ジャンルは世界系と言って良いのか分からないが、そんな作品。
冒頭からいくつか伏線を張っており、今後の展開を予期させるアプローチを取ってくる。魔法の設定の周りも現状分かりやすく作られており、簡単に頭に入ってくる。世界観としても現実世界と幻想世界、その間の世界という三つの世界があるのも特徴的で、今後これらが展開されるのを期待。
気になる点としては物語の初っ端から謎というか伏線を張りすぎると肝心の人物設定や世界設定の焦点がボヤけてしまう点。確かに冒頭から世界観の設定をあまりし過ぎるとついて行きにくいが、とはいえ設定についていくためのヒントみたいなものは何かしら欲しいところ。もしくは主人公やヒロインのリーゼの人となりが掘り下げられるような話の展開をもう少し見たいところ。たくさんの謎やとっておきのサプライズが隠されていると思うので、それらが出てくるのを楽しみにしたい。