クロフォード伯爵領の中に存在する、かつて貴族の館だった白亜の豪邸ローズ・パーク。そのオーナー協会員の一人であった地元紳士にして老庭師が、新年の雪の宵に、いきなりの不審死を遂げた。彼は20年以上前に唯一の子を失った、寂しい老人であった筈だった……。
冒頭から読ませる展開で、ミステリ、サスペンス要素をふんだんに含めた、少し大人向けの恋愛小説です。
渋いオジ様キャラが好き(私含む)な人には、絶対おススメです。
そして、とにかく女性キャラが愛らしい!!
そりゃ、惚れてまうやろ~(笑)
賢くて、行動的な少年の活躍も読んでいてとても楽しく、終盤で作品タイトル『花の影を慕いて』の意味が、ああなるほど~! と、納得できる、しっかりと作りこまれた傑作です。
最後にあっと驚く展開あり、読んで損はさせません。絶対に!!