イチオシレビュー一覧

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インターネットなどを通じて、今や、比較的、安価で入手できるようになった危険ドラッグ。「アロマ」や「パウダー」などのマイルドな名称、また、可愛いオシャレな容器のデザインなどに、騙されてはいけません。「覚せい剤はやせられる」などというのも、売りたい側が意図的に流した嘘の情報です。

本エッセイは、「明るくオシャレに」販売されている、実質上の危険ドラッグの「正体」、本来の歴史に関し、詳細に例を挙げながら、かつ、わかりやすく解説した、中学生や高校生でもドラッグの危険性がよく理解できる内容となっています。特に、若い方にはご一読をお勧めします。お友達が「元気になる薬」などと言って錠剤や粉末を持ってきたら、「それは危険ドラッグだよ」と、教えてあげてください。薬物中毒者になってからでは、遅いのです。

わかりやすい例示が多く、難しいテーマではありますが、取っつきやすく理解しやすいエッセイです。
レビュー作品近現代史の闇としての麻薬ビジネス深森短編エッセイ[その他]
伊藤潤二の『なめくじ少女』
岩明均の『寄生獣』

『未熟なたまごを持つふたり』を読んで、この二作が思いうかんだ。
けれど、そのどちらともちがう。異質、唯一無二の世界。

耳孔から入りこんで、宿主の脳髄と記憶を啜る寄生生物。
流しこまれるあまい毒、構築される仮想空間。
究極的なサディズムと、抗いきれぬマゾヒズム。

恋愛小説としても、まったくあたらしい。
カラスウリさんの世界を知らないことは、クリエイターにとっての損失である。
私もこのかたつむり少女のように、カラスウリさんの世界を啜りとってわがものとしたい。
……というようなことを書くと変態そのものだ。カラスウリさんの書く世界そのものが、あまい毒である。私の脳髄もすでに、やられているのかもしれない。
レビュー作品未熟なたまごを持つふたりカラスウリ完結済 / 全3エピソード純文学[文芸]
◯ークソウルシリーズを全てプレイしたものですが、この小説を読めば、ダークソウルシリーズの素晴らしさがあらためて分かります。なんと素晴らしいゲームかと。この小説はそこらへんのゲームレビューよりも価値があるので、ダークソウルシリーズファンは特に読んでほしいです。もちろん、そうでない方も必見!!この作品の別視点で描く作品をさらに別視点で描く「闇の中の氷」と「光の中の炎」を執筆予定なので、そちらも楽しんでいただけたらと思います。ちなみにそれらの作品の登場人物は最期の晩餐 the last dinnerを別視点で描く最後の晩餐 the last supperに登場します。そちらも楽しんでいただけたらと思います。
レビュー作品闇の中の炎里憂&抹茶パフェ連載中 / 全12エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
札師のイオは、逗留した洞窟で一柱の蛇神と出会う。

生まれ変わった妻に会いたい。

そう頼み事をしてきた、蛇神の依頼を受け、彼女が向かった村は、異質な空気に揉まれた少女がいたのだった。


人と神。男と女。親と子。

それぞれの愛、妄執が絡み合い、それでも最後に残る感情は、想いは何なのか。

神という長命の者から見た世界。人という限りある者から見た世界は、それでも交わって、絡まりあっていく。

結びつけるは愛。これはその結びつきの強さの物語と心得ます。
レビュー作品荒れ地に立つ蛇カラスウリ完結済 / 全6エピソードヒューマンドラマ[文芸]
祝☆100話達成☆記念

まおリトには多くの魅力があります。まずは何と言ってもキャラクター一人一人の個性。
他作品を悪く言う訳では無いのですが、なろうにはとにかく美少女ハーレムが多い。それ一辺倒だとどうしても単調で、くどくなりやすい。
そんな中でこの作品は、そういった要素も含めつつ中年の魅力、「ダンディ」な雰囲気がバランスよく漂っている。
更に、勘違いものとしての完成度の高さ。常に、「もし主人公がこの評価を聞いたらどう思うか?」、「他のキャラはこの様子をどう思うか?」そんな事をついつい考えてしまう。そしてニヤニヤとしてしまう、特に不快感も無く。
そして、描写センスの高さ。普通の作品なら、「今回の話は微妙だったな〜」と、そんなこともあるでしょう。しかし、どういうことかまおリトにはそれが無い。事務的な進行の筈でも面白おかしく読める。
なろうの中でも最高峰の作品だと思うので、皆さん是非ご一読を!
レビュー作品魔王様、リトライ!神埼 黒音連載中 / 全82エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
後悔はしたくない。だからもう一度、同じ時間をやり直す。

