イチオシレビュー一覧

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祖母を失い天涯孤独になってしまったセリアは、恋人のウィリアムから突然、求婚されます。
ウィリアムは「身内に不幸があったら、結婚を考える。よくある話だろう?」と言いうのです。
ですが、ウィリアムの狙いは明らかに、祖母がオーナー務めていたホテルの経営権……!
果たしてセリアの取る選択は……!?
この機会に、是非ご高覧ください♪
ストーリーは王道な悪役令嬢もの。
小市民から憑依型転生したラスボス級悪役令嬢が、小説のストーリーを捻じ曲げようと知識チートでわちゃわちゃしていく前半。
絶対的守護者の父の死と、否応なく政争に巻き込まれていき、シリアスを増していく後半。
現段階ではまだ完結していないが、ハッピーエンドに到達しそう。
魅力的なキャラと丁寧な書き方で、引き込まれて、魅せられる物語です。
 序盤の展開はやや既存の悪役転生ものに酷似しており、既視感を覚える読者もいるかもしれません。しかし、それを乗り越えた中盤以降の物語の広がりと、テイムスキルを巡る考察の深さは、その懸念を払拭するに足るものです。キャラクターそれぞれの個性も際立っており、特に主人公がテイムするユニークな魔物たちの存在は、物語にコミカルな彩りを添え、読者を飽きさせません。「外れスキル」の可能性を最大限に引き出す知的な戦略と、主人公の人間的魅力が織りなす物語は、きっと多くの読者の心を掴むはずです。

 1巻漫画の表紙には騙されましたが、読み進めると月山先生の画力・展開の素晴らしさに2巻発売日8月6日が待ち遠しい!
7933字の異世界恋愛です。

ヒロインは貴族令嬢のヴェリエル。物語はヴェリエルが婚約者である王太子ロガンツ(第二王子)に婚約破棄を宣告される場面から始まります。

その瞬間、ヴェリエルは前世を思い出します。尊敬する政治家の政策秘書だったことを。テロリストからその政治家をかばい、命を落としたことを。

かくてヴェリエルは病弱であるという理由で辺境の砦の主となった第一王子パリンダムと婚姻することになりました。

その頃ヴェリエルは政策秘書の血が騒ぎ出していました。簡単に色気にほだされ、政略結婚の婚約破棄をしてしまうロガンツにはこの国の未来は任せられません。

領民を思いやる心のあるパリンダムの方が適材です。それにパリンダムの姿は尊敬していた政治家を思わせて……

冴え渡る元政策秘書のヒロインの手腕。そして、ラストはハピエンです。
豆腐のきもち、という着眼点が、新鮮かつ画期的で良かったです!(^ー^)

個性溢れる視点で綴られる作品。
だからこそ唯一無二の魅力、味わい深さがあります。

とても印象的な詩作品でした。
好きな感じの作品です。

みなさま、よければぜひ、この機会にこちらの作品を読んでみてください!
老若男女問わずおすすめいたします!m(_ _)m
レビュー作品豆腐のきもち藤山さと短編詩[その他]
グルメ要素強めのエッセイ作品です。

食とは楽しいものですよね。
読むだけでもワクワクすることができます。

個人的には、
『いわゆるオムレツであって オムライスではなくて
 それはもどかしいけど それが嬉しくもあって』
という部分が特に印象的でした。(^ー^)♪♪

みなさま、よければぜひ、今夜こちらのエッセイを読んでみてください!m(_ _)m
レビュー作品挽き肉とタマゴ。caem短編エッセイ[その他]
読み終えたときの読了感、余韻……ほんと短編なの?って思わず確認してしまうほどの作品!
8000字弱で書かれた本作ですが、いつのまにか感情移入しすぎてしまうほどの描写、この文字数の何倍もあるように錯覚しまう内容の濃さが本当にすごい……

タイトルにもあるように誰しも一度は見聞きしたこともあるあの物語。
その裏にこんな隠された人間ドラマがあったとしたら……
運命に翻弄された姫に待ち受ける結末は……希望なのかそれとも絶望なのか……
ぜひともあなた自身の目で見届けてほしい!
そして、物語は続いていく……700年後の未来へ……

さあ、あなたも一緒に物語世界へ旅立ちませんか?
レビュー作品真・かぐや姫伝説ポノキオ完結済 / 全3エピソード現実世界[恋愛]
 2025年7月1日、最新話11首まで読んでのレビューです。
 死んで生首だけの霊となった幼馴染を相方に、バケモノじみた怪異を祓ってまわる、テンポの良いオカルトアクションです。
 怪異との戦いではカーチェイスしたりヘリが出てきたりと、かなり派手な場面が続きます。
 除霊モノという、ともすると地味なイメージを抱き勝ちなジャンルからは想像つかない派手さです。

 そして、軽い文体やテンポ良く進む展開と裏腹に、何気にハードなドラマが用意されています。
 割とガンガン人が死に、読めばわかりますが登場人物のバックボーンはかなり重めです。
 そうでありながら、読んでて辛気臭さを感じさせないのが本作の面白い所です。
 ヒロインが生首という奇抜なアイデアといい、「一風変わった話を読みたい!」とお思いの方は、ご一読されてみてはいかがでしょうか?

 あと個人的に、美尻の怪異は結構ツボです。
 くそうwww
ディフェリーヌには、出来は悪いが顔だけは美形な婚約者がおりました。
家同士が決めた政略でしたが、ディフェリーヌはアフェルの顔だけは好みだった為、色々力になっていました。
そんなある日、とんでもない現場を目撃してしまうのです。
アフェルが他の女と浮気をしていたのです。
衝撃を受けるディフェリーヌでしたが、
浮気現場を目撃した事により一気にアフェルへの気持ちが冷めて行きます。
そして、その浮気現場をもう一人の人物が見て居たのです。
その人物こそディフェリーヌの今後の人生に大きく関わって来るのです。
一気にアフェルへの気持ちが冷めたディフェリーヌは、
アフェルに婚約破棄を突き付けます。
その後顔だけ好みの婚約者と別れたディフェリーヌに、
あり得ない人物がアプローチして来ます。
そのあり得ない人物とは?
そして、今宵はあの有る意味有名な騎士団が久々の獲物に舌鼓を打っているかもしれませんね。


守雨さんの、珠玉と言う表現がしっくりくる作品です。
あらすじは作品情報を読んでいただくとして、ここでは走竜を中心に。

この作品で特に魅力的なのが走竜の存在。馬や駱駝のように人々の生活に根付いた実用的な生き物として描かれています。走竜の扱い方、特性、調教の仕方も細かく描かれ、身近な存在として感じられます。
その在り方も、なろうファンタジーにありがちな変に人間的でも逆にファンタジーにありがちな神話的存在としての「ドラゴン」でもなく、人と共に在る存在として魅力的に描き出されています。
特に25話の「離れ業」では、走竜と主人公がまさに誰もが無理だと思うような離れ技をやってのけます。もう一つ、13話の「砂州」からのエピソードも走竜と主人公の絆を感じさせられます。

勿論、走竜を介して深まる主人公の恋愛模様も見逃せない大きな魅力です。
走竜と恋愛、どちらの視点からでも楽しめる、魅力あふれる一作です。