に引き込まれていきます。これぞ本物のファンタジーです!
レビュー作品羽振村妖怪譚支援BIS完結済 / 全90エピソードローファンタジー[ファンタジー]
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月は綺麗であり、どこからでも見えるものだ。どこまでも追ってくるように見える月が、その証拠だ。
私だけのものにしたい。でも、あなたは自由気ままに私の元を去って行ったり戻ってきたりする。
私の元にいない時はきっと他の人と月を眺めているのだろう。そう思うと嫉妬に溢れてしまう。だけれども、これはしょうがないものだ。
私はあなたを束縛することなどできない。
だって、それがあなただから。
今夜も月は夜空に昇り皆を照らす。
その月をあなたは、今夜は誰と眺めているのかしら?
レビュー作品月影のいたらぬ里片平 久(執筆停滞中)短編ヒューマンドラマ[文芸]
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このような後書きの使い方もあったのかと非常に驚いた作品である。
本編でとてつもなく甘い話を見せておいて終わりかと思いきや、あとがきに書いてある話がもっと甘いのである。
前編後編に分ける時よりも視覚的に優れたものになっている。前編後編に分けた場合は一旦途切れてしまうが、後書きに話を入れることによって連続性を持たしているのである。
甘いものがほんの少しの手間がさらに甘くなるのと同様の原理である。

唯一残念なことは本作品を読み終わった後に一緒に喫茶店に行ってくれる人がいないことではなかろうか。そう思うのは私だけではないはずと思うのだが、どうだろう?
レビュー作品うれしたのし秋の恋たこす短編現実世界[恋愛]
もう見飽きたよと言わんばかりの転生展開から現れるのは、骨。
そう、スケルトン、ゾンビ、ゴースト。
ファンタジーにおける代表的なモンスター達。

彼らが主人公の親代わりとなり、それぞれの絶技を教えていくーーという展開はなるほど、インパクトに溢れながらもお約束の安心感をくれる。

しかしそんな生活にも終わりが来るものでーー、そこからはもうテンプレなどとは言っていられない。

恐るべし神ーーいかにその分体どいえどーーと戦うことになる。
自らの大切な育て親、アンデット達を守るために。

ここまでのあらすじだけでもこの物語がどこまで骨太なものか伝わってくるだろう。その後の展開ーー主人公が転生した理由、神を打ち倒すための立ち回り、そして待っている大どんでん返しーー。
一章でここまで見せられてはーー。

よかろう、貴公の冒険についていこう。そんな気分にさせられる。そこまで読めば君もパラディンの付き人だ。
レビュー作品最果てのパラディン柳野かなた連載中 / 全157エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
ストレートに感想述べます。

面白い(*≧∀≦*)

日本人なら馴染み深い、既存の昔話をベースに

溢れんばかりのユーモラスと
未開の、ある意味、『こんなん、ありかw⁉︎』という
新機軸を開拓するフロンティアスピリッツは
敬服に値します。

内容は。是非ご自分で確かめてくださいm(_ _)m

一読どころか、愛読の価値アリ。

必見ですよ^ ^
‪これはもうプロ。プロのなろう作家の魔技や!

もう飽き飽きしたと言わざるを得ない死した主人公が暗室で問いかけられるテンプレから綴られるのはーー、みんな大好き国家経営ゲーム……のような世界観!

読者が好む展開をそげなく踏まえつつ、自分の好みを十全に加え入れ、それを序盤に紹介、展開し、オリジナリティあふれる新鮮味と、テンプレの安心感を複合させる様は圧倒的なワザマエに溢れている。‬

初期の段階において、他者視点から主人公の異様さをこれでもかとばかりに書き出すという構成も、これから多用されるであろう主人公への賛美を極めて自然なものへと昇華する伏線となっており、その技の数々に唸らざるを得ない。

長年の研究と検証によって、なろうの流行りを熟知したプロの物書きが趣味と技術を織り交ぜて作り出したかのような素晴らしい作品である。

これからなろうで書いていこうという方は是非この作品を読むべきだろう。
レビュー作品異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~鹿角フェフ連載中 / 全173エピソードハイファンタジー[ファンタジー]