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作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N3297IK
短編 |
男がいた。セミダブルのベッドの端のほうに。
エレベーターの落ちる瞬間、あるいは崖の下を覗き込むような
ヒュッと肝が冷える感覚が常にしている。嫌だ。なのになぜ彼が端にいるかと言うと……
「んごおおおぉぉぉぉ」
彼の横には太った妻。鼾をかき、暗がりの中、近くの公園の池の周りにある
木の杭のような太い腕にうっすらとムダ毛が生えているのが見える。
彼はため息をつく。すると、妻はさらに大きな鼾で返す。
まるで『寝てるからといって甘く見るんじゃないよ』と、言うかのよう。
彼はビクつき、呼吸さえもためらいがちに。そして目を閉じ、物思いに耽る。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: ショートショート 大衆娯楽 最終更新日:2023/09/19 12:00 読了時間:約7分(3,134文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 16 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 16 pt |
作者:雉白書屋/作品情報/Nコード:N0724IK
短編 |
夜中。とある研究所。博士はひとり、ああすれば、こうすれば……と悩み呟いていた。
物事に没頭しやすく、一度集中すれば
寝ることも食べることも忘れるような博士であったが
さすがに物陰からぬるりと現れた男を目にすると驚きのあまり、頭の中が真っ白になった。
「だ、だ、誰だ君は、け、警備は?」
「ふん、鼾かいて寝てやがったよ。質が悪いのを雇っているなぁ」
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: ショートショート エンタメ 最終更新日:2023/09/12 11:00 読了時間:約5分(2,142文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:コロン=シャイン/作品情報/Nコード:N5485HV
連載中 (全21エピソード) |
「え? 異世界転移? バカじゃないのかお前(真顔) そんな現実逃避してないで、さっさと洗濯でもしろよ」
いつも安易なファンタジーを貶していた主人公さんだったが、その主人公さん自身が今まさにその安易な代物を体験しているようだ。
勿論、異世界転移など現実にあろう筈も無く、斯様な物は幻覚に決って居る。
しかし、圧倒的に押し寄せる感覚に次第に呑み込まれて行く主人公さん。
現実で須臾の間の事であっても、幻覚に囚われて居る者にとっては異常に永い時間に感じられていたりするのかもしれない。
家族が歯を磨いていたり卵を焼いていたりして居て、主人公さんが寝台で高鼾で転寝している、ほんの僅かな間の出来事。
裏ではそんな感じです。 まあ、多分ね。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転生 異世界転移 幻覚 病気 現実逃避 狂気 錯乱 ぐにゃ~はこれから 最終更新日:2022/09/25 19:06 読了時間:約58分(28,662文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 12 pt |
作者:泉末広/作品情報/Nコード:N6878HV
短編 |
自分は大丈夫、なんてありえない。
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 雲 鼾 一切合切 濁り 地球 眠り 最終更新日:2022/09/18 22:08 読了時間:約1分(409文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 18 pt |
作者:泉末広/作品情報/Nコード:N3454HR
短編 |
いつになったら好きになれるの?
いつになったら嫌いになれるの?
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: R15 好き 嫌い 難問 九死に一生 起死回生 輪廻転生 鼾 吐息 最終更新日:2022/06/10 09:06 読了時間:約1分(354文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:りんと鳴いて、ニャァと言う。/作品情報/Nコード:N4484GK
連載中 (全10エピソード) |
勇者と呼ばれるあの人は、美しい瞳を持っていた。
共通点は、同じ知人が居ることだけ。
それなのに、どうしてこうも、貴方と同じ時間を過ごしているのだろう。
困惑するシャクアは、古びた神殿の涸れた泉に持っていた黄金の羅針盤を投げ棄てて、スッキリした顔でのたまった。
「まっ、どうせ何度会っても忘れられてるでしょ。」
彼女だけが、勇者の真意を知らない事実に、一体いつ気付くのやら。
もそもそと葉野菜を咀嚼する岩亀は、プカプカと鼾を掻きながら、皆の気持ちを代弁してそう嘯いた。
(※時系列がたまに飛んでいますので注意※)
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 身分差 日常 勇者 淡々 亀 孤児 猫 デレは最後 最終更新日:2021/08/30 00:00 読了時間:約55分(27,075文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:有未/作品情報/Nコード:N7735FO
短編 |
日脚の伸びた夏の午後、隣で眠る彼女は雷のような鼾をかいていた。
一滴の雫となって僕は世界に落ちて行く。彼女の笑顔が好きだから。
※本作品は、note、pixivでも公開しています。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 現代 短編 短編小説 恋愛 夏 恋 最終更新日:2019/06/21 00:07 読了時間:約3分(1,131文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 24 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 22 pt |
作者:ロマンティー/作品情報/Nコード:N3325EJ
短編 |
ふと思いついた作品です。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 最終更新日:2017/11/08 00:29 読了時間:約1分(381文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:山口和朗/作品情報/Nコード:N5730DV
短編 |
「木の男」
夜が怖い、死を受け入れたように病室が眠りに就く。昼間確かに隣りも、その隣りも、今では関係のなくなってしまった窓の外の景色に不安を漂わせていた彼等なのに、鼾さえかいて夜を眠っている。特別室のこの彼等が眠りを受け入れるからこそ怖い、彼等があのようにして死を受け入れると予想させることが怖い。私は私の死を未だ受け入れる方法を知らないのだから。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 私小説 小説 純文学 個人誌 哲学 エッセー 詩 童話 掌編 癌サバイバー 日記 評論 思想 最終更新日:2017/03/02 20:37 読了時間:約17分(8,014文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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