ほとんどの料理無双物がありきたりで首をかしげるような技法の話が蔓延する中、オリジナリティがあってリアルで美味しそうな文章に引き込まれました!
特に、マドレーヌ・アルノルトみたいな普通のお菓子のマドレーヌにひと工夫入れたところや、鹿肉と胡桃の特別料理みたいに、その場所で出来そうだけどなさそうな、且つ料理の美味しさが匂い立つような表現が素晴らしかったです!
それと、最初とタイトルからかけ離れた場当たり的な作品が多い中、他の作品と同様に、構成力があってリアルにぶれずに話を積み上げていくところも良いですね~
最後に少しだけお勧めの料理本を。
ジャンリュック・ムーランの「フランスの地方菓子」
「ジョエルロブションのお家で作るフランス料理」
この物語の着想の一助になれば嬉しいですね♪
では、今後の物語も楽しみにしていますね!