次の段階に物凄く興味を湧きあがらせる。そんな作品。
序盤、日本以外全部異世界に転移する。
これをあらゆる面から凄い勢いで力説する。
圧倒される。
日本以外、全ての国の者が消失した現状、物理的にも体面的にももう日本を牽制する者はいない。
大義を武器に、その後の日本の動きはともすれば暴力的すぎて、それは周りの抑え、箍が外れた反動だと思わせる。
いつしか見えてきた日本の、地球支配。
ただ……どうするのだろう、日本以外居なくなってしまったウン十億人が、実は異世界に飛んでいて、チート勇者になって帰ってきたら。
短編と言う都合上首脳の一言で締められた作品だけど……読んでみたい。地球を掌握しかけた日本と言う国が、最強無比のチート勇者となったン十億人と闘う所も。
これは政治的な思惑や日本の好き嫌いではなく、国を一つの人として見た場合にありそうな話として面白いなと感じました。