重たいトランクも、歩きやすい靴も要らない。読者はただページをめくり彼らと旅にでるだけ。
ふと手に取り読み始めたら、あっという間に、最新まで読み終えてしまいました(4月30日現在)
旅に出た紋章持ちと呼ばれるウッドシーヴェルは、何人もの仲間たちや敵や協力者と出会うというおはなしです。
そのひとつひとつがなんともドラマチックで、1人につき結構なボリュームがあるはずなのですが、パズルのピースがはまるよう、物語はうまくうまくスピーディに駆け抜けていきます。
ストーリー、文章……良いと思える点はたくさんありますが、最も目を引くのはやはりその構成でしょうか。
また美麗な挿絵がふんだんに使用されているため、絵本のような感覚で、手軽に読めるのも推すべきポイントです。
傑作ライトファンタジー、ぜひ彼らとの旅をお楽しみください。