春の初めの寒さがじんわりと立ちこめている季節。温度計を見て、「こんなに気温が低いの！？」とビックリしてしまった経験って、きっと誰にでもありますよね。

まだこんなふうなのに、これから本当に気温が上がっていくんだろうかと不安に思ってしまう人も多いはず。

この詩は、そんな憂う心を詠んだ作品です。

凍える朝の一時を、ぜひ体感してみてください。

みなさんは異世界転移・転生モノと聞くと何を想像しますか？

私の場合は、主人公が神様やらなにやらからチートスペックをゲッチュ、もしくは転移・転生した影響で手にした能力で、その世界で無双しハーレムを作りあとはスローライフ……そんな話を連想します。

そして本作も、そんな物語ではあるんですが…………途中から毛色が変わり始めます。

まさかの転生の理由。先行きの見えないエンディング。意外な人物の覚醒。世界の在り方。世界の違和感。消滅する■■。残された存在。謎の書物。

普通の異世界転生モノとは一味違う。
そんな、コンテストで佳作に選ばれるほどの本作を……あなたもぜひ、一度お読みになってください。

従来の異世界モノとは違う……クセになる味を味わえますよ♪（たぶん（ぇ

悪役令嬢が活躍する話ですが、ドロドロした関係や、ややこしい話などはないのですらすら読めます。

主人公はまっすぐな性格で、素のままで登場人物達と接し、彼等を惹きつけていくため、気持ちよく読み進める事が出来ます。

登場人物達は全員キャラクターがしっかりしているため、誰がどんな立場なのか、主人公に対してどんな感情を抱いているのかも分かりやすいです。

全体的にコメディの雰囲気が強めですが、ラストはシリアスもあり、意外な事実も判明するので目が離せません。

乙女ゲームの世界だけでなく現実世界の事もしっかり描かれている良さが出た終盤となっているため、最後までぜひ読み進めてほしい作品です。

「第３回なろうラジオ大賞」参加作品です。

企画の趣旨に基づき、文字数は９９６文字。ジャンルは現実世界恋愛です。

登場人物は下野（しもの）くんとクラスメートの巽（たつみ）さんの二人のみ。

ある日、下野くんが巽さんから受け取ったのは何と彼女の声が録音されたカセットテープ。

また随分古風なものを。カセットテープの再生機器など持っていない下野くん。

すると巽さんは再生機器まで用意してるし。

下野くんは状況が分からないまま、再生すると意味の分からない言葉が。

そう。それがタイトルの「きすがんくのもし」。

意味分からない。でも、巽さんが貸してくれた再生機器に謎を解くカギがありそうですよ。

それは実際に読んでお確かめください。

思いは伝えたい。でも、恥ずかしい。そんな時には……

先生と男の子、二人の奇妙な関係。

ミステリアスさと独特の味わいが読み手を不思議な世界へと誘ってくれる、そんな作品です。

不思議な感覚を味わいたい、という方には、ぜひともこの作品を開いてみていただきたいです。

夜の読書タイムにも良さそうですね。

よければぜひ読んでみてください。
独特の魅力があなたを待っていますよ。

ナイムの街で、夜な夜な発生する通り魔事件。
躍起になって犯人を捜す自警団に協力する冒険者のジェノは、遂に人々を襲っていた通り魔――複眼を持つ異形の大猿と遭遇する――。

という、序盤から緊迫したシーンが展開されますが、物語の主眼は、主人公のジェノや、そっけない彼の事を苦々しく思いつつも放っておけないイルリア、密かにジェノに憎からぬ感情を抱くメルエーナ、そして、通り魔事件に巻き込まれた様々な人々の心情に向けられています。
様々な人々の様々な想いが複雑に絡み合い、時には誤解が生じ、ある時には互いの事情を理解し合いながら、どこか淡々としながらも重厚なヒューマンドラマを紡ぎ出していきます。

ジュノとイルリアの抱える複雑な過去も徐々に明らかになり、物語に没入する事請け合い。
造り込まれた設定と、練り上げられた構成も魅力です。


本格的な“人間”ドラマを堪能したいという方は、是非ともご一読下さい。

僕の部屋にはたくさんの種類のお菓子がある。

でも、それを食べるのは僕じゃなくて彼女。

彼女はいろんな話をしてくれる。

僕は彼女の話を聞くのが大好きだ。

彼女が美味しそうにお菓子を食べて元気になる様子を見るのがとても好きだ。

彼女が元気なら僕も元気になる。ずっと笑っていて欲しい。

このお話には少し秘密がある。

それは読んだ人だけの秘密だからここでは内緒だよ。

駅の近くの雑居ビル。
半世紀近くも前に建てられたその古い建物の中に、その店はある。

だれもそんな場所でおいしいお味噌汁が飲めるなんて思わないだろう。
いや……もしかしたら穴場なのかもしれない。
でもやっぱり……。

誰しも最初は懐疑的だ。
しかし……不思議なことに虜になってしまうそう。

出てきたお味噌汁は、ワカメが漂う業務用インスタントをお湯で溶いたもの。
原価は10円か20円程度。

果たして、そのお味噌汁の真の価値……とは⁉

　魔法少女を夢見てる“桜坂愛梨”が、突如襲った惨劇に巻き込まれてピンチになった所へカッコよく現れる魔法少女。二人がかりで“エネミー”と戦闘を行い、不意の一撃で重傷を負ってしまう
　その一部始終を見てしまった愛梨が魔法少女の変身アイテムを手にして変身し、惨劇のキッカケを生んだ“エネミー”を撃退していく第一話…… とてもよく練り上げられた出だしで、簡単に場面を想像出来る‼︎

　この作品には“軽微な残酷描写”が含まれてるので、そこに深く注意しながら読んでみてください。あと姉妹百合って良いですよね‼︎

さて、恋愛小説が好きと公言する皆さんにお聞きします。
微笑ましい、あるいは初々しい、を更に突き詰めれば何に行き着くでしょう？
そう、答えは
「こいつら、面倒くせー！！！」
です( ´∀｀ )
しかし、思うのです。
初々しいや微笑ましいばかりでは面白味がない、恋愛小説好きならばメンドクサイ男女まで愛でるべきでしょう！！
本作はジャンル的多方面作家、風風風虱先生の描かれるメンドクサイ男女を愛でる恋愛モノ。
主人公、酒見くんと優菜さん、二人が繰り広げる夫婦漫才はニヤニヤ必至！！
さあ、めんどくささと微笑ましさの入り混じった不思議な黄金比、是非そこの貴方もご堪能下さいませ！！( ´∀｀ )