独自の詠唱、魔法文字が奥深くて面白い。玉貨というお金で魔力を回復する設定が面白い。
そして古文で使われるような昔の漢字が、詩的で目新しい!
主人公のあめのは聖女としての自覚が乏しいようですが、しっかりと聖女ムーブしていて燃えます。
異世界の価値観からすれば「聖女らしくない」みたいですけど、彼女は本当に「清らか」という言葉が似合います。繊細で、人のこともよく見ている。
聖女を利用することしか頭になさそうな王太子、そして彼と国王との会話は、ギスギスピリピリして……このまま、どうなっちゃうんだろう!? と思わずにはいられません。
出てくるお姫様もなかなか曲者ですし、あめのの実力は、なかなか正しく理解されないんですよね。
政治的なアレコレで振り回されまくっていますし、異世界転移も楽じゃありません!
個人的に、相手役のランベールがハーブティーに詳しいのがギャップ萌えでした。