僕は、水晶を持って旅に出た。
「じゃあ、私も一緒につれてって」
僕は、エルフと出会った。
「全てが夢みてぇな話だが・・・俺はそれに賭けるしかねぇんだ」
僕は、人獣族と出会った。
「もっとお前の事が知りたい、だから一緒に連れて行ってくれ」
僕は、ケンタウロスと出会った。
「ここでまごまごしているお前等よりはましだ」
「某はそんな大層な者ではないでござるよ」
僕は、水晶を知る者に出会った。
双子に出会い、弟と合流し、龍騎士副団長に出会い、別のエルフと人獣族に出会い、出会い、出会い、出会い、出会い……
「いやぁ~・・・いっぱい色んな事あって本当、白髪生えそう。2回も死んじゃった・・・」
僕が死んだそのあとも、僕たちは水晶と旅をした。