なぜか懸命にオカルト研究部を作ろうとする美少女、桜木遥。彼女の必死さに、タイムリープ能力を持つ主人公、黒木明は思わずオカ研に入部してしまう──こんな始まりの一章の前半は「青春学園モノ」。長くて退屈な日常です。まるで明のリープ能力のように、同じようで違う会話を繰り返す二人がいい。

彼女の行動に、明はどうして?と思う。彼の疑問は、やがて恋愛に必須の感情、つまり「あなたのことをもっと知りたい」へと昇華し、後半の「オカルトモノ」での謎解きに不可欠な強い力に変わります。ここが一番の読みどころ。

ある日突然訪れた彼女の死。もう一度同じ日常を迎えるために、明は後悔を繰り返し、リープを繰り返す。少しずつ、勇気を出して彼女の謎と彼女の気持ちに踏み込んでいくのです。

彼女の運命を変えるために。自分自身のために。もう二度と、後悔しないために。
レビュー作品ルーザー&リーパー~これは青春学園モノかRe:いやオカルトモノだ~みっトン連載中 / 全48エピソードヒューマンドラマ[文芸]
この作品は、何と言っても設定が面白い!!私の一押しゲームのDALK SOULというゲームと設定が似ていて、読むとかなりの緊張感を与えられます。最初の一行目を読んだその瞬間から、この作品の世界観に引き込まれます。さらに、この作品は回を重ねるごとにどんどん話のスケールと言いますか、それが広がっていくのがとても魅力的に感じます。ガチで面白いので是非読んで頂きたい!そして、この作品の違う視点で描かれる[光の中の氷]を私、イル=リンが執筆する予定ですのでそちらも一緒に楽しんで頂ければと思います。
レビュー作品闇の中の炎里憂&抹茶パフェ連載中 / 全12エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
※この投稿者は退会しています
普通に読み始めたら度肝を抜かれることでしょう。
かなり意外な展開の作品です。

「いじめ」「殺人」からイメージされる短編とはかなり違っています。
深読みしようとすれば、いくらでも深読みできるようなテーマを扱っています。

現実にこういうことが起こっていてもおかしくない…あるいは、近いことがたくさん起こっているんじゃないかと思わせる迫力と筆力がある作品です。

ラストまで一気に読むことをオススメします!
レビュー作品フィクション殺人事件菱川あいず完結済 / 全14エピソード推理[文芸]
家族で遊園地にあるダンジョン体験のアトラクションに参加したところ、洞窟の中の扉を開けたら光に包まれて、なぜか異世界に飛ばされるという入り方に、とても面白く読めました。夢のような異世界が、何も分からないまま、ようやく夢でないことに気づき、実は大変な事に巻き込まれていたという。国王や将軍、精霊やエルフも登場し、世界観がまさにファンタジーらしく、今後どのような展開を待っているのか。異世界の中でそれぞれの人物がどのように生きていくのかとても気になる作品です。
レビュー作品家族で異世界に行ってみたりゅうポン連載中 / 全45エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
※この投稿者は退会しています
私の作品を思えば十分高ポイントに見えてしまうけれども、この巨大サイトではそんなポイントですらも超低ポイントになってしまうから恐ろしいものだ。
このエッセイは、そんな著者が書籍化オファーを受けてから出版されるまでの戦いを綴った実録である。
作家というのは孤独な生き方に見えるが実際はそうではなく多くの人に関わり合い、そして一冊の本を出すために皆で戦っていくチームの一員だということが伝わってくる。
「私は作家になる」それは人に言えば鼻で笑われるような夢物語のように聞こえるが、そこまで遠くない運の要素もあると思うが頑張れば手の届く夢なのだと思う。そんな夢をその手に掴んだエッセイであり、またその夢の内容の現実を書いたこのエッセイを読んでからその夢について考えて欲しい。