イチオシレビュー一覧

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転生やチートなどではなく、旅をし、仲間を集め、魔王を倒す。まさにファンタジー。

とにかく話が面白い。

世界観がしっかりしているし、用語の説明もくどくない。八人の魔王と世界にどんな謎があるのかも気になる。ハーレム要素もあるが、それはそれでいい。

まだまだ始まったばかりらしく、エタって欲しくない。文章もどんどん成長しているので楽しみ。

こういったちゃんと考えられた物語を是非見ていただきたい。
レビュー作品八人の魔王がいる世界でシスターの私にできること松村道彦完結済 / 全108エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
※この投稿者は退会しています
誰しもが、一度は考えた事があると思います。テンプレ作品を書くにしても、そうじゃない作品を作るにしても、自分らしさを出してみたい。と。

執筆するためには、何が必要となるのか。それは感想欄を見て分かる通り、人それぞれだと思いました。
モチベーションだったり色々で、人によって考え方が違うという事も改めて知りました。

このエッセイを読んで思ったのは、執筆活動をするために必要なのは人によって違うという事なのだと。
それを、もう一度考える機会を与えてくれたのだと思います。
中世ファンタジー世界で人々はどのように生活しているのか。
この、言ってみればごくありふれた題材を、現代から転移したコンサルタント経験者の主人公を絡ませることで、説得的かつ魅力的に描き出した労作。

本作の魅力は、著者の入念な調査と弛まぬ努力が作り出す「理路整然とした現実味」だろう。
主人公の目に映し出されるファンタジー世界は、実のところ、概ね私たちにとって理解可能な原理で動いている。それはある意味、現代の鏡像だ。

物事の道理が一つ一つわかりやすく説明され、それらが歯車のように組み合って大局を動かしつつも、他方で枝葉が動かされている。そうした世界が主人公の思考を鏡面にして映し出されるところには、知的な面白さがある。

主人公は熱血漢ではないし、戦いにも強くない。国や会社を乗っ取るドラマティックな下剋上があるわけでもない。
にもかかわらず、読み物として十分に面白い。
最近読んで心を揺さぶられた作品。
「悪の意味とは何か」を問いながら、外道も卑劣も厭わずに、「悪の王」へと駆け上がらんとする一人の少年の物語。
少年は悪行を行う天分を持ちながらも心優しく、それだからこそ悩むし、だからこそ人間味溢れた熱さを吹き込まれている。

作品を通してご都合主義かなと思う展開がないではないし、主人公のキャラクターは人を選ぶだろうけれど、それ以上に訴えかけてくるものがある。面白かった。
レビュー作品悪の組織の求人広告Q7/喜友名トト完結済 / 全106エピソードその他[その他]

SF物語です。
乗っていた宇宙船が事故にあい、存命出来るわずかな可能性にかけて、コールドスリープ状態になり、発見を待つ。
といったところから物語が始まります。

序盤は豊富な表現力と語彙力で読者の関心を掴み、後半からは全く予想の出来ない方向へ展開していきます。


コールドスリープという選択の結果の世界を、ぜひ体験してください。

摩訶不思議な世界観と、最後の一言に痺れます。
レビュー作品種の起源ケンタッキー短編宇宙[SF]

喜びと悲しみと、幸せと愛の色が混ざって、黒くなってしまったような、そんな印象をうける作品です。

一文一文、一言一言に重みがあり、それらを噛み締めるために何度も何度も読み返します。
そのたびに不安になると思います。


『自分もそうなんじゃないだろうか?』と。



読んでいると、まるで自分のことのようで。
まるで自分の弱さを見透かされている気持ちになります。

ヤマアラシのジレンマを読んでいて思い出しました。
それでも、最後の一文に救われます。
少なくとも私は、救われました。

心の内側を描く、ヒリヒリとした作品をお探しの方はぜひ。おすすめです。
レビュー作品抱擁牧田紗矢乃短編ヒューマンドラマ[文芸]
『おだんご』という可愛いタイトルからは想像もつかない物語が展開していきます。

文章がとても美しく、ほどよく淡白で、胸を掴んで話しません。
とても癖になる文章です。

最後のオチはどこかホラーチックで、読んでいてドキドキしました。まさか、そんな意味を込めるなんて……。

最初の掴みも完璧で、最後まで一気に読み進めてしまいます。

繊細で胸を締め付ける作品をお探しの方はぜひ。




レビュー作品おだんご(短短編)高山夕短編現実世界[恋愛]
1561年の姫路から始まる、読みやすさと読み応えが両立された良作です。

主人公の黒田隆鳳(ときたか)は黒田家の養子、現代知識持ちの転生者にして武力特化型の人物です。その属性からして安易な無双物になる事が危ぶまれがちですが、登場する史実の人物達は皆個性的で魅力溢れる者達ばかりであり、決して主人公の「独り舞台」にはなりません。特に回が進む毎に渋みと頼りがいを増していくおっさん達の姿は個人的な推し所です。
また、2章を読み進めていく事で主人公が天下を目指す理由の大元が明らかになります。この時代に生まれてしまったからこそ抱いた、この時代を変えたいという思いは、物語冒頭からは想像できなかった程に重く、強く、大きなものでした。主人公自身が持つ読者を惹きつけてやまない魅力はここに集約されていると、私は思います。

―――唯只管に、前へ、前へ
レビュー作品藤巴の野心家北星連載中 / 全105エピソード歴史[文芸]
やり込んだゲーム世界のプロローグでしか情報を確認できない勇者を助けるために魔王を足止めした英雄に転生?してしまった主人公。
特別なスキルがあるわけでもなく、修行に次ぐ修行と強敵との数々の死闘を繰り返して強くなっていきますが、未だ全容が見えない強大すぎる敵の数々に簡単な俺TUEEEEとは決していきません。
他力本願というよりは隅から隅まで設定を知っているとはいえ、出来ることと出来ないことを把握しているため、出来ない分野を仲間に任せたり、発展させたりして補っていくというスタイルなだけでなんでも出来る昨今の万能系主人公と違い、とても好感が持てます。登場人物もとても魅力的であり、バトルシーンも細かすぎない描写でわかりやすく、コメディとシリアスが混在していてとても面白いです。
一昔前のジャ○プのような爆発力を内包していると思うので読まなくちゃ損です。 素晴らしい作品なので今すぐ読みましょう!!
レビュー作品【番外編完結】他力本願英雄寒天完結済 / 全241エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
日本人の原風景とも言われる『田んぼ』

それは、やはり日本人の遺伝子にも刷り込まれているだろうお米に根差したのかもしれない記憶。

でも、実際お米ってどうやって作るの?
農家の方達はどうやって田んぼで作業しているの?

そんな疑問を、実際の体験から語ってくれるとても読み易く分かり易いエッセイです。

嗚呼、また米が食べたくなります。
レッツ炊飯!
レビュー作品お米のおはなし〜とある農家のつぶやきKEY完結済 / 全18エピソードエッセイ[その他]