イチオシレビュー一覧

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とあるオーパーツに魅入られた主人公。

主人公の中で、そのオーパーツはとてつもなく偉大で危険な存在。
なぜなら、人をも殺してしまうのだから。

そんな危険な物は、厳重に保管しなければならないと躍起になる。

しかし、彼が保管場所に「ふさわしい」と思う場所は、オーパーツの名のごとく「場違い」な場所ばかり。

彼が必死になればなるほど、シュールな物語が展開されていく。

きっと気付く人は、タイトルで気付いてしまう。
そのオーパーツの、呪いのようなカラクリに。

「それって、単純に……」

それでも、その先を読んでしまう。
最後の1文字、コメント欄まで。
個性的で凄く面白い恋愛コメディでした。

ギャグがとっても面白くて笑いと独特の恋愛世界観が面白すぎですよ。

主人公の孤児に突然家族が現れるのですが、独特の世界観なのでとても新鮮に思えました。

私的には腹黒すぎる心配性のいもうとさんが好きなキャラクターです。
そのほかのキャラクター個性も羽上がっていますよ。

通学の電車で笑ってしまいました。

かなり前に完結済みとなってましたが是非第2部も続けて執筆してもらいたいです。
※この投稿者は退会しています
時の流れというものは恐ろしい。
時間というものは気づかずして流れてしまうからである。
人間は時を操作することができない。
時間の流れを調節することができたらいかに楽なことだろうか。
嫌な時間は早く過ぎて、楽しい時間は遅く過ごす。
こういうことができたら素晴らしい事だと思う。
しかし、実際にはできないことである。
また時の流れを止めることはできない。もし、それができたなら永遠の二十歳を楽しむこともできることだろう。
だが、それらができないからこそ人は生きられるのではないだろうか?
レビュー作品時間とは恐ろしい物だ。ぬうと短編エッセイ[その他]
主人公であるオークの旅人、バッシュは言うなれば車寅次郎。

寅次郎のような子供っぽい人では無く、オークとしては実直な人柄で戦士としても傑出した英雄なのだけど、とにかく惚れっぽいのですぐ女難に巻き込まれる。

童貞捨てたいだけなのに、女性や周囲が抱える問題を解決してしまい、時には心を通わせるものの恋は成就せず旅を続けていく。

しかし種族的な特徴も込みで鈍感なところはあるが、欲求の解消だけでなくまともに「恋愛」をしようとしているオークというのは、作中でもバッシュだけかも知れない。
人に気を遣えるくせに、女心だけは全く分からないあたりが中高一貫男子校出身者を思わせ、応援したくなる何かがある。

相棒のフェアリーもバッシュを助けてくれるが、こと恋愛に限っては役に立つようで立たないという絶妙な立ち位置。
各国の登場人物も魅力的で、物語上で再登場したりするとうれしくなる。
今後も楽しみにしてます。
レビュー作品オーク英雄物語 ~忖度列伝~理不尽な孫の手連載中 / 全97エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
一番入った湯で言うと千葉の市原にある地元温泉ですが(ゆらくの里)効き目に驚いたのは鹿児島の指宿温泉です。
砂風呂の後に酸性強い温泉に使ったら体がツルツルになりました。

なので指宿に一票。

全体の流れはとてもテンポよくて面白かったのでぜひ連載化して他の人外との絡みも見たいです。

あと、猫を期待してたので猫又の猫の姿の出番をもっと増やしてほしい(笑)
近くの食料品店に『唐揚げ粉』を買ってくるようにと言われた筆者。
食料品店までは子供の足で歩いて片道10分くらい。
子供の足でもすぐに帰って来られる距離なので、簡単に終わると思われた……が。
唐揚げ粉はお店に置いてなかったのだ。

しかし、筆者は諦めない。
三キロほど歩いて行ったところにスーパーがある。
そこになら置いてあるかもしれない!
当時小学三年生だった筆者は、そこまで歩いて買いに行くことにしたのだ……。

とまぁ、割と無茶なことをする話。
この後どうなったのかは本編で。

買い物に夢中になる幼い子供の姿を見まもる気持ちで読んで欲しい。
レビュー作品お買い物の思い出水沢準短編エッセイ[その他]
今回レビューを書かせて頂きます。

主人公は小学1年生の娘がいる母親なのですが、あるきっかけで螺旋状の物を見るととんでもない恐怖の感覚に襲われていきます。

その状態はどんどんエスカレートしていき、やがては夢にまで螺旋階段を見てしまいます。

夢と現実両方で螺旋に恐怖し、心身ともに消耗していき見てる側はハラハラしました。

しかし、恐怖を克服したきっかけは愛娘であり、娘の優しさを感じたのです。

どのように克服したか気になった方は是非お読みください。
レビュー作品螺旋をとく石江京子完結済 / 全4エピソード純文学[文芸]
愛する妻が作るお味噌汁。
ちょっと一味違う。
どう違うのか、ぜひ本編で。

割とすぐにオチが見えた。
なるほどねー、なるほど、なるほど。
みたいな感じで読んでて……ああやっぱりとオチが見えた。

その後ですよ。
想像の斜め上を行くオチが待っていた。
これにはちょっと驚かされました。

1000字という文字制限、お味噌汁というネタで、オチをつけるだけでも大変なのに……。

完成度の高さにただただ驚かされた作品です。
10026字の異世界恋愛。やや文字数が多く感じられるかもしれませんが、テンポ良く読みやすく、短く感じられるかと思います。

舞台は日本に似た感じの異世界。主人公は女学校を出たばかりの春風。彼女は住み込みでお屋敷の女中に就職しました。

それまでの彼女は両親を失い、伯父に育てられましが、とてもつらい思いをしてきました。

そんな彼女に温泉付きの住み込み女中はまさに渡りに船。しかも、周りの方たちもいい方ばかり。でもちょっと変わっているかな?

そんな楽しい日々を送っていた彼女がある日突然伯父に呼び出され……

ここから先は実際に読んでお確かめください。

ほっこりして優しいんですが、ちょっと不思議な物語。あなたもご一読ください。

ここは三途の川。
主人公は死者を船に乗せて送る渡し守。
渡船場から沢山の死者を渡し舟に乗せ、あの世へと渡している。

今回やって来たのは……なんと子供。
幼くして命を落とした。
それも理不尽な理由で。
筆舌しがたいその死の理由は、思わず目を背けたくなるほどだった。

主人公はその子供にやさしく声をかける。
どんなに言葉を尽くしたとしても、その子供が救われるはずがないと分かっていながら。

最後にその子供は、現世でのある行いを思い出す。
それが……。



世の中には理不尽があふれている。
最後の最後に差し伸べられた救いの手は、果たしてその子供を救えたのだろうか?

作者が魂を込めて書き上げた渾身の一作。
シリーズものなので、他の作品も合わせて読んでいただきたい。
レビュー作品ミミズを救いし者Q輔短編純文学[文芸]