まるで14歳二人組の女の子が出てくる四コマ漫画を思い出させる毒のある面白さです。当てにならないあらすじも、あのシェイクスピアの名言を思い出してしまいます。
そんな話ですから、たしかに童話ですけど、子どもには見せられそうにはありません。でも、本来のグリム童話はおぞましく恐ろしい話だと聞いたことがあるのでこういう童話もありなのかもしれません。そういえば、幼い頃に聞いた童話にはなんだか物足りなさを感じた記憶があります。それは本来の面白さを制限されたことが原因なのではないかと思うのです。この物語にはそのような制限がないので面白く、そして笑いが止まらないに違いありません。
それにしてもこの物語の赤ずきんちゃんはもの凄いインパクトを放っています。その赤ずきんちゃんは、可愛らしい顔をしているに違いありませんが、その中身は……。白雪姫逃げて!
そんなちょっと変わった童話なので、是非読んでみてください